平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

悪夢ちゃん 第4話~ウソは心をむしばむ毒。だから吐かずにはいられなかった

2012年11月04日 | 学園・青春ドラマ
 今回は<周囲に惑わされず自分の頭で考えろ>という話。

 小泉綾乃(白本彩奈)が吐いたウソ。
 これに親たちもクラスメイトたちもダマされ、彩未(北川景子)を排除しようとする。
 排除に加わった人間の中には、周囲の<空気を読んで>従った者もいるだろう。
 いずれにしても<自分の頭で考えなかった>結果だ。

 唯一、ダマされなかったのは、”悪夢ちゃん”古藤結衣子(木村真那月)、第1話の相沢美羽(木村葉月)、第2話の中原冬馬(原田一輝)、第4話の赤根祐輔(高村竜馬)の4人。
 彼らは彩未との関わりによって、<自分の頭で考えること><空気を読まないこと>を学んだのだ。
 だから周囲の意見に従うより、自分の頭で考えて、彩未を信じた。

 今回、冒頭で<不登校>の議論がなされた。
 不登校=自分勝手
 自分の頭で考えない人は、これで終わらせてしまう。
 不登校の人間を自分勝手と決めつけることで、それ以上深く考えることをしない。
 深く考えれば、不登校に至った<家庭事情>とか<傷ついた何気ない言葉>とかが見えて来るのにそれをしない。
 周囲の人間もまわりの空気がそうだから、不登校=自分勝手と決めつけてしまう。

 そして結衣子が見た予知夢。
 <彩乃が口から吐いた毒が給食のシチューに入って生徒達が倒れていく>という夢は、<彩乃のウソに生徒達がダマされた>という意味もあるのではないか。
 そんな気もする。

 それから今回はもうひとつ教訓。
 <ウソは心をむしばむ毒。だから吐かずにはいられない>。
 ラストでHPを書いていたのは彩未であることが判明したが、彩未は偽りの自分が嫌で、どこかで本当の自分を表現せずにはいられなかったのだろう。
 そうしないと心をむしばむ毒で倒れてしまう。
 だから本当の自分をHPで表現した。

 空気を読まずに本当の自分を生きること。
 これって周囲との摩擦も生むし、今までの友人を失うかもしれない。
 でも忘れてはいけないことなのだろうと思う。
 本当の自分を認めてくれる人間こそが真の友人なのだろうと思う。
 彩未にとっては、授業をボイコットしなかった4人の生徒達こそが真の友人なのだ。


コメント (6)
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