クラシック 名盤探訪

クラシックの名盤紹介・おすすめ散策コース等、趣味の発信の場です。

伊勢原 あやめの里

2008年06月11日 | 
6月7日に伊勢原名物のあやめ祭りがスタートしたので、早速出かける。
時期的にちょっと早いせいか、開花状態は3分咲きと言うところ。
それでも、大山を背景に鮮やかに咲くあやめ(正確に言うと、ハナショウブ)の美しさは格別のものがある。
 

”いづれあやめか、かきつばた”、訪れている若い女性もどういうわけか、みんな美人に見えるから不思議。
 

沢山の白のハナショウブやキショウブの間に、ピンクのハナショウブが隠れるように咲いている。
その綺麗な色合いにしばしみとれてしまうひと時であった。
 

追記:アヤメ、ショウブ、そしてカキツバタの違い。
自分では理解していたつもりだったが、友人に違いを深く訪ねられると答えがしどろもどろ、もう一度整理してみる。
野花菖蒲、ノハナショウブ(写真左)_栽培種ハナショウブの原形、花の色はアヤメやカキツバタよりも赤みが強い。
外花被片の上面基部中央の脈は黄色で網目模様は無い。
菖蒲、アヤメ(写真右)_名は葉が文目(あやめ)模様になるからと言われる。
野の花は青紫色、園芸種として交配が進み、黄やピンクそして赤紫色のものもある。
外花被片の上面基部中央の脈は黄色で網目模様がある。
 
杜若、カキツバタ_名は書きつけ花の意味で、この花の汁をこすりつけて布を染めたことによるという。
外花被片の上面基部中央の脈は白色で網目模様は無い。

「伊勢物語」の八橋の段に,在原業平がカキツバタの5文字を読み込み、旅を偲んだ歌がある。
  から衣
 きつつなれにし
 つましあれば
 はるばるきぬる
 たびをしぞ思ふ