goo blog サービス終了のお知らせ 

平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

インドネシアのスゴい所を挙げてみた!~これに比べてわが国は……

2025年07月09日 | その他
 インドネシアは近い将来、世界のGDPの五指に入る国になるらしい。
 その理由は──

①人口2億3000万人

②人口構成が〝釣り鐘型〟
 若い人が多い=労働人口が多い。
 日本とは逆。

③豊富な資源
 バッテリーに使うニッケルなどの鉱物資源が豊富。

④資源輸出の禁止
 通常、資源をもっている国は先進国の大企業が入って来て奪われてしまうのだが、
 インドネシアは何と〝資源輸出を禁止〟にした。
 自国で資源を採掘し、加工して輸出するという方式をとった。
 これで搾取されず、逆に国が豊かになるというわけだ。
 この方式に他国からは不満が出ていているようだが、インドネシアは突っぱねている。

⑤インフレ率の管理
 インフレは経済成長にとって必要なこと。
 過度なインフレになるのが悪いのだ。
 インドネシア政府は食品価格の管理など、インフレ率を3~4%に抑える施策をとっている。

⑤中流層の誕生
 国民の消費行動は体験サービス型に変わりつつある。
 スタンドアップ企業・ユニコーン企業もうまれている。
 内需拡大、分厚い中間層を持つ国は強い。

⑥最先端のデジタル技術
 デジタルインフラの構築でいきなり最新技術を導入できる。
 既存のデジタルインフラをヴァージョンアップして最先端に持っていくというのは
 システムも複雑になるし、非効率。
 真っ白な環境なら最先端の技術をすぐに導入できる。

⑦首都移転
 現在の首都ジャカルタが人口集中し環境汚染などもあるため、
 カリマンタン島のヌサンタラに首都移転をおこなう計画が進行中。
 これでジャカルタのあるジャワ島への一極集中を回避できる。
 2045年に完了予定。
 もちろん新しい首都は〝スマートシティ〟だ。

⑧非同盟中立外交
 インドネシアは中国にもアメリカにも与していない。
 両国を天秤にかけて利をとるという姿勢だ。
 ………………………………………………………

 以上、インドネシアのスゴい所を挙げてみた。
 もちろん、これらの陰に隠れたマイナス面もあるのだろうけど、
 国の方向性としては間違っていないと思う。

 逆に我が国日本は……。
 まったく動かない。
 資源の有無や人口の過多は仕方ないが、インドネシアのような20年30年後を見越した大きな構想力をもつ政治家・官僚・企業家は現われないのかな?
 スマートシティの新首都移転とかぜひやるべきなのに。
 何かと言うと「財源ガー!」「財源ガー!」
 これで何かが動くわけがない。

 というわけで今週インドネシアに行って来ます。
 基本は観光ですが、実際のインドネシアを見て来ます。


コメント (3)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« べらぼう 第26回「三人の女」... | トップ | 参議院選挙~れいわ新選組の... »

3 コメント(10/1 コメント投稿終了予定)

コメント日が  古い順  |   新しい順
イスラム圏であること (2020-08-15 21:07:49)
2025-07-12 06:36:34
インドネシアのもうひとつの特徴として、イスラム圏であることをあげてもいいと思います。
しかも中東諸国と比べて戒律はそれほど厳しくないようで、独自の空気感ですね。
社会に宗教的な骨組みはあるものの、盲目的な信仰ではなく厳しすぎないわけで、しかもほかの宗教を受け入れる度量もあるわけで、興味深い地域ですね。

行ってらっしゃい。
返信する
多様性の中の統一 (コウジ)
2025-07-17 11:33:24
2020-08-15 21:07:49さん

いつもありがとうございます。

ジャカルタではモスクの中に入って写真撮影も許されましたし、おっしゃるとおり緩いのかもしれませんね。

ジャワ島はイスラム教の方が多く、バリ島はヒンドゥ島の方が多くて、ヒンドゥ教の寺院が建ちならび、探せばブタ肉を食べさせる店もありました。

そんなインドネシアの方針は〝多様性の中での統一〟
10年後、どのような国になっているのか楽しみです。
返信する
訂正 (コウジ)
2025-07-17 11:35:17
訂正

バリ島はヒンドゥ島の方が多くて→バリ島はヒンドゥ教の方が多くて
返信する

コメントを投稿

サービス終了に伴い、10月1日にコメント投稿機能を終了させていただく予定です。

その他」カテゴリの最新記事