最後に自転車の記事をブログにあげたのがなんと4年前。その間も自転車には乗ってました。乗ってはいたんだけれど、ブログはおさぼり、そんなわけで久しぶりの自転車です。
今回のコースは江戸川から利根運河を経て利根川へ、利根川サイクリングロードを辿って銚子までのおよそ150kmの行程。銚子着いたら何食べよう、やっぱりおいしい海鮮かな、何気ない食堂のお刺身とかがおいしいんだよなあ、などと前日ニッコニコで布団に入り、いざ出発。
江戸川に着くや、すぐに後輪がパンク。もうこのあたりからこの行程に暗雲の兆しが漂い始めます。
江戸川を北上して利根運河へ。素晴らしい景色=何もない風景。普段であればこの何もないことがストレス解消になるんです。自転車のいいところは、頭をからっぽに、都会とは違う広くて何もない景色の中を走って行けるところ。ところがこのことがぼくを苦しめます。
利根川に入ります。この段階で銚子まであと93km。広くて何もない景色。コンビニはおろか自動販売機すらありません。
この日の最高気温は37℃。日陰一つない炎天下を50km以上漕いで来て、持参の水分はゼロ。体内の水分もほぼ汗となって出てしまいます。SF小説「三体」に出てくる乱期の三体人のようです。本当に何もない。乾きと暑さで身体が発火するんじゃないかと。ボッ。
今回は利根川の茨城側を走ってきたので最終地点で銚子大橋を渡ります。ふらっふらになりながらようやくゴール。ホテルに自転車と荷物を置いて近くのコンビニへ!
アルコールは水分補給にはならないなんて百も承知ですが、買わずにいられない、飲まずにいられない。そして、一口すすれば、今までの苦労がすべて喜びへと昇華されるのでありました。ところがここまで来て、身体は限界。前夜の思惑と違って海鮮食べに街に行くなど不可能でありました。コンビニでお弁当を買ってホテルでひとりのんびり食べました。海鮮は残念だったけれど、でも、走りきった充実感で幸せな一晩を過ごしました。つづく。
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