毎朝更新の携帯ブログ

全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
福地脩悦の毎日更新の携帯ブログです。

本当のエコとは…札幌~伊達市~洞爺湖

2008年06月18日 22時39分12秒 | Weblog
今日は来月、環境サミットが開催される洞爺湖に来ています。
環境…自然エネルギーを活用した太陽光発電が究極の発電方法なのでしょうか。
その太陽光発電の装置を製作し、設置し、メンテナンスを行い、寿命が来てから廃棄や再処理に相当のエネルギーを使用してしまいます。これは受光パネルの耐久性だけでなく、パワーコンデショナーと言われる装置は更にその寿命が限られています。

風力発電も太陽光発電より、もっとその製作、設置、メンテナンスのエネルギーが掛かると言います。このような視点で発電装置を見れば、原子力発電も、火力発電も、設置やメンテナンスに相当のエネルギーが掛かっているのです。
特にエネルギーを使用していないと思われる水力発電は、火力発電に相当する設置、メンテナンスでのエネルギーを使用すると言われます。水力発電は、ダムに沈殿したヘドロを定期的に除去しなければ、発電タービンの回転が直ぐに故障を起こすため、相当な費用を掛けてのメンテナンスが必要だと言う事です。

究極の発電装置と言われる燃料電池ですが、これも多くの課題が山積しているようです。価格が高いと言う課題は、大量生産で克服出来るのでしょうが燃料の水素調達に問題があるようです。水素を作るには電気を使用し、都市ガスや天然ガス、或いは石油を用いる事になります。つまりエネルギー普遍の法則と言うのは何処までも付き纏うのでしょう。
すると何が本当のエコなのかと言う事になりますが、結論は、出来るだけエネルギーの使用量を削減する方法を工夫すべきなのでしょう。自動車は燃料の食わない省エネ自動車に乗り、住宅は我慢せずとも冬暖かく、夏涼しい家に省エネ住宅に住むべきだと思われます。

家にはQ値(熱損失係数)と言う温熱における省エネ性能を表記する数値があります。
私達は実際に「Q1住宅」と言って、Q値が1.0w/㎡kの住宅を実際に建築しています。
Q1住宅では100㎡の家で、外気温が0℃の時、室内気温を20℃に保つ時のエネルギーが2kwで済む事になります。本州の通常の家のQ値が4.0にも及ぶものが殆どですので4分の1まで冷房や暖房のエネルギーを削減できる理屈になります。

今日は伊達市のファース工務店、(株)小松工務店を訪問しました。写真は向って左から社長の小松文雄さん、奥さまの小松房枝さん、私の隣が伊達市市議会議員でパソコンやホームページ管理アドバイザーの小久保重孝さんです。小久保議員は環境問題にもかなり精通しておられました。
今日は、小松工務店さんで省エネ住宅の真相についての意見交換を行ない、夜はサミット会場になる洞爺湖の昔懐かしい木造の旅館に宿泊です。
明日は札幌へ戻ります。
毎日更新ファース本部オフシャルサイト
ブログ総集編
北斗市周辺にお住まいを考えの方は

最新の画像もっと見る

コメントを投稿