毎日が観光

カメラを持って街を歩けば、自分の街だって観光旅行。毎日が観光です。

小田原

2010年08月23日 22時17分33秒 | 観光
 「エグザイル絆」における男同士のワイワイキャッキャとわたくし、というお題はちょいとおいといて、本を読みに電車に乗ったお話を。最近、暑いじゃないですか。上がらない読書モチベーションをアゲるために、青春18で電車に乗ってきました。あ、ここでご説明をば。わたくしaquira東京在住46歳にとって、最高の読書場所は電車の車内なんです。そんなわけで東浩紀「クォンタム・ファミリーズ」と森見登美彦「きつねのはなし」、この2冊をリュックに入れて電車に乗ります。本当は、福島県会津柳津の圓蔵寺に行きがてらの読書旅にするつもりが案の定寝坊。列車の本数が少ないので、ちょっとした寝坊は命取り。だもんで、目的のない読書旅。こういう場合はですね、列車の本数が多い東海道線がお勧めです。
 池袋から大船行きの湘南新宿ラインに乗り(混んでる!)、戸塚で小田原行きに乗り換えます(大船でも乗り換えられるんですが、戸塚だと向かいのホーム、大船だと一度階段を昇り降りしないといけないので)。小田原からそのまま熱海行きに乗らず、30分後の伊東線に乗ろうと小田原下車。
 駅ビルにあったパク森カレー小田原スープカレーという、市ヶ谷のパク森カレーが北海道発信のスープカレーを、というどう考えても「小田原」には関係ないだろうという本場感ゼロのお店にツッコミを入れつつ、小田原見物。


 小田原駅近く。
 何度か小田原に行って、この街がすごく気に入ってて、なにしろ海あるでしょ、山あるでしょ、街並みは風情あるでしょ。ウメ子さんにも何回か会いに行ったし。
 そして、なんだか小田原でいろいろ過去に思いをふけってしまったのでした。



 前にアサヒビールの工場見学(飲めます)に行こうとこの大雄山線に乗ったことがあった。一緒に行ったガールフレンドが売店を物色し始めたので、何買うのと聞いた。
「え、ビール」
「きみさ、われわれがどこに行くか覚えてる?」
「ビール工場」
「で、何買うって?」
「ビール」慌てて付け足す彼女。「いや、ほら、電車に乗るからビールくらいあった方がいいかなって」
「で、われわれはどこに行くんだっけ?」
 あの夏も暑い夏だったなあ。絲山秋子の「妻の超然」を思い出しつつ、小田原から伊東行きの電車に乗る。
コメント
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