毎日が観光

カメラを持って街を歩けば、自分の街だって観光旅行。毎日が観光です。

下町散歩

2005年10月20日 13時34分31秒 | 観光
 今日は天気がよかったので、車を置いて仕事先を自転車で回ってきました。
 池袋から大塚、後楽園と廻り、気分がいいから、と上野へ。
 東大脇から池之端に出ます。

 上野の五重塔を模したホテル「ソフィテル」の裏側。
 公衆トイレがきれいなところにはタクシーが群れます。

 不忍池。遠くに弁天堂が見えます。水と弁天様は切っても切れない関係。
 東叡山寛永寺が東の比叡山として延暦寺にちなんでいるのと同じで、この不忍池は琵琶湖にちなんでいます。つまり弁天様の島は竹生島ということになります。

 その弁天堂近くにある、ぼくの愛してやまない長谷川利行の碑。たぶん美術の先生がそう呼んでいたからだと思うが、昔から「りこー」と呼んでいた。49歳、短いが奔放な光を放った人生だと思う。
 人知れず 朽ちも果つべき身一つの
 いまがいとほし 涙拭わず
              利行

 野外音楽堂そばの滝。シャッタースピードが1/5秒という低速なのに、ぶれてない。α-7digitalのアンチシェイク機構は素晴らしい。これくらいの低速シャッターだと滝の流れがつながって面白い。

 芸大横の「無料空気入れ」とぼくの自転車。ママチャリじゃなくて、パパチャリ。
 ここから神田明神下を通って、後楽園、小石川へと帰ります。

 小石川の町並み。
 車を持っていなくてもフォークリフトならある、という家が多い。共同印刷を中心に製本、印刷、またはその下請けなどがひしめいている、いわゆる「太陽のない町」。

 外から眺めた小石川植物園。
 すっかり秋が景色を染めていました。
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牛のゲップ

2005年10月20日 12時58分14秒 | らくがき
 フランスの情報を得るのに便利なAntenneFranceというNPOがあります。登録すれば無料のメールマガジン(日本語)が送られてきて、毎回結構興味深い内容なんだけど、今回は「牛のゲップ」。
 それによるとフランス国内に14ある石油精製施設の2倍にあたる地球温暖化ガスを牛がゲップで出している、とのこと(さらに、牛の排泄物から14の石油精製施設と同量のガスが)。
 んなことあるかい、と思い、「牛のゲップ」でググッてみると、あるわあるわ、「牛のゲップで温暖化」。ニュージーランドでは国内の温暖化ガスの43%が牛や羊のゲップだという。
 知りませんでした。
 え、みなさん、ご存知?
 もしかしたら、知らないのぼくだけ?
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ギュスターブ・モロー展(2)

2005年10月17日 15時38分53秒 | 読書


「一角獣」
 わーい、一角獣だ。クリュニー美術館にかかっているタピスリーがもとになった作品。赤が基調なのも、クリュニーの影響だろう(クリュニー美術館、すごく好きなんです、実は)。
 一角獣といる女性たちのどこかけだるいところが、ボードレールの詩の一節を思い出す。「旅への誘い」。
 「そこではすべてが秩序と美と
  豪奢と悦楽と静けさと。」
 まさにモローの「一角獣」の雰囲気だ。モローはボードレールの詩を愛し、彼の母親から詩集をもらったこともある。

「アラビアの歌手、あるいはペルシャの詩人」
 もう1作「インドの詩人」とともに当時の東洋趣味をあらわした作品。中世、高度なアラビア文化に触れてヨーロッパは文明化されたようなものである。アラビアとヨーロッパ、イスラムとキリスト教というと水と油のような感じがするが、それはある一面だけのこと。フランス人最初の教皇シルヴェステル2世など、スペインに留学してアラビア文化を研究していた。ヨーロッパ中世に大きな影響を与えたアリストテレスの著作も最初はアラビア語訳で読まれていたのだ。日本語にもアルカリだのアルコールだの、アラビア語起源の科学用語は数多く存在している。
 アラビアはヨーロッパ人のあこがれだったのだ。
 だからここに出てくる詩人や歌手はみな瀟洒な衣装を身にまとい、馬をたずさえている(中世以来の吟遊詩人だね)。
 またわざわざペルシアとしているのも、古典的アラビア詩歌の枠を越えたマスナウィーという二行連句の叙事詩を生み出し、それがスペインのムワッシャシャハなどの叙情詩とともにヨーロッパの文学に大きな影響を与えた経緯もあるからだろう。中世期騎士の理想とされたプラトニック・ラブもアラビア起源と言ってもいいだろう。
 そんな中世期のあこがれを再現したような、小品ながら素晴らしい作品だった。

「洗礼者ヨハネの斬首」
 左上からヨハネに斜めに向かう光、ヨハネが祈りを捧げる右側の垂直な光、この形の違う左右の光の中心に祈るヨハネと処刑人がいる。今にも振り上げんとする処刑人の動きのない動きが画面全体を引き締めてる。震えがきちゃいましたね。
 ここらへん一連の「サロメ」はどれもすばらしい。頭の中をR.シュトラウスの「サロメ」がなりっぱなし。「7つのヴェールの踊り」が有名だけれど、白眉はなんと言ってもそのあと。ヴァーグナーの「トリスタンとイゾルデ」の最後さながら、18歳未満禁止のいやらしさ。ところがこのいやらしさがつきつめられていくと、何か聖なるものへと変容する。要するに半端なすけべが一番たちが悪い、と。

 他にもこってりとした色遣いや豪華な衣装と対照的に簡素な夕べの風景が印象的な「サッフォーの死」、ファム・ファタルな「メッサリーナ」、その美しさにくらくらきちゃった「オデュッセウスとセイレーン」や「ヘシオドスとムーサたち」など、見所の満載の展覧会でありました。
 10/23までなので、未見の方はお早めに。
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昭和記念公園の猫

2005年10月16日 23時19分38秒 | 観光


 ニャー、って言いながら近づいたら、ニャー、って言って迎えてくれた。
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ギュスターブ・モロー展(1)

2005年10月15日 16時49分28秒 | 読書
 ぼくが一番好きな作曲家は、たぶんドビュッシーだろうと思う。ラヴェルとともに「印象派」のレッテルを貼られることもあるが、ドビュッシーとラヴェルはまるで違う上に、ドビュッシーはそもそも印象派ですらないと思う。
 外的世界をその印象のまま描写しようとする意志などドビュッシーにはまるでなかったように思われる(多少「海」にはその傾向が見られなくもないけれども)。ドビュッシーは、目に見える世界よりも、むしろ目に見えない世界、それをサンボリックに表現した作曲家だ。
 そんなドビュッシーに大きく影響を与えた画家がギュスターブ・モロー。彼は言う、「私は神しか信じていない。手に触れるものも、目に見えるものも信じない。目に見えないもの、ただ感じるものだけを信じている」
 象徴主義、と呼ばれるものの本質であると思う(さまざまな象徴主義絵画の形態的特徴などについては、ホーフシュテッターの「象徴主義と世紀末芸術」(美術出版社)が詳しい)。
 さて、そんなわけでBunkamuraの「ギュスターブ・モロー展」。
 いくつか印象に残ったものをご紹介。
 「プロメテウス」
 これって、どうやったらより残酷な目に合わせられるだろう、という人間の想像力のすさまじさを感じさせる題材だと思う。山に縛り付けられ、毎日ハゲタカに肝臓をついばまれる苦痛を味わいながらも、不死だから再生してまた次の日も次の日も、永遠に苦痛を味わい続ける……。やだね、そんな目にあいたくないもんだ。だけどこの絵は、まさについばまれているその瞬間を描きながらも、全体を包む青い色調の中で、生々しい苦痛の表情が何か聖なる崇高さへと調子を変えている。モローは、これに限らず、激しい苦しみよりも抑えられた苦しみや悲しみを描くことによって、崇高さを表現することが多い(描かれた苦しみの限界については、来週月曜日に)。
 「ガニュメデス」
 鷲に姿を変えたゼウスに誘拐される場面を描いているのだが、「プロメテウス」同様、誘拐現場に見られる荒々しい感じはなく、運命を甘受するかのごときガニュメデスの表情がいい。誘拐というよりは飛翔、それも魂の飛翔による天への回帰といった印象を受ける。しっかしエウロペもそうだけど、ほうぼうで女誘拐してるよね、ゼウスって。
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らくーあ

2005年10月14日 17時08分33秒 | 観光


 この晴天も今日まで、か。
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新宿御苑4

2005年10月14日 01時34分40秒 | 観光


 バショウ科のストレリチア・レギナエ・ユンケア
 早口言葉ですか? と質問が出そうな名前です。
 鳥みたいな花です。
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湘南海岸

2005年10月05日 10時20分36秒 | 観光
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一栄

2005年10月05日 09時21分42秒 | 食べ物

 場所は東池袋。
 いかにも街のお蕎麦屋さんっぽい外観。中にはいるとやっぱり街のお蕎麦屋さんで、カウンターと小上がり、それにテーブル席が3つ。蕎麦が出るまでのつなぎに新聞やマンガが置いてあります。
 ご主人とおかみさん、それにたぶん娘さん、三人で切り盛りしてらっしゃるのですが、どなたも気さくでごくごく普通に落ち着けます。
 そんな雰囲気とは裏腹に出てくるお蕎麦は真剣勝負そのもの。一茶庵の流れを汲むご主人の打つ蕎麦は変わり蕎麦を含め、どれも高い水準のものばかり。三色(田舎、更級、せいろ)を頼みます。田舎の蕎麦の味、香り! 更級のぷつんとした歯ごたえの後に感じる香り、せいろの喉ごしとコシ。ううー、どれもどれも旨い。
 蕎麦、つゆ、ともに満足。ただ、昼しかやってないのが、難点と言えば難点かな。
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新宿御苑3

2005年10月04日 08時34分32秒 | 観光


 さぼてん。
 空海と水銀について考えてます。なかなかまとまらなくて…。
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新宿御苑2

2005年10月03日 10時17分02秒 | 観光


 温室内は三脚が使えないので、マクロレンズは息を止めて気合いだけで。
 撮り終わってハアハア。虫見てハアハアしている怪しい親父になってしまいました。
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新宿御苑

2005年10月03日 09時52分16秒 | 観光

 新宿御苑は何度か行った場所なんですが、温室に入るのは初めて。
 少し温室編です。
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シロアミメグサ

2005年10月01日 22時36分39秒 | 写真


 新宿御苑。花もよかったけれど、葉の美しい植物が多いんですよ、暖かいとこには。で、キツネノマゴ科のシロアミメグサ(南アフリカ原産)。
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コスモス

2005年10月01日 10時00分02秒 | 写真
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