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私のレコード・ライブラリーから

私のレコード/CDコレクション紹介

「ルネッサンスの音楽」

2012-03-16 13:01:58 | その他

 今日は普段めったに針をおろすことがないジャンルのレコードから写真の1枚を取り上げてみたい。このLPは「Musique de la Renaissance」(ルネッサンスの音楽)と題された2枚組みのアルバムで私がかれこれ40年近く前にフランスのロワール河流域に数多く点在する古城を訪れた際、シュノンソー城の売店で求めたものと記憶している。因みにシュノンソー城はロワール河支流シェール川にまたがって建つ何代にも渡り女性が城主として君臨した優美な城である。
 一般に「ルネッサンスの音楽」とはロワール河流域に建てれた数々の城とほぼ同時期15世紀から16世紀にかけて作曲されたポリフォニー技法の音楽である。これらの作品は当時城の中庭などで宮廷の行事や娯楽のために演奏されていたと思われる。このアルバムには16世紀に活躍したフランスのクロード・ジェルヴェーズ(Claude Gervaise)の作品を中心にイタリアのジローラモ・ファンティニ(Girolamo Fantini)やジョヴァンニ・ピエルルイージ・ダ・パレストリーナ(Giovanni Pierluigi da Palestrina)などの作品も収録されている。たまには時代をイメージしながらこのジャンルの音楽に耳を傾けてみることも悪くない。
 演奏は「ピエール・ドゥヴヴェイ古楽器アンサンブル」(ENSEMBLE D'INSTRUMENTS ANCIENS PIERRE DEVEVEY),パリ国立オペラ座金管アンサンブル(ENSEMBLE DE CUIVRES DU TEATRE NATIONAL DE L'OPERA DE PARIS)ほかによるもので録音年代は不明だが1960年前後のものと推定される。ジャケット・デザインには見事なシンメントリーで建築されたロワール最大の城 -「シャンボール城」を絵画が用いられている。(仏ーCONTREPOINTーCV25012)

「ウスクダラ」・「ムスターファ」のトルコ盤を求めて

2012-01-24 21:19:56 | その他
「悲しき60才(ムスターファ)」坂本 九、ダニー飯田とパラダイスキング/東芝レコード・オリジナル盤/1960年8月発売)
 
 15日から駆け足で今人気沸騰中の「トルコ・世界遺産」めぐりの旅を楽しんだ。この時期は雨期で寒い冬の「トルコ」だが幸い天気には比較的恵まれた。それと今回は筆者が小学生の頃から馴染みのある「坂本 九」の「東芝レコード」へのデビュー盤(注)写真上の「悲しき60才(ムスターファ)」と江利チエミが歌った「ウスクダラ」のトルコ盤のCDを求めることももう一つの目的だった。
 しかしそう簡単に問屋はおろさなかった。それでも何とか中央アナトリア地方のアクサライ(AKSARAY)という町のCDショップで「ムスターファ」と「ウスクダラ」が収録されている2枚のCDアルバムを探すことができた。(写真下)ところが残念なことに前者「ムスターファ」はCDタイトルのように「THE BEST OF GREEK MUSIC ORIENT」とあるように極端に編曲された「ギリシャ語盤」(ライヴ録音)しか今回は見つけることができなかった。この二つのCDレーベルはそれぞれイスタンブールの「OSM MUZIK」と「MegaMuzik」となっている。
 「ムスターファ」は聞くところによれば元はエジプトの学生歌だったようで口承されていたものをエジプト人のボブ・アザムという人が採譜したと云われている。これを後に「バークレイ・レコード」のオーナー、エディ・バークレイがフランス語の歌詞をつけヨーロッパでヒットさせた。因みに坂本 九の「悲しき60才」のジャケットはアザム・バークレイ作曲となっている。この日本語の訳詩は都知事も務めた青島幸男である。また後者の「ウスクダラ」は1950年代初頭にアメリカの黒人女性歌手アーサ・キット(Eartha Kitt)が流暢なトルコ語で歌いヒットさせた。付け加えて「江利チエミ」のトルコ語もこれを聴いたトルコ人が彼女の発音の上手さに驚き途中から日本語に変わったところで二度驚いたと云うエピソードがある。

 「ムスターファ」が収録されたアルバム
「ウスクダラ」が収録されたアルバム

(注)坂本 九のオリジナル・デビュー盤はビクター・レコード(VS-256)ー「題名のない唄だけど」(1959年)である。