豊門公園西洋館

2010-01-21 07:10:10 |  静岡県


 昭和初期に豊門青年学校として建てられ、その後は富士紡績の中堅社員独身寮になっていた建物。 元々この辺りは富士紡績の小山工場の建設が明治29(1896)年より始められており、箱根・富士山系から湧きだす豊富な水を利用した工場が順次完成、稼働して生産を拡大していました。 その富士紡績の従業員並びに地域住民に教育・保健・慰安等の場を提供する目的で設立されたのが㈶豊門会館であり、大正13(1924)年に死去した和田豊治社長の遺志を引き継ぎその自邸を移築する為に庭園が整備され、その流れに沿う形で建設されたのがこの建物のようです。  静岡県小山町藤曲144-8  09年12月中旬



 敷地(現在は公園)入り口。 正面に見えるのが東京・向島から移築された和田豊治社長の旧自邸(明治42年築/大正14年移築)。 左端にちょこっとだけ写っているのが西洋館。  


 正面からのアングル。 


 ポーチの柱は少々太め。 建物本体とは仕上げも微妙に異なります。






 内部をのぞき見。。


 訪問したのは15時過ぎ、冬の陽の光は弱々しく。 以前訪れた時は公園の整備工事中で敷地に入る事も出来ませんでしたが、今回ようやく対面する事が叶いました。


最新の画像もっと見る

1 コメント

コメントを投稿