かつて水銀は丹と呼ばれ、丹生神社など丹生氏と関係が深い。
もう一つ水銀と関係の深い氏族がある。秦氏である。
秦氏ゆかりの伏見稲荷は水銀の朱によって赤く塗り飾られ、また水銀ハンターである空海との結び付きも強い。
そして丹や秦のつく場所が水銀と関係のあるのも確かだ。
となると。
関東に住んでいるぼくはふと思う。
神奈川の秦野だの、丹沢ってえのは、まさにそれじゃないか、と。
おまけにここには秦氏だけでなく、徐福まで訪れたという伝説まで残っている。
地名も乳牛なんてあり、牛祭もある。まさに秦氏。
ぼくは前からキリスト教が聖徳太子に影響を与えたんじゃないか、などと秘かに想像して楽しんでいる。受胎告知はあるし、うまやどで生まれるし、その伝説にキリスト教が影響しているように思えてならない。その仲介が秦氏なんじゃないか、と。
ちなみに秦野の牛祭では、牛の上に十字を組んでその上にヤソ神様を乗せる。ああ、なんかキリスト教っぽい。
というのは、まったくのもったいつけで、気持ちはもっと単純。
明日は雪。
ということは、あさってあたり登ったら、さぞやきれいだろう、丹沢は。
なわけで、山登りに行ってきます!
写真は、秦氏ゆかりの神社の狛犬じゃなくて、狛牛