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ヴェルディ 歌劇「ファルスタッフ」 (1960年グラインドボーン音楽祭ライヴ盤)

2013-10-17 18:35:40 | オペラ

 今年2013年はヴェルディの生誕200年の年である。今日紹介する歌劇「ファルスタッフ」は作曲者80歳を前にして書きあげた最後のオペラ、喜劇作品として人気がある。またこの「グラインドボーン音楽祭」でもこれまでに数多く上演されている。ところで「グラインドボーン音楽祭」とはロンドンの南およそ80kmに位置するイースト・サセックス州ルイス(Lewes)近郊で毎年夏に開催される「オペラ音楽祭」である。写真はこの音楽祭からのライヴ音源をCD制作するために設立された「グラインドボーン(Glyndebourne)レーベル」よりリリースされた歌劇「ファルスタッフ」、1960年のライヴ盤である。(ブックレット2CD GFOCD 012-60) 1955年より始まったこのカール・エーベルト演出の「ファルスタッフ」は非常に好評だったようである。指揮はヴィットリオ・グイ、管弦楽はロイヤル・フィル、ファルスタッフは当時当たり役のジェレイント・エヴァンス(バリトン)、アリーチェ役には名ソプラノのイルヴァ・リガブーエまたフォード役には千両役者のセスト・ブルスカンティーニ(バリトン)と役者揃いである。一聴に値するCDである。モノラル録音だが音質は大変素晴らしい。