平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

悪夢ちゃん 第7話~彩未先生は、あたしといることに苦しんでる?

2012年11月25日 | 学園・青春ドラマ
 物事には良い面、悪い面がある。
 同じ事柄でも立場によって、良くなったり悪くなったりする。
 たとえばお歳暮でビールをもらっても酒飲みは嬉しいが、飲めない人にはムダなだけ。「俺が飲めないのを知っているのに全然考えていない。ただ惰性で贈っているだけ」などとも思ってしまう。
 それは結衣子(木村真那月)の予知夢も同じ。
 これまでは未来が予知できることで恩恵を得る人が出て、プラスに働いていた。
 しかし、今回の貝原先生(濱田マリ)の場合は……。
 残酷な現実を目の当たりにすることになってしまった。
 結衣子は「人の役に立つこと」で肯定感を持つことが出来たが、貝原先生の場合は否定になってしまった。
 自分の予知夢のことで彩未(北川景子)には「迷惑をかけている」と思っているし、結衣子はとてもつらい。
 結衣子の心の中を想像するとせつなくなる。

 もっとも貝原先生も考え方次第だと思うけど。
 残りの時間を共に過ごすことで、死にゆく教え子に光を与えられると思うし。
 自分も教師であることや、誰かに必要とされている人間であることや、人を愛する気持ちを感じることが出来る。

 いずれにしても彩未先生、結衣子を助けてあげて!
 結衣子のつらさを理解出来るのは彩未だと思うし、<人に迷惑をかけられること>って案外いいこと。
 ドラマ『瑠璃の島』でも平泉成さんが「迷惑をかけるのが子供の仕事だ」って言ってたし。

 今回はドラマシリーズの中での転換話。
 起承転結でいう<転>の始まり。
 結衣子が否定され、彩未の過去のことが明らかになって(事実なのかはわからないが)自己否定した。
 これからクライマックスとしてどう盛り上っていくか?
 校長先生(キムラ緑子)が彩未の過去のすべてを知っている気がするんだけど、どうだろう?

 あと今回面白かったのは夢の設定。
 夢の映像記憶力が衰えていると、すぐに忘れてしまうし、夢札の映像が不鮮明になってしまう。
 僕などはそれですね。
 見た夢をほとんど覚えていない。起きて5分もすると忘れてしまう。
 麦山先生(岡田圭右)のように『夢ノート』でもつけてみようかな。
 この作品を見ていると、もっと夢を楽しみたいと思ってしまう。


コメント (4)
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