毎日が観光

カメラを持って街を歩けば、自分の街だって観光旅行。毎日が観光です。

夜のジェットコースター

2005年10月21日 23時39分18秒 | 観光


 人にはなにかしら苦手なものがある。
 ぼくの最大の苦手は「高いところ」だ。包まれていればいい。どんなに高いビルでもフロアの中なら平気だし、飛行機も平気。
 でも歩いて渡る吊り橋とか、遊園地によくある、なんだかすごく高いところへ運ばれていくようなヤツはぼくの天敵である。
 スピードが怖いわけではないのだが、信じられないような高さにいる自分がこわくてたまらないのでジェットコースターは、ちょびっとだけ苦手かもしれない(強がりです、すいません。本当はかなり怖い)。
 しかし、今までの人生の中、そんな苦手なジェットコースターに乗らなきゃならない局面というものも何回か迎えてきたわけである。
 どんな戦場でもカメラをのぞいていれば不思議と怖くない、というカメラマンの話を聞いた。
 そしてそれをらくーあで実践してきたのが、コレ。
 そのカメラマン、うそつき。でもおかげで面白いのが撮れたから、まあ、いいか。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

セビリャの理髪師

2005年10月21日 02時35分56秒 | 音楽

 フィガロってこんなに生彩に欠けた存在なのか、と。声量がなさ過ぎなのか、タイトルが「セビリャの理髪師」なのに、実態は「ロジーナと愉快な仲間たち」になってる。あるいは「バルトロ家にまつろう不思議な生き物たち」か。ロジーナのコロラトゥーラが光ってた(でも、声が細い感じ。聴いていて辛そうな気が伝わっちゃう)。
 演出は実に面白い。サイケっぽい色彩に、適度に汚れいれて、ガラクタ並べて、安っぽい売春宿をうまく演出している。出てくる女性もそれっぽい衣装。ここのロジーナは、そういう環境で育ったしたたかな女性として描かれているところもいい。
 ただフィガロにいまいち乗れなかったのと、演奏がロッシーニのオペラではなく、なんだかものすごくストライクを置きにいってる感じの、盛り上がりに欠けるものだったことが残念。
 
 それにしても、苦労の末結ばれ、「この日を一生忘れない」と誓い、「愛が永遠に二人を守るように」などと人々に祝福されながら、続編(モーツァルト作曲「フィガロの結婚」)じゃ、この伯爵、フィガロの結婚相手に手を出そうとするんだよなあ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする