写真のLPは1971年に「ジュリアード弦楽四重奏団名演集」(全5巻」として「RCA」の懐かしい「RED Seal」で発売されたうちの1枚である。(国内盤ーSRA2756)レコードにはこの四重奏団が得意とする分野でもる「新ウィーン楽派」のアルバン・ベルクとアントン・ウェーベルンの作品が3つ収められている。録音はいずれも1959年で「ジュリアード四重奏団」の初期ステレオ名盤として誉れが高い。
レコード第1面にベルク「弦楽四重奏のための<抒情組曲>」、第2面にウェーベルン「弦楽四重奏のための5つの楽章」作品5と「弦楽四重奏のための6つのバガテル」作品9が収録されている。今日久しぶりに針をおろしたが彼らの完璧なアンサンブルと見事な表現力に圧倒された。この「四重奏団」の結成は確か戦後間もない1946年だったと思うがこの録音は第一ヴァイオリンのロバート・マンとヴィオラのラファエル・ヒリヤーの二人が結成当時からのメンバーで第二ヴァイオリンは1958年より参加のイシドーア・コーエン、チェロには1955年より参加のラウス・アダムによって行われている。尚、現在ではこの名演もCD化されており気軽に楽しむことができる。
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