平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

天皇陛下、生前退位の希望~皇室典範改正で<女性天皇>の議論が始まる

2016年07月14日 | 事件・出来事
 天皇陛下の「生前退位の希望」。
 この件は次のような議論に発展するらしい。

 現在の天皇陛下が皇太子殿下に譲位すると、次の皇太子がいなくなる。
 なぜなら愛子様は女性だからだ。
 ならば秋篠宮様がなればいいのではないかと単純に考えてしまうが、現在の皇室典範では、秋篠宮様は『皇嗣たる皇子』ではないため皇太子になれないらしい。
 つまり、愛子様がなられるにせよ、秋篠宮様がなられるにせよ、皇室典範の改正が必要になるのだ。
 そこで出てくるのは、女性天皇・女性宮家の議論。
 <天皇は女性でもいいではないか>という意見と<男性でなければならない>という意見で、議論は真っ二つに分かれる。

 <男性でなくてはならない>というのは、現在のウルトラ保守の復古主義者たちだ。
 僕なんかは、恐縮ですが、21世紀なんだから、女性の天皇であってもいいのではないか、と考える。
 英国、オランダ、ベルギーのように世界には女王はいくらでもいるし、日本でも女性天皇が禁止になったのは明治の皇室典範からのことで、推古天皇、持統天皇、孝謙天皇など女性の天皇は過去にたくさんいた。

 さて、この件を安倍首相はどう対応するか?
 首相は男性天皇にこだわっているみたいだからなぁ。
 彼の思想があぶり出される。女性の輝く社会などと言っているが、基本、彼は男尊女卑?
 また皇室典範改正に関しては、天皇の未来のあり方に関わる重要な案件で、安易に処理することなど許されず、相当な政治的エネルギーを要する。
 とても憲法改正などをやっている場合ではないし、与党の過半数を使ってちょいちょいと決める問題でもない。
 さて、安倍首相はどのように対応するか?
 現在、宮内庁はこの件を否定してるようだが、もしかして陛下のご意思を無視して、もみ消し?

※追記
 テレビの報道を見る限り、女性天皇の可能性については触れないようだ。
 安倍自民党が怖いのか、圧力団体が怖いのか。
 相変わらず、自主規制しているマスコミ。

コメント (2)
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