毎朝更新の携帯ブログ

全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
福地脩悦の毎日更新の携帯ブログです。

布基礎とベタ基礎とは・・・北斗市~函館~札幌

2007年02月21日 21時39分48秒 | Weblog
従来の基礎コンクリートは、布基礎が一般的でした。
この布基礎とは、土台の落ち着く部分に逆Tの字形に打設する基礎の事です。
土台の上には柱、間柱が立ち上からの集中過重を逆Tの字の底の部分で抑えます。
土台は殆どが部屋ごとに立ち、部屋の数だけコンクリート間仕切りが増える事になります。

特徴としては布基礎を細かく設置する事で上からの過重に強くなります。
問題点としては、床下の家の中央部分に外部の通気がなされ難いため、土台が腐るなどの問題も起きやすい基礎です。

最近はベタ基礎にする家が多くなりました。
私は30年前からベタ基礎で家をつくっております。
ベタ基礎の特徴は布基礎の集中過重と異なり、平べったいコンクリートの板で上からの過重を分散(等分布過重と言う)して抑えます。

平べったいコンクリート基礎の上に外周と床束となる部分だけが立ち上がっております。
特徴としては、家全体で過重を受けるため不同沈下がし難いのと、床下の湿気をシャットアウトする効果があり、床下の環境管理に最適です。
問題としては立ち上がり部分が地震時に横からの耐震性に乏しくなる場合もあります。

防蟻対策としてはベタ基礎が有利です。
蟻は布基礎のコンクリート沿いに地中を掘り、逆Tの字の底を潜って安々と床下にまわってしまいます。ベタ基礎ですとコンクリートの下にまわっても、床下に這い上がる亀裂が無いかぎり床下たらの蟻の被害に遭遇する事はありません。
基礎はまさに家全体を支える重要な部分ですが、更に湿気やシロアリなどの対策にも適切な設計施工をしなければなりません。

いずれにしても、床下地盤面の高さが、外部地盤面の高さより必ず高くなっている事が重要な要点となります。
ベタ基礎の場合は、ベタ基礎の土間部分の高さに注意です。

ファースの家は必ず、150ミリ以上の高さが基準となっています。
これは、外部はガーデニングや舗装などで地盤面が上がって行く事がありますが、床下の地盤面は新築時と変わる要素がないからです。
床下が低い場合、雨が降り続くと湿気が地盤を浸透して床下に浸み込み、カビ、腐朽菌などの被害に遭うことが多くなります。

今日は環境企業会の会合で札幌にフライト移動でしたが札幌の丘珠空港が降雪のため函館空港に一度引き返し、二回目のフライトで到着しました。予定が大きく狂うこのようなフライトトラブルは、年間200フライトも飛行機を利用するのですが、10年ぶり、2回目の経験でした。写真はその飛行場の様子を取りました。

明日はいよいよ、第8回ファース全国大会in山形、前夜祭の開催ですが、札幌から直接、山形にフライトです。
明日の天気が心配です。
毎日更新「一日ひと知識」をどうぞ参考に
下のコメント欄にご意見を!!


最新の画像もっと見る

コメントを投稿