今日は過去の「FM・エア・チェック」オープン・テープ・コレクションから久しぶりに「1988年ルツェルン国際音楽祭」ーレナード・バーンスタイン指揮ウィーン・フィルのコンサートを再生してみた。このコンサートは1988年9月8日ルツェルン湖畔の「クンスト・ハウス」で行われたもので当日のプログラムはベートーヴェン「レオノーレ」序曲第3番、バーンスタイン「フルート、弦楽オーケストラのためのノクターン<ハリル>」そして最後にブラームス「交響曲第4番ホ短調作品98」が演奏された。バーンスタイン自身の作品「ハリル(HALIL)」はヘブライ語でフルートを意味し独奏フルート、弦楽アンサンブル、打楽器のために書かれたもので1981年に完成され初演は同年5月テル・アヴィヴにおいてバーンスタイン自身の指揮、独奏フルートにジャン・ピエール・ランパルを招きイスラエル・フィルで行われている。筆者は1985年9月のバーンスタイン/イスラル・フィル来日公演で初めて生を耳にした。またこの作品のテーマは「平和」である。バーンスタインは19歳で戦死したひとりのイスラエルのフルーティストに感銘して作曲の筆をとったと言われている。このルツェルンのコンサートでは独奏フルートをウォルフガング・シュルツが受け持っている。
メイン・プロのブラームスはバーンスタインが得意とするもので1981年~82年にかけてウィーン・フィルとライヴ録音による交響曲全集(DG)は誉れの高い名盤として輝いているがこのコンサートでも同様にスケールの大きい重厚なブラームスを聴かせている。やはり何度聴いても素晴らしいブラームスである。
メイン・プロのブラームスはバーンスタインが得意とするもので1981年~82年にかけてウィーン・フィルとライヴ録音による交響曲全集(DG)は誉れの高い名盤として輝いているがこのコンサートでも同様にスケールの大きい重厚なブラームスを聴かせている。やはり何度聴いても素晴らしいブラームスである。
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