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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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韓国に日本文化のルーツが見え隠れ…韓国水原地区~ソウル

2008年09月12日 22時40分45秒 | Weblog
茅葺屋根のルーツがインドに在った事は以前、このコラムで紹介した事があります。
現在の日本文化のルーツを辿れば、仏教の伝導に乗りつつ、インド、チベット、中国大陸、そして朝鮮半島を経て日本にやって来たように思われますが、その過程の中で国々の文化を吸収してきたのでしょう。

特に日本家屋においては、日本特有の多湿気候にフィットするような進化の仕方を伺う事が出来ます。茅葺屋根が、夏場の暑さ対応で自然冷房の役割を果たしていますが、この思想はインドだったと思われます。北上してチベット、チャイナそして朝鮮半島に来た頃は、寒さ対策としてオンドル形式の床暖房へと進化して参ります。日本に渡ってからは、真冬の乾燥を抑制して、家屋内を保熱する構造に進化します。

日本での床暖房は、近代家屋になってからボイラーでお湯を沸かして床を温める方法が一般的です。
韓国のオンドルは、家屋の床に土を盛って平らに仕上げ、その床下の盛った土の中に幾本もの空洞をつくり、外から燃やした火の炎が床下を通じて反対側の外側より煙突で排気されるようにしています。
現在、日本で使用されている給湯式や電気式の床暖房より、はるかに遠赤外線効果(熱線が人の身体に優しい)が高いと言われます。

普通の暖房は、空気を暖めます。オンドルは床自体を暖めて熱波長で人の身体を温めますが、そのクオリティーの高さは体感すれば直ぐに解り、住めば身体に善い事を実感します。
韓国には現在でも本式のオンドル床暖房にこだわっている人もいると言います。
炭火焼の焼肉は、電気式の遠赤外線ヒーターより美味しく焼き上がります。放射する熱線の種類が異なり、オンドルは、焼肉が美味しくなる熱波長と酷似していると言います。

今日は韓国のソウル郊外、水原地区に在る民族村をハローツアーのガイド、李明淑さんのエスコートで見学してきましたが、写真はその李さんと藁葺屋根家屋を撮りました。
日本の茅葺家屋とは、材料が萱から藁に変わっただけなのです。この見学した藁葺家屋にオンドル式床暖房が装備されております。

私が30年前に韓国を訪問した時は、まさに日本の最新ハイテクの力量を自慢できました。現在のソウル市内の道路に少しのゴミも無く、本当に綺麗な街づくりが為されております。そこに培った伝統的技術が根付いており、相互の国民が互いに学び合う事が必要です。
丸2日間、韓国文化を堪能出来ましたが明日は、早朝便で帰国します。
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