平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

サワコの朝~川淵三郎・日本サッカー名誉顧問、その流されっぱなしの人生

2012年11月13日 | 監督・俳優・歌手・芸人
 先週の「サワコの朝」(TBS系)に日本サッカー協会最高顧問の川淵三郎さんが出ていた。
 そこでのお話に拠ると、その人生はわりと流されっぱなし。目標に向かってまっすぐに突き進んだという感じではなかった。
 たとえばサッカーを始めたきっかけ。
 川淵さんはもともと野球少年だったそうだが、四国にサッカー大会があり、四国に行けるという理由で急きょサッカー部に入ったらしい。
 四国に行きたいという単純な思いが川淵さんの人生を変えたのだ。
 社会人になってからは、古川電工でサッカー部の選手とサラリーマンをやっていた。
 口が達者で人づきあいが良く、優秀な営業マンだったらしい。
 将来、代表取締役になるだろうとも言われていた。
 ところが突然、出向を命じられて、出世路線から外れる。
 なぜ俺が!?
 そこで川淵さんは古川電工を辞めて、心機一転、誘いのあった日本サッカー協会へ。
 ここでも川淵さんは流されている。
 もし、出世路線から外れなければ、Jリーグ・川淵チェアマンは誕生しなかったかもしれない。

 人の人生とはこういうものなのかもしれませんね。
 流されていって、その与えられた場所で全力を尽くして自分の場所にしていく。
 夢や目標に向かってひたむきに頑張るという生き方もあるけれど、それが実現するのはごくわずかな人。
 大半の人たちは流され、妥協し、折り合いをつけ、何とか自分らしく生きようとする。
 成功不成功は時の運。
 そんなものかもしれない。

 番組では、ナベツネこと渡邊恒雄さんとのバトルの話も。
 渡邊恒雄さんは、Jリーグチェアマンの川淵さんのすることを、ことごとく批判したらしい。
 「あいつにやらせたら、Jリーグは失敗する」と。
 しかし、これがJリーグと川淵さんにとって功を奏した。
 この渡邊さんの発言が連日マスコミで取り上げられるのだ。
 渡邊さんの批判に対して川淵さんが返答することで、Jリーグがどんなスポーツリーグであるかが浸透していったという。
 たとえば企業名は外すとか、地域密着型であるとか。
 川淵さんがこれを意図してやったことかどうかはわからないが、見事にマイナスをプラスに変えている。
 ナベツネさんの批判を逆利用して、Jリーグの宣伝に結びつけている。
 実にしたたかというか、たくましい。

 自分の夢から外れていても、逆境でもしたたかにたくましくがんばりましょう!

コメント
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