goo blog サービス終了のお知らせ 

Eriko Yoga Class ヨガ 海老名

海老名で、初心者から、ヨガが大好きな方まで楽しめるクラスをご用意しています。男性のご参加も歓迎です。

まんが 黄帝内経

2021-05-20 21:20:52 | Books

本の帯に書かれている、「昔の人は百歳をこえても衰えることはないと聞いたが、なぜ今時の人は、五十歳ぐらいで皆衰えてしまうのだろうか?」という部分に惹かれて買ってしまった本です。

漢方の専門の先生などが、時々話題にあげていらっしゃるので、どんなものだろうと興味があったのですが、難解な内容らしく、手を出せずにいたのですが、こちらは読みやすいまんがになっています。

そのため、文字だけだと、ヒー!となってしまうようなことも、絵で描かれているのでイメージしやすいし、興味深く面白く読めてしまってすごく助かります。

中国最古の医学書と言われ、東洋医学、東洋思想のルーツ(陰陽五行、気功、風水なども)のルーツともなっているようです。

人の体を部分として見るのではなく、全体の関わり合いや、自然や季節、食べ物などの暮らし方との関わりも広い視点で捉えていく考え方、病気になる前の小さな不調に気づいて予防する考え方は、わたしたちの生活の仕方、季節に応じた過ごし方の重要なヒントになりそうなので、まだまだ何回もじっくり読んでみたいです。

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

センス・オブ・ワンダー

2021-04-16 21:59:30 | Books

今さらながらずっと気になっていたレイチェル・カーソンの「センス・オブ・ワンダー」を読もう!と思ってやっと手に取ってみました。きっと学生の頃ぐらいに読んでおくべきだったのかも…ですが…!

センス・オブ・ワンダーとは「神秘さや不思議さに目を見はる感性」だそうです。読んでいると、作者が甥っ子と森を探検して見つけたものたちや、芸術品のような小さな苔や大きな空に広がる星や月、小鳥や虫たちの声などの描写から、美しいと感じる心や感性を分けてもらえる気がします。ところどころに入ってる写真もすごくきれい

「沈黙の春」を執筆中にガンにおかされ、センス・オブ・ワンダーは最後の作品、わたしたちへの最後のメッセージなのだそうです。そう聞くと、大人にも子どもにも届くように、優しい言葉で、自然の美しさや神秘さとそれを感じる心の豊かさを伝えたかったのかな、と感じます。強く主張するのではなくて

 

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「ウニピピリのおしゃべり」

2020-01-09 22:12:39 | Books

すてきな本に出会いました。

「ウニピピリのおしゃべり」吉本ばなな 平良アイリーン 著 講談社 2019年

ウニピピリとは、内なる子ども、とされ、ハワイの問題解決方法「ホ・オポノポノ」ではインナーチャイルド、記憶の保管庫と呼ばれています。再生される記憶をヒントに、「アンバランスを正し、もともとの完璧なバランスを取り戻す」方法なのだそうです。

ほんとうはしたくないのに周りに合わせてしていること、日常で感じる違和感、気が乗らない誘いなど、ほんとうの自分の声をあと回しにしてしまうと、ズレが生じて、物事がうまく進まなくなったり、自分のことが分からなくなってしまいます。

自分がほんとうはどうしたいのかな、どう感じているのかな、と自分との対話を重ねて、自分を大切に扱うと、ほんとうの自分とつながりやすくなるのだそうです。

自分についていた嘘が分かったり、傷ついた心に気づいたり、無理して理想の誰かみたいになろうとして苦しんでいる心に気づいたり、生きにくさを感じていた原因が分かったり。力みがとれて、自然体でいることが心地よくなりそうなヒントが対話を通して伝わってきます。

ちょっと気持ちがぎゅーっとなったら、自分でケアできる方法がある、というのもお守りのようで心強く感じます。

 

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「フェルメール」

2019-08-28 18:14:47 | Books

写真家の植本一子さんの本にハマりにハマって、今は「フェルメール」を読んでいます。

ふつうの画集とは違って、写真家の視点で取られたフェルメールの絵と、ヨーロッパやアメリカを旅しながら、絵だけでなく、その街の雰囲気や美術館の様子、その街その街での人の感じや風景、食べた物など、日記のように書かれていて、自分も旅しているかのように引き込まれます。

フェルメールの絵は、生まれのオランダばかりでなく、パリ、ロンドン、ドイツ、オーストリア、ニューヨーク、ワシントンなどいろいろな場所の美術館が所蔵しているらしく、美術館も国によって解放的であったり、先生が子どもを連れて見にくるような街の日常の一部であったり、王室を開放するときだけ入れる格式高い場所であったり、個人のお宅が美術館になったものであったり、いろいろな場所に飾られているそうです。

そう思うと、「フェルメール展」が日本にやってきて、一度に見られる、というのはなんて贅沢なことなんだろう!と思います。

この本の素敵なところは、正面から撮った写真だけでなく、壁の色とのコントラストが見られるようになっていたり、描かれている人物の肌の柔らかさや血色、真珠のネックレスに映る光、あちこちに感じられる光の粒や、カーペットの質感、模様、シャンデリアの絵の具の膨らみなどが感じられるような写真と、まっすぐな感性で絵から伝わってくるものが書かれていて、文を読みながら写真をめくって、じっくり見て、また読んで写真を見て、自分では気づけないところも気づけて、楽しくなってしまいます。

また、どんな人がどんなふうに絵を見ているのか撮られていたり、その美術館ごとの部屋の広さから、光の入り方、壁の色、床の質感も文に書かれていて、自分もその中にいるような、そこで空気を吸いながら見ているような不思議な気持ちになります(入り過ぎて、夢に出てきた)。

こんなに何度も見返した本って初めてかも!

 

ずっと何年も前にフェルメール展を国立新美術館(たぶん)で見たけど、有名な1点、2点しか覚えていなくて、ちゃんと見たのか?と自分にツッコミたいけど、また見てみたいな〜と調べたら、今度日本に来るのは、まだまだ先みたい!そして最近まで、大阪に来てたみたい。悲しや〜〜

今回は図書館で借りたものです。

 

 

 

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

好きな本 「台風一過」

2019-08-19 21:25:20 | Books

写真家の植本一子さんの本がすごく好きで、出版されるたびに読んでいます。

ヒップホップミュージシャンのECDさんとの生活、二人のお嬢さんとの生活が日記状に綴られていて、日々のことを飾らずに、思ったままの気持ちがすごくまっすぐに届いてきて、夢中で読んでしまいます。

✳︎  ✳︎  ✳︎

SNSの世界でいいところだけを切り取って、きれいな美しい言葉だけ並べたり、整えられているような定型文や、世界の偉人が言った名言、美しすぎる料理とか盛った写真、仲間サイコーみたいな集合写真とか、もう胸やけしそうっていうのが今の流れに結構なっていて、だからこそ、実感のこもった、毎日のいいことしんどいこと、仕事や日常のいろいろなことをこなしていくなかで、思うこと、感じること、そういう生々しさ、人間らしさが、文章からすごく目の前に迫ってくるものに、逆にとても励まされます。

✳︎  ✳︎  ✳︎

文章も生き方も「お手本」みたいな、立派な定型文みたいなのがあって、なぞっていれば褒められるのかもしれないけど、お手本のように良い子、いい人、立派な人でいようとしたり、求められる役割、いい女、いいお母さん、献身的であること、などを演じようとすると、お手本と自分を比べて苦しくなったり、周りからの評価を意識しすぎて、がんばりすぎて無理をしてしまうから、周りから求められるお手本や、定型文みたいにならなくていいんじゃないかと思います。

そしてそれを周りにも求めないっていうのも大事で。周りも自分も、そうしたくてしていることを尊重する、一方的にジャッジしないとか。

そうしたらずっと面白いし、自然体でいられると、肩の重荷がひとつふたつ、なくなっていくような気がします。

そういう整えられた定型文以外の実感のこもったものや作品に、すごく心が惹かれてしまいます。

 

 

 

Comment
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

Eriko Yoga Twitter

http://twitter.com/erikoyogaclass