日本基督教団 佐野教会

2010-08-30 07:08:55 | 北関東3県 (茨城・栃木・群馬)




 早稲田大学に建築科を創設し教鞭をとった事で知られる佐藤功一の設計により昭和9(1934)年に完成。 佐藤功一の作品というと県庁舎や公会堂などRC造の大規模な公共建築、それもルネッサンスやゴシックを加味した水平線と垂直線を端正に纏めた建物といったイメージが強く、このような小規模な木造教会を設計していたというのはイメージとかけ離れます。 開口部の尖塔アーチや花弁模様の大きな丸窓などが印象的な建物ですが、少し残念なのは玄関ポーチの屋根の角度が非対称に変えられてしまっている点。 当初は同じ勾配の切妻屋根が3段重なったシンメトリーな正面を構成していたそうです。  栃木県佐野市金屋仲町2431  08年10月下旬