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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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家は住んでから真価が問われる…東京~羽田空港~函館空港~北斗市

2008年07月04日 20時05分29秒 | Weblog
家の床下がどんな状況になっているかなど、多くの方々は無頓着な事なのでしょう。
床下には、家を一番下で支えている構造的にとても重要な部分が集中しております。
ところがその重要な床下環境などに関心を示さず、居間の建材、備品、内装などにばかりが着目されます。素人の建主さんからは、床下環境の整備などのニーズが無く、施工者側も、目に見える部分を強調した方がはるかに説得力があります。

家は出来上がって、住んでからその真価が問われます。
その要(かなめ)となるものの殆どが、床下や、壁の中、天井裏など、仕上げれば見えなくなる部分なのです。ところがその要となる部分が最初から無視された住宅が、設計、施工される現状にあります。家は、見た目を重視した方が絶対的に売り易いからです。
住んでから様々なトラブルを起こすのも、この要の部分に課題があるからなのです。
内部結露で断熱材が濡れて、ズリ落ち、腐朽菌で壁が腐ったなどの事象があります。
内部結露が絶対に起きないよう、吟味に吟味を重ねた壁の断熱仕様が必要です。
真夏の直達日射を受けた屋根材は100度にもなり天井裏が80度を超える時があります。
天井裏の断熱材が薄かったため、その熱が輻射熱で室内の構造部材に蓄熱してしまいます。省エネと、快適性を考えたら、温暖地も寒冷地も問わず、天井断熱の吟味が必要なのです。

床下は断熱も含めもっと重要です。床下仕上げ材の直ぐ下にグラスウールのような断熱材を入れると、居住空間で水を零したりしたら断熱材の効果を劣化させます。
また、床下は常に乾燥した状態で維持するか、床下の空気を動かしておく必要があります。乾燥状態をキープ出来ず、さらに空気停滞を起こせば、カビが一気に発生し易くなります。
住んでから、いつまでも快適に過すために、為すべき事を為していなければなりません。

誠実で信頼できる家づくりは、住んでから具現化するところの性能に拘りを持ちます。
壁の中はどうか、天井裏の断熱と遮熱効能、家を支える床下部分の状況などです。
写真は、床下換気システムのメーカー㈱アルトピアの方々と今日の午前中に、弊社、東京事務所で撮りました。右が技術開発室長の横峯良幸さんと販売係長の飯竹一城さんです。
見た目を重視した家にはその床下に重大な欠損を抱えたもの多く存在しますが、アルトピアさんは、そのような家を救済するための機器の研究開発を行なっている企業です。

今日は、函館空港周辺が濃霧のために多くの飛行機が欠航になったようです。しかし、乗った飛行機は、濃霧の中を強行着陸に及んだようで、ハラハラドキドキのフライトでした。
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