クラシック 名盤探訪

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日向薬師と彼岸花

2008年10月10日 | 
9月23日のことなので、ブログに載せるのが少々遅くなってしまった。
彼岸花が一番満開とされる日(お彼岸の中日)に、関東でも有数の見所と言われている伊勢原の彼岸花自生地(日向薬師の麓)を訪れる。

彼岸花は中国が原産地、田んぼの畦で咲いているのは、水を張った田の畦を野ネズミやモグラに穴を空けられると水稲を育てる障害になるので、毒のある彼岸花を畦に植えて畦を守ったことによる。
大飢饉の時には逆に水にさらし毒性を取り除いてから、澱粉にして非常食にしたと言う。
 

彼岸花は毎年、秋のお彼岸頃になると咲く花で、別の名を曼受沙華と呼ぶ。
仏教の梵語から来たもので、天界の美しい花を意味する。
のどかな田園風景の中に真っ赤に華を咲かせる曼受沙華、何とも強烈な印象を見る人に与える独特の美しさがある。
 

正面の参道を登り、元正天皇の時代(西暦716年)に行基菩薩が開いたと伝えられる由緒あるお寺、日向薬師を訪れる。
お彼岸のせいか、多くの参拝者が訪れ熱心にお参りしている。
 

お彼岸の中日の真っ赤な彼岸花を眺め、そして日向薬師への参拝となかなか意味深い充実した一日であった。

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