毎朝更新の携帯ブログ

全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
福地脩悦の毎日更新の携帯ブログです。

第1回ユーザー全国大会の開催…札幌~山形~天童市

2007年02月22日 23時58分30秒 | Weblog
住宅メーカーが供給した家のユーザーさんがつくる「ユーザーの会」がありますが、殆どが「○○ハウスユーザー被害者の会」と言うもので、様々な問題を共有しており、会を作って組織的に抗議要求をしようと言うものです。
住宅展示場で見学したモデルハウスの外観、屋根の形状、外壁の彩色、室内内装、キッチンセットや家具建具、明るい吹き抜けなどなど…誰もが自分の家をつくる事に大きな夢を描くものです。しかし、住んだ後に…

見学だけでなく住宅雑誌などを買い込みながら、夢実現のために奔走し、とうとう念願の新築住宅が完成され、引っ越す事になるのです。当然、今まで住んでいた社宅、マンション、アパートなどと異なり、自分が住む事を前提に設計施工した訳ですから、その快適さや喜びもひとしおなものなのです。

新築時はどんな家でも総じて快適だと感じるのです。しかし、家の真価は、ユーザーさんが住んだ後に試される事になります。今まで住んでいたアパートなどと対比して、玄関やトイレの広さ、居間の広さやベランダの位置と大きさ、キッチンセットの配置、内装仕上がりなどに視点をむけて新築住宅を創り上げました。
満足感が充実していて不満が出るくるのはもう少し先では…

家の住み心地に内装仕上げや建具の意匠、キッチンセットの豪華さなどは関係しません。
真夏にエアコンで空気をキンキンに冷やして身体に吹きかけていませんか…真冬に暖房機で空気を温めて頭付近の身体に当ててはいませんか…梅雨時に家の中も一緒にジトジトになっていませんか…このような家は、やがて内部結露などを誘発し、構造体と住む人に少しずつダメージとストレスを与えて行きます。

そのストレスをハウスメーカーに訴えてもらちがあかず、そして被害者の会の設立とは…本当に住む人の幸せを包む住宅は、温熱環境の性能を優先して待たせた家でなければ為し得ません。
正しい温熱環境の充実は、住む人と家自体のストレスを緩和させ、家の寿命に大きく関わってきます。

今日22日は、全国からファースの家にお住まいのユーザーさんが、この山形県天童市に参集し「第1回ファース・ユーザー全国大会」を開催しました。
工学博士の山本里見先生の基調講演と東北電力山形支店、お客様本部長、斉藤敏さんの歓迎挨拶の後、北海道、東北、関東、信州、山陰、四国から御出でなったファースユーザーさん9名の方々からスピーチを戴きました。異なる地域の異なる住み方をなさるユーザーさんのスピーチは何よりも研究開発の糧になります。

住宅の良し悪しは、我々、供給者側が主張しても全く説得力がありません。とにかく実際に住む人々の感想が一番です。
事実を伝える伝道師たる約300名の参加者の方々に感謝!感謝!
写真はそのユーザースピーチの模様を撮りました。
左から北海道北斗市の渋谷さん、山形の阿部さん、同じく山形の加藤さん、宇都宮の小嵩(こじま)さん、木曽郡木曽福島の古畑さん、鳥取倉吉市の田中さん、東京都文京区の味方さん、長野県飯綱町の石川さん、そして香川県丸亀市の成行さんです。

今日は昨日、降雪で飛行機が飛ばなかった北海道も開催地の山形も快晴でした。
明日は、本番の大会式典の開催を…
毎日更新「一日ひと知識」をどうぞ参考に
下のコメント欄にご意見を!!


最新の画像もっと見る

コメントを投稿