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「メロス弦楽四重奏団」 ー ベートーヴェン「弦楽四重奏曲全集」(旧盤)から

2011-09-22 13:51:27 | 室内楽曲
(独Intercord INT820 532)
 今日は「メロス弦楽四重奏団」が結成間もない1960年代末から70年代初頭にかけて録音した最初の「ベートーヴェン弦楽四重奏曲全集録音」から筆者が好きな「ラズモフスキー・セット(第1番~第3番)」を取り上げてみたい。写真はその1993年に「独インターコード」から「CLASSICAL Creations」シリーズとして再リリースされた廉価盤CDである。筆者は同時に全9枚(全曲)を全て買い求めた。
 ところでこの「四重奏団」は1965年にヴィルヘルム・メルヒャー(第1ヴァイオリン)をリーダーとしてゲルハルト・フォス(第2ヴァイオリン/1993年よりイダ・ビーラー)、ヘルマン・フォス(ヴィオラ)、ペーター・ブック(チェロ)のメンバーで結成され2005年の解散まで実に40年に渡り世界的に活働を続けたドイツの名四重奏団である。筆者も来日公演には足を運び彼等の名演に陶酔した思い出もある。ベートーヴェンをはじめとしてシューベルト、ブラームス等々を大変得意としとりわけベートーヴェンの「弦楽四重奏曲」は1983年から86年にかけても「ドイツ・グラモフォン」にデジタル録音による全集録音も完成させている。しかしこの旧盤の「全集録音」も筆者には捨てがたくなかでもこの「ラズモフスキー・セット」はジャケット・デザインのごとき深みのある味わいを聴かせている。
(独Intercord INT820.533)