平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

遅咲きのヒマワリ 第3話~どこにいても居心地が悪いの、実家でも病院でも

2012年11月07日 | 学園・青春ドラマ
 自分の居場所探し。
 かほり(真木よう子)は自分の胸の内を丈太郎(生田斗真)にこう語る。
「どこにいても居心地が悪いの、実家でも病院でも。かと言って東京に戻りたくても戻れない」
 かほりは自分の居場所を見出せないのだ。
 どこか他の場所を求め、追いかけている。
 これってつらい状態ですよね、何しろ現在を肯定できないのですから。
 だが、そんなかほりがこんなことを言われる。
 お年寄りの女性のために台風の中、土砂崩れで道路が使えず山を越えて駆けつけ、助けた翌日のことだ。
「台風は来るし、気分は悪うなるし、もう不安で不安で。ほやけど先生の顔見たらほっとして。先生がおってくれて有り難いです。有り難うございます、二階堂先生」
 かほりがほんのわずかだが居場所を見つけた瞬間だ。
 自分の居場所は他人との関係の中で見出される。
 自分ひとりの中であがいても何も見つからない。
 丈太郎は<居場所探しの処方箋>としてラストでこう語る。
「自分が望む場所にいられるとは限らない。でも誰だってその場所で頑張っている。誰かに認めてもらいたくて。誰かに必要とされたくて。誰かに愛されたくて」
 <その場所で頑張る>
 おそらく、このことが大切なのだろう。
 かほりも山を越えて駆けつけるという<頑張り>をしたから感謝された。有り難いと言われた。
 土砂崩れだから仕方がないと帰ってしまったりしたら、かほりは居場所探しの迷路の中をさまよったままだったろう。
 <自分が望む場所>
 それが移動することでどうにかなることだったら、ぜひチャレンジすべきだと思うが、どうにもならないのなら今、自分がいる場所でがんばってみよう。
 そうすることで道が開けるかもしれない。
 案外、今いる場所が自分の居場所だと思えるようになるかもしれない。

 一方、丈太郎、ハーレム状態は続く(笑)
 春菜(木村文乃)はワインで酔ったフリをして、丈太郎を誘惑!
 かほりとは嵐の中、小屋で一晩を過ごすというこれまたラブコメの王道な展開!
 彩花(香椎由宇)からは、ごほうびのキス!
 おいおいっ、ぜひ四万十に行こう!
 この作品、真面目な青春ものなんですが、結構アニメっぽいんですよね。


コメント (4)
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