平成エンタメ研究所

最近は政治ブログのようになって来ました。世を憂う日々。悪くなっていく社会にひと言。

悪夢ちゃん 第5話~君の心がその影と闘い始めたのかもしれないな

2012年11月11日 | 学園・青春ドラマ
 アメリカなどでは<精神カウンセリング>は一般的なようだ。映画などでも描かれているし。
 では<カウンセリング>ではどんなことが行われるか?
 被験者をリラックスさせて、時には催眠術のようなことも使って、ともかく自分の心の中を語らせる。
 心の中に封印していたことをあらわにする。
 そうすることで心が解放される。
 体の歪みがマッサージなどに拠って矯正されるように、心の歪みが正される。

 今回、上原翔(千葉裕太)が体験したことは、この<精神カウンセリング>に似ている。
 弟・隆(鈴木福)に対する罪の意識。
 自分がしたことで、弟は自分を憎んでいるのではないかという恐怖・不安。
 それが翔の心の中をむしばんでいる。
 何とか忘れようとするが、忘れられず、心が晴れない。
 だが、今回穴に落ちて、弟と話をし、謝り、「俺が隆を守る」と宣言したことで、今まで抱いていた罪の意識が解消された。
 心の中のよどみをなくした結果である。

 同じことは彩未(北川景子)にも言える。
 彩未も心の中のよどみを解消しなければならない。
 それは心の奥底に封印した、目をそむけたくなるような記憶。
 おそらくは、自分から離れていく母親をつなぎ止めておきたくて<母親を線路に突き飛ばして殺した>記憶。
 これを表に出さない限り、彩未は永遠に解放されない。ずっとサイコパスのままだ。
 現在、彩未がしていることは<心の矯正作業>である。
 HPで自分の本性を暴露することも、生徒を救うために必死になることも。
 この作品は生徒達の問題を解決する物語であると共に、彩美は解放されていく物語でもある。
 ラストで彩美はどのような笑顔を見せるのか?

 それにしても人の心って不思議ですね。
 <予知夢>
 <明晰夢>
 結衣子(木村真那月)のように夢を共有することで他人と繋がることも出来る。
 これって超能力。
 <予知夢>は予知能力だし、<他人と繋がる力>はテレパシー?
 人間の脳はほとんどが使われていないと言うし、心の中を解明していくことで、人間は新たなステージの行けるのかもしれない。


コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする