モーツァルトの「レクイエム」、今や研究も進み従来の「ジュスマイヤー版」のみならず「バイヤー版」はじめ異なる「版」で演奏、録音されている。 写真のLP、クリストファー・ホグウッド指揮「エンシェント室内管弦楽団」ほかによるr演奏もその当時新しい「モーンダー版」を用いた録音で発売当時(1984年)話題を呼んだ1枚だった。この版では大胆にも「サンクトゥス」・「ベネディクトゥス」が取り除かれているほか様々な工夫が見られ興味深い。つまりジャケットの解説によるとジュスマイヤーの手による箇所はカットしモーツァルト手法による「レクイエム」の再現に拘っている。 (写真/国内盤オワゾリールーL28C1795/1983年録音)