坊主の家計簿

♪こらえちゃいけないんだ You
 思いを伝えてよ 何も始まらないからね

食堂のお婆ちゃん

2020年05月27日 | 坊主の家計簿
緊急事態宣言が出てから閉まっていた御近所食堂が開いていたので、久々に行く。座席の真上にあるテレビの音を聴きながら食べていたら、手が滑って御飯を落とす。少し焦るが、なんせ「焦る」という機能も低下している為に、立ち上がってジーンズについたお米を取っていたら、食堂のお婆ちゃんが濡らしたタオルを持って来て「これの方が取り易いよ」と。小さなゴミ箱も持って来て「これに捨てて」と。「私が拭いてもエエねんけど、ほら、ズボンの真ん中やん」と笑っていた。すいません、すいません、ありがとうございます、と言いながら、ジーンズからお米を取り終えて手を洗っていたら、「御飯足しとくからね」と言って、御飯が元の大盛りになって復活して来た。
なんか、嬉しくなった。会話は変わらずほぼ出来ないけど、物凄く子どもの頃に溢した御飯をお婆ちゃんやオカンが拾って食べていた事を思い出した。
帰り際にもう一度御礼を行って外に出ると少し元気になっていた。私って、かなり単純。でも、嬉しかった。

気力がない時は、DVDも漫画も読めなかったりする。流したり、眺めているだけ。集中なんて出来ない。でも、今日は漫画にハマる程度には元気が出た。多分、食堂のお婆ちゃんのお陰だと思う。

病院

2020年05月27日 | 坊主の家計簿
目が覚めたら雨が降っていた。という事を言い訳に病院に電話しなかった。うつ疑惑というのは厄介なもので、気力が出ない。でも、「ダメだダメだ」と否定するのも良くないし、気長に気力が出て来る事を待っている。

発狂しそうな退屈さは、今日も何とか乗り越えられた。YouTubeに落ちていた映画を見て、今は何度目かの漫画を読んでいる。起きる時間も遅く、もう一度寝たにも関わらず、また、睡魔がやって来た。脳味噌が毎日、毎日大変な状態。

ふと、強い者について考えていた。人間だって生物だから、強い者に憧れて、なりたいと思う。
私は弱く、病院にすら行けない。でも、否定しないし、否定出来ない。それは、私自身に対して無礼だから。また、弱い者に対して無礼だから。

「世間では」という言葉を竹中智衆先生はよく仰っていた。そう、世間では、私はダメだと言われるだろう。でも、阿弥陀の世界では違う。ダメも何もない。ただ、私が存在しているだけ。

仏教は縁起の教えである。私が私を否定する事、弱い私を否定する機運は、世界に広がる。だから、私は否定しない。弱い者が、弱い者として卑下する事なく、世間に「私は私です」と、生きて行く。「私には南無阿弥陀佛があります」と、生きて行く。