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全館輻射熱冷暖房住宅システムの開発者・福地建装・代表取締役会長
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涼しく過ごすには…福山市~広島~東京~函館~北斗市

2006年08月23日 18時44分31秒 | Weblog
写真は広島県福山市のホテル前で夏空に優雅にそびえる福山城です。とても美しい城です。
熱波が日本列島を襲っていますが、連日のように寝苦しい夜が続いています。
先ほど広島県から北海道に戻りましたが北斗市も結構な蒸し暑さです。

日本の断熱基準が南下するほど薄くても良いようになっております。
誰が基準を制定したのかは解りませんが、全く、馬鹿げた基準です。
南下するほど太陽高度が高くなって瓦などの屋根材の受熱角度が直角に近くなり、屋根材温度が高くなります。
屋根材が100度にも達して小屋裏気温が70度を超えるようになり、天井断熱材が薄いために、天井裏の熱を輻射熱で室内の仕上げ材、構造材などに蓄熱してしまいます。

夏場の冷房省エネやCO2 削減などを考慮したら日本列島の断熱材の厚さは、地域別に区別するなど言う必要は全くないのです。
今からでも遅くありませんので温暖地の住宅では、天井断熱材を北海道なみに増やすべきなのです。グラスウールを敷きこむには費用もかかりませんし、冷房省エネもさることながらクオリティーの高い冷房空間を構築できます。
当然、断熱を増やすための施工費用は数年でもとがとれます。

エアコンは10度程度しか吸った熱を冷す事が出来ませんので、40度の室温を吸ってもおよそ30度くらいの噴出し温度となります。室温が早く噴出し温度になって30度で吸い込めば20度の噴出し温度になります。ところが現在の住宅では断熱材が薄いために天井裏から輻射熱がどんどん入り、更に窓からも日射熱が侵入してきます。このため、いつまで経っても室温を噴出し温度に近づける事が出来ません。そのために天井断熱材を厚くして、更に窓からの日射熱を防ぐ工夫が必要なのです。

ファースの家は言われるまでもなく、そのような仕様になっております。
また冷房省エネのためのリフォームもファース加盟工務店の皆さんには指導しております。今年はともかく、来年は皆さんが快適で経済的な冷房空間で過ごし、地球温暖化防止にも協力して戴きたいものです。
少しは広島県より涼しいと思ったのですが、あまり変わらないような…明日は早朝列車で津軽海峡をくぐり岩手県ですが、暑さはどうか…

ファースの家内容を更新しておりますのでご覧下さい。このブログをご覧の方々は、右下のcomment をクリックして是非、ご意見、ご提言、ご感想などをお寄せください。

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