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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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驚愕の医療現場…函館市

2007年09月19日 20時27分06秒 | Weblog
心臓は太い三本の血管で躍動しておりますが、この三本の主血管に、枝管が何本もくっついて心臓を包み込み、血液ポンプとなって全身に血液を供給しています。
この血管の一部が狭くなって血液の流れの悪くなる事を「狭心症」と言い、完全に流れなくなったものを「心筋梗塞」と言うのだそうです。
私は数年前から胸焼けのような痛みがあり、内視鏡検査でも胃腸や食道がかなり荒れており、ストレス性の胃炎だと思っておりました。

時折り出てくる発作的な痛みが異常だと言う事で、今年の5月に、造影剤を入れた心臓のX線検査を行ったところ、心臓の主血管の一番上の枝管の付け根から少し下がったところが90%も狭窄(血管が狭くなる)しておりました。
先月は、この狭窄部分をカテーテル治療するつもりで入院しましたが既に100%狭窄になっているとの事でした。
これを治療するには、再狭窄し難いステントを挿入し、血液をサラサラにする薬を飲み続ける事になります。
元々、腸にポリープがあり、このポリープを先に摘出しなければ出血が止まらなくなると言う事で一旦、退院してその処置を行い、今回の再入院となりました。

昨日の朝から準備を行い、12時15分に処置室に入りましたが医師団は、造影剤を注入し、映し出されたビジュアル画面を見ながら治療をします。
腹部の下部(局所麻酔)からカテーテルを挿入し、その画面は治療にあたる医師団も患者の自分もそこにいる全員が一緒に見る事になります。
カテーテルは血管の何箇所もの分岐点を縫うようにして狭窄部分に辿り着きます。

私の場合は枝管の細い血管だったため特に難しい処置技術が必要との事でした。
辿り着いた狭窄部分をバルーン(風船)で広げ、ステントを言われる金物を挿入して血液の流れを回復させます。
1時間あまりで難しい処置を終了し100%血液開通となりました。
驚愕の医療現場と言うテレビ番組を何度か見ましたが、自分自身がその対象になるとは…あなたも対象者になり得るのですよ。

20年ほど前までは、このような心臓手術は肋骨を切って胸を開き、バイパス埋め込みなどを行ったそうです。
手術後1年の復帰は困難とされていましたが、このカテーテル挿入の医療が開発され、17日入院、18日手術、今日は術後措置を行い明日20日には退院です。
現在はカテーテル技術が向上して成功率は格段に高くなっていると言う事ですが、狭窄している部分を突き破れば、大出血で生命に関わる大きなリスクを負った治療でした。

この難しいカテーテル治療を行った私の主治医は、若い美人女医さんです。
女医さんや親切な看護婦さんに囲まれてもう少し、病院にいたいのですが、後が閊えているので、とっとと退院をと…
明日の午前中に退院します。写真は夜の病院の玄関です。

今週は講演予定もありましたが、已む無く代役や日程変更を余儀なくなり、関係者の方々に多大のご迷惑をお掛けし、謹んでお詫び申し上げます。

退院後、少しの療養で元気100倍!ご迷惑をかけた分は、必ず挽回を…しかし、代役で行った専務の講演の方が好評のような報告も…
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