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毎日が観光

カメラを持って街を歩けば、自分の街だって観光旅行。毎日が観光です。

佐原

2007年10月02日 10時26分58秒 | 観光
 ぬれ煎餅を食べたことがない。
 じゃ、自転車乗って食べに行こう。ついでに観光もしちゃおう。
 発想のように、人生が安易ではないことに気づくのは、もうしばらくたってからだった。
 そんなわけで、ぼくは自転車に乗り、えっちらおっちら千葉県へ。利根川サイクリングロードを東に進み、佐原へ出る。
 川越と並び小江戸と称される佐原には、古く美しい街並みが残っている。


 駅のキオスクにものれんをかける凝りよう。
 「SL蕎麦処」という名の駅の立ち食い蕎麦屋さんで午前の補給。もちろんSLらしいものはどこにもない。



 どことなく柳川を連想する景色。佐原は水上交通の要所として栄えた街。酒や醤油などの醸造業もさかんだった。ここで醸造業をしていたのが、伊能忠敬である。われわれが知っている伊能忠敬は、49歳で隠居してからの彼である。そう、それまで彼は有能な事業家として家業に邁進していたのだ。隠居後、江戸に出て勉強し、55歳で地図作りの旅に出たのだ。70cmの歩幅で72歳になるまで全国を歩き回った。伊能忠敬記念館で彼の生涯を知るにつれ、俺だってまだまだこれからじゃん! との思いを強くしたものだ。



 灌漑用水が川と立体交差している樋橋(通称ジャージャー橋)。脇から流れ出る水音が心地よく、その名がついたらしい。




 上の灌漑用水は、今でも伊能家の庭を通っている。
 ここは伊能家旧宅として保存されていて、見学可能である。

 他にもレンガ造りの三菱館や季節があえばあやめなどが美しい水生植物園などもあり、佐原なかなか楽しいところであった。



 お昼は、また蕎麦。創業1782年の小堀屋。すぐ近くに銀行を改造したモダンな別館があるが、明治期に建てられたこちらで食べることにした。もともと醤油醸造をやっていたのだが、天明年間の大火で商売替え、蕎麦を売るようになったらしい。
 蕎麦は、まあ、なんというか、であるが、歴史を食べている気分ということでよきにはからえ、である(わかんないよ、それ)。

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