桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2013・6・9

2013年06月10日 | Weblog
三週間ぶりの休日だ。最近プチ鬱というか自称ウツというか、少し精神的に落ち込んでいたし、ひとり営業を続けていると体力的にも疲れが出ていたので、この休日は何だか宝物のように貴重に思える。だからといってこういう日は何処かに出かける訳ではない。誰かに会おうとする訳でもない。ただぼんやりテレビを見たり、パソコンでネットサーフィンをやったり、本を読みながらうたた寝したり、時間を徹底的に浪費する。普段時間に追われている俺にとってはそうすることが最高の贅沢なのだ。食事もダラダラとる。お昼前に餃子、キムチ納豆の温泉卵添え、明太子、菠薐草と油揚げの味噌汁でご飯を二膳食べてからは、ノンアルコールビールやお茶を飲みながらスーパーで買ってきたカキフライや海鮮弁当やかき揚げうどんを食べる。枝豆や煎餅も食べる。ずっと口を動かし、喉に何かを通している気がする。電話は母からしかない。ちょっとした家庭内雑用を頼まれる。快く了解。メールは昨日久し振りに来店してくれた女性ディレクターのIさん、元スタッフの女優T、女友達のSの三人。みんな野暮用ばかりで、愛を迫ってきた訳じゃない。だからか夜になると人恋しくなって五反田の街に出てみる。今週の週刊Bで紹介されていた日本酒の旨い店の前を通りかかり、一瞬中に入ってみようとする。でも、何故か飲み屋をやっている癖して知らない店に入るのが苦手で、表から中をチラッと覗いただけで通りすぎてしまう。そんな俺からすると、ウチの店に通りがかりで入って来てくれたひとり客、特に女性客は凄いと思う。尊敬です。結局部屋に戻って録画しておいた某テレビドラマの映画版を見る。説明!説明!説明!これはハッキリ言って映画ではありません。紙芝居以下というと紙芝居に失礼になる程ひどい「映画」だ、なんて偉そうに文句を言ってしまうけど、時間を無駄遣いさせてくれたことには感謝。ということでたっぷり時間の無駄遣いをさせて貰った一日。明日は時間を大事に使おう。