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セル&ベルリン・フィルー 「1957年ザルツブルク音楽祭ライヴ、3CD・BOX」

2013-02-01 23:17:21 | 歴史的コンサート・ライヴ

 先日はジョージ・セル、手兵クリーヴランド管弦楽団のスイス、ルガノにおけるコンサート・ライヴ盤(1957年)を取り上げたが今回はそのおよそ2ヶ月後の「ザルツブルク音楽祭」でベルリン・フィル客演時のライヴ盤を紹介したい。写真は「独ORFEO D’OR」から2008年にリリースされた3枚組みCD・BOXで8月3日の「モーツアルテウム」と8月9日の「祝祭大劇場」におけるコンサートが収録されている。録音はモノラルながら「ORF(オーストリア放送協会)」オリジナル・マスターテープ音源からのCD化で音質はすこぶる良好である。

 「モーツアルテウム」のプログラムはオール・モーツアルトで交響曲第29番イ長調K.201・ピアノ協奏曲第25番ハ長調K.503、(ピアノ:レオン・フライシャー)・交響曲第40番ト短調K.550 一方の「祝祭大劇場」ではドビュッシー/交響詩「海」、メンデルスゾーン/ヴァイオリン協奏曲ホ短調作品64(ヴァイオリン:ナタン・ミルシティン)・ベートーヴェン/交響曲第3番変ホ長調作品55「エロイカ」が演奏された。ジャケットの解説によれば8月9日のコンサートは当初、エドゥアルト・ヴァン・ベイヌムが振る予定が急病のため急遽セルがピンチ・ヒッターとなったらしい。演奏は特に「エロイカ」はセルらしく堂々としたスケール感が魅力的だ。またドビュッシーの「海」はルガノでのコンサートでも取り上げておりその演奏スタンスはどちらも基本的に相違はない聴きき比べも興味深い。

 



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