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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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提燈(ちょうちん)と照明器具…東京~函館~北斗市

2006年09月23日 17時47分14秒 | Weblog
照明器具には様々な種類があります。一般的な照明機器は電気によって灯りを燈しますが、電灯が燈される以前は、行燈(あんどん)言う機器が一般的な照明機器でした。
これは油に布を束ねた芯を浸して、毛細管現象で登ってきた油が燃えて灯りとなっていました。洋式では同じく油を燃やしたガラスランプがあります。
昔、懐中電灯の替わりに堤燈(ちょうちん)を使用しましたが、時代劇に出てくる「ごうようだ!ごうようだ!」の、岡っ引きと言われた人々が持つ堤燈にもこの油が使用されていました。
ローソクは灯りと言うより、神事や仏事、誕生日パーティーのような一時的な催しなどに利用されたようです。

現在の電気による照明器具にも、白熱球と呼ばれる電灯や蛍光灯があります。電灯は電圧を上げ下げて照度を調節する事が出来ますが、蛍光灯は器具の特性から電圧での照度調整が出来ません。照明器具は、発する熱量分だけ室温を上げてしまいます。
例えば60Wの電灯を室内に10個点灯しますと600Wの熱を出します。この熱は、冬の場合、暖房貢献致しますが、多くが天井付近に留まるため、放出熱量分の暖房貢献はしないものです。冷房においては、この分、確実にエアコンの電気使用量が増える事になります。

同じ消費電力でも白熱球と蛍光灯では、照度(ルクス)が異なり蛍光灯の方が明るいのです。これは多くが熱量で電力消費する白熱球に対して、蛍光灯は照度に電力を多く消費する特性があるからです。機器の価格は蛍光灯が白熱球の約4倍しますが、ランニングコストで充分に採算がとれます。蛍光灯の青白い色を嫌がる方がおられますが現在は、暖色蛍光灯も多く販売されるようになりました。提燈は火を燃やしてのその放す光を灯りに利用しますが、そのとき、確実に熱を発しています。蛍光灯はエネルギーを出来るだけ熱でなく灯りに向けるように出来ているのでしょう。

60Wの電灯を一個、24時間、30日間、付けっ放しにしますと60×24×30÷1,000(kw変換)×20円(電気料金)=864円の電気料金がかかります。更にこの分を冷房負荷も大きくなっているのです。ちなみ同じ照度の蛍光灯では、その照度に消費する電気料金が約280円程度に軽減されます。照明器具を採用する際には、やはりこの省エネを意識しましょう。
写真は今日、23日午後の羽田空港、ビジネスラウンジの天井についているダウンライトです。一見、60wの白熱球のようにも見えますが10wの白熱球タイプの蛍光灯でした。

さて、今日は祭日です。東京から北斗市に戻り、早々に仕事を終えて休養に…
ファースの家
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