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大雪渓酒造り研修

2019-02-25 12:57:22 | ブログ

今年も長野県安曇野にある大雪渓酒造さんへ、酒造りの体験研修に行ってきました。今回で12年目、述べ25名がお世話になりました。感謝、感謝。

今年の安曇野は暖冬で、里にはほとんど雪が積もっていません。

でも遥かに望む山々はこの通り。天気が良くないと雲に覆われてまったく見えない北アルプスが綺麗に見えました。

今年は3名の有志が参加しました。

これは甑(こしき)といわれる、米を蒸す釜に米をはっている(溜めている)作業です。この釜の下から蒸気が上がってきて蒸米ができます。ご覧の通り作業中も蒸気が上がってきているので、ずっと顔に蒸気が当たりお肌ツルツルになる気持ちの良い作業です。

 これは麹室(こうじむろ)という米麹を育てる部屋。全体の温度をまんべんなく一定にするための切り返しという作業中です。真ん中の米と端の米を入れ替えるのですが、米が重くしかも締まって固くなってもいるので腰に負担がかかる作業です。

出来上がった米麹を麹室から運び出す出麹(でこうじ)という作業。出来たての麹は温かくて、茹でた栗のような香りとやさしい甘みがありとても美味しいです。

その米麹を1日落ち着かせて(枯らし)から仕込みタンクに入れます。

長瀬杜氏(とうじ)=製造責任者から、「米の一粒は酒の一滴」と教えられました。米や麹をできるだけこぼさないよう、無駄にしないよう大切に扱いなさいという意味です。

そして、「酒造りは掃除に始まり掃除に終わる」とも。すべての作業が一段落するごとに床の掃き掃除、道具類や機械類の拭き掃除をします。酒造りは菌との共同作業でもあるので、雑菌は大敵というわけです。

長瀬杜氏はじめ蔵人や社員の皆様、今年も大変お世話になりました。ありがとうございました。(O.K)

 


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