ESPOA blog

写真付きで日記や趣味をいろいろなメンバーが書きます。

歴史あるゆばの新しい食べ方

2019-02-12 13:08:20 | ブログ

鎌倉時代後期、中国に留学した僧たちが禅宗、茶の礼法などと一緒に日本へ持ち帰り、伝わったと言われる「ゆば」、好きな方も多いと思います。ここでいきなりですが問題です 「湯葉」と「湯波」、どちらの書き方があっているでしょうか 正解は、どちらも◯。ゆばの二大産地、京都では「湯葉」、日光では「湯波」なんだそうです。
私は大阪育ちなので「湯葉」ですが、お湯(豆乳)の上に葉のようなものが張るから、湯葉なのかなぁとイメージしていました。ところがゆば(乾燥ゆばを想像して下さい)の色やシワが「うば」(うば捨て山のうばです)の肌のようだから、そこから転じてゆば、という失礼な俗説もあるそうです しかし大豆が原料のゆばは植物性たんぱく質、イソフラボン、サポニンなどが豊富で、肌がピチピチになることはあってもカサカサになることはない!大切な食材なのです。
弊社でも、比叡山延暦寺御用達「比叡ゆば本舗 ゆば八」さんのゆばを取り扱うようになったところ、女性はもちろんですが、男性にも人気がじわじわと広がっています。それは体によいからだけでなく、本当においしいから 
「本さしみゆば」は何枚にも重ねられたゆばの間にたっぷりと豆乳が蓄えられ、ゆばと豆乳の美味しさをぎゅっと濃厚に噛み締められるのがポイント。このままわさび醤油で食べたり、お出汁でちょっと温めても、また違う風味が花開きます


また「とろゆば」はもっとゆるゆるの形があるかないかという状態で、クリーミーさとゆばの豊かな風味が、豆腐にはないおいしさです。ただ、このゆるゆるの状態がどのように食べたらいいですか?という質問が多いのも確かでして・・・・・「とろゆばランチセット」を作ってみました


あったかご飯の上に“とろゆば”と、長いもをすった“とろろ”をかけ、明太子をトッピングした“とろとろ丼”、とろゆばを入れてふんわりまとめた“とろゆばだし巻き卵”、デザートには“とろゆばのみかんジャム添え” 和風でも洋風でも、意外と懐の深いゆばです この他、ざるそばのつゆの中に入れても美味しかったですよ。ぜひ固定概念をすてて、歴史あるゆばをお楽しみ下さい。(K.N)