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炭焼き母ちゃんの奮闘記
スローライフ・エコライフ・エンジョイライフ

炭を切る

2013-09-25 17:26:49 | 炭にまつわる、いろいろ

備長炭はのこぎりでは切れない。<o:p></o:p>

土佐のほうでは、切断機を使って切る。だから、長さはほぼそろっているそうだ。
紀州ではナタとT字に加工した鉄の道具を使って”切る”というよりは”割る”感じ。

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モデルは主人。
L字の鉄に炭の切れてほしい個所をあて、その場所を上からナタでひとたたき。
うまく割れれば、切り口の断面は黒光りした光沢のある、中心から放物線を描いて筋が見える。

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私が普段使っている道具。
主人はL字のものを使っているがバランス的にはT字のほうが使い勝手は良い。
ナタは重くて、炭の上にうまく振り下ろせなかったので、手近にあった金槌らしきもので切ってみたところ、ちょうど手頃な重さで何とかうまく切れた。

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金槌らしきもの、実は架線に使う平スパイキと言うもの。
主人の使うナタとはかなり大きさが違う。
それでも一日箱詰めした日には私の右腕は腱鞘炎を起こしそうなくらい悲鳴をあげている
当初、私がそれを使って仕事をするのを嫌がった。
理由は、その4,5年後架線の勉強して、金槌とは似て非なるもの、架線で大事なものであることを初めて知った

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右が、つい先日まで私が使っていた平スパイキ。
炭を切り続けて20年。
見事に丸くすり減って、最近は細丸の炭でも当てにくくなって一発では切りにくくなっていた。
そこで仕事を交代。
左側がこれから私の炭切りの仕事を手伝い、右側が代わりに本来のワイヤーロープを継ぐ仕事に従事することになった。

「お疲れ様」の気持ちを込めて記念撮影
そして、「これからもお付き合いのほど、よろしく