毎日が観光

カメラを持って街を歩けば、自分の街だって観光旅行。毎日が観光です。

丹沢へ!

2006年01月20日 15時28分42秒 | 観光


 かつて水銀は丹と呼ばれ、丹生神社など丹生氏と関係が深い。
 もう一つ水銀と関係の深い氏族がある。秦氏である。
 秦氏ゆかりの伏見稲荷は水銀の朱によって赤く塗り飾られ、また水銀ハンターである空海との結び付きも強い。
 そして丹や秦のつく場所が水銀と関係のあるのも確かだ。
 となると。
 関東に住んでいるぼくはふと思う。
 神奈川の秦野だの、丹沢ってえのは、まさにそれじゃないか、と。
 おまけにここには秦氏だけでなく、徐福まで訪れたという伝説まで残っている。
 地名も乳牛なんてあり、牛祭もある。まさに秦氏。
 ぼくは前からキリスト教が聖徳太子に影響を与えたんじゃないか、などと秘かに想像して楽しんでいる。受胎告知はあるし、うまやどで生まれるし、その伝説にキリスト教が影響しているように思えてならない。その仲介が秦氏なんじゃないか、と。
 ちなみに秦野の牛祭では、牛の上に十字を組んでその上にヤソ神様を乗せる。ああ、なんかキリスト教っぽい。
 というのは、まったくのもったいつけで、気持ちはもっと単純。
 明日は雪。
 ということは、あさってあたり登ったら、さぞやきれいだろう、丹沢は。
 なわけで、山登りに行ってきます!

               写真は、秦氏ゆかりの神社の狛犬じゃなくて、狛牛
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阿射加神社

2006年01月20日 10時44分43秒 | 観光

                                                   (阿射加神社参道の森)

 一泊二日伊勢の旅もいよいよ終わり。
 最後はやはり猿田彦で締めよう。
 伊勢に来た猿田彦はそこで漁をしている最中、貝に手を挟まれて溺れ死んでしまう。その場所が阿坂村であった。
 現在その場所には小阿坂町、大阿坂町の2つの町があり、そのどちらにも阿射加神社がある。
 亡くなった神同様、この2つの神社は寂しい。
 誰もいない境内。
 無人の社務所。
 うっそうと広がる森に沈黙だけが流れていく。
 この寂しさは失われた神、猿田彦の寂しさだ。
 いたたまれなくなるほどの寂寥感。
 日の沈む出雲で生まれ、日の昇る伊勢で亡くなった猿田彦。
 あ。
 そうか、猿田彦は太陽そのものなんだ。
 太陽が見えなくなる出雲で太陽の代わりに猿田彦が現れ、そして伊勢で彼は太陽そのものとして天に昇っていく。夕方、太陽は猿田彦に姿を変え、消える。
 こうして猿田彦は、毎日出雲で生まれ、伊勢で死ぬ。
 今でもね。


 阿射加神社で、ヴィッツくんの写真を撮って松坂でヴィッツくんとお別れ。
 雪で10分遅れの快速に乗り、名古屋へ。
 午後8時過ぎに名古屋に着くと、そこへ「名古屋7時半発の」のぞみが到着。
 雪でハプニング満載の楽しい伊勢参りだった。疲れたあ。
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