御喜美江(みきみえ)さんをご存じでしょうか?
日本を代表する世界的なアコーディオン奏者なんですが、アコーディオンという楽器ゆえにあまりご存じでない方も多いでしょう。
ぼくも実は武満徹の「系図」をサイトウキネンで聴いたときに初めて知ったのでした。「特殊な技法を用いて」とCDの解説にあるんですが、アコーディオンを知らないぼくにはどのような技法だかはわかりません。でも、頭の中にあるアコーディオンのイメージとは異なる、様々なニュアンスの音や表現が彼女のアコーディオンから紡ぎ出されるのはわかります。
「ソノリティーズ」というCDでは日本の作曲家の作品を取り上げていますが、その1曲目、細川俊夫の「メロディア2」からその弱音の美しさに驚かされます。ぼくの大好きな「水牛のように」もある。
ヴィオラの今井信子さんとも2枚CDを出していて、どちらも大好きなのですが、たとえば「涙のパヴァーヌ」でのバッハのイタリア協奏曲。わくわくしっぱなしです。
ローマ法王危篤のさい、ぼくはこのCDの最後の曲バッハのマタイから「汝が道と、汝が心を」を何度も繰り返して聴いていました。パーキンソン病やリウマチなどの病気、銃撃、そうしたものを背負いながらも世界中を飛び回ったヨハネ・パウロ2世を思うとなぜだか、この優しいヴィオラとアコーディオンの音楽が聴きたくなってしまったのでした。
日本を代表する世界的なアコーディオン奏者なんですが、アコーディオンという楽器ゆえにあまりご存じでない方も多いでしょう。
ぼくも実は武満徹の「系図」をサイトウキネンで聴いたときに初めて知ったのでした。「特殊な技法を用いて」とCDの解説にあるんですが、アコーディオンを知らないぼくにはどのような技法だかはわかりません。でも、頭の中にあるアコーディオンのイメージとは異なる、様々なニュアンスの音や表現が彼女のアコーディオンから紡ぎ出されるのはわかります。
「ソノリティーズ」というCDでは日本の作曲家の作品を取り上げていますが、その1曲目、細川俊夫の「メロディア2」からその弱音の美しさに驚かされます。ぼくの大好きな「水牛のように」もある。
ヴィオラの今井信子さんとも2枚CDを出していて、どちらも大好きなのですが、たとえば「涙のパヴァーヌ」でのバッハのイタリア協奏曲。わくわくしっぱなしです。
ローマ法王危篤のさい、ぼくはこのCDの最後の曲バッハのマタイから「汝が道と、汝が心を」を何度も繰り返して聴いていました。パーキンソン病やリウマチなどの病気、銃撃、そうしたものを背負いながらも世界中を飛び回ったヨハネ・パウロ2世を思うとなぜだか、この優しいヴィオラとアコーディオンの音楽が聴きたくなってしまったのでした。