桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2005,2,27

2005年02月28日 | Weblog
今日はCXの三宅恵介プロデューサー主催のライブ。二部構成だった為、四時に入場が始まって終ったのが十時。まぁまぁの入りでホッとする。先日の西牟田さんの時もそうだったけど、マスメディアにいる人間がウチみたいな狭いスペースでやるイベントに一生懸命になっている姿は感動的だ。年に一度と云わず月に一度はやってほしい。昨日から風邪気味だったけど、今日は本格的になってきた。早く帰って寝ようとしたら、表で常連のNさんにバッタリ。強引に近くの飲み屋に誘われ、ジントニを二杯。早々に帰って一時過ぎに眠ってしまう。

2005・2・26

2005年02月27日 | Weblog
最近土曜日は結構賑わうのに、今日のお客さんは常連の演出家Nさんと彼が途中で呼んだマネージャーのMさんのみで惨敗! 12時で店を閉め、借りてきたビデオをスクリーンに映して『一人映画館』と名付けて『下妻物語』を見る。真夜中たった一人で映画を見るなんて贅沢……と思っていたけど、何だか怖い。とてもホラー物は見ることは出来ない。やっぱり映画は大勢で見るものだ。帰宅して事務処理にかかろうとしたけど、喉が痛くて、咳が出る。風邪か?風呂はパスして四時過ぎ眠る。ちなみに激減を心配していたこの日記のアクセス数は、昨日再び200を超えた。

2005・2・25

2005年02月26日 | Weblog
今年になってから(と云うよりランチをやめた1月末から)フードのメニューをやめた。でも、フードは前より盛り沢山だ???今日お客さんに出した料理は、数の子の醤油漬け、鯖の照り焼き、イカそうめん、するめと根菜類のサラダ、モッツエラチーズとトマトとカブのサラダ、スペアリブのジンジャーエール煮、カレー豆腐、カブと水菜のペペロンチーノ、油揚げの櫃まぶし風、玉子焼き……ウーン、後は忘れた……つまりおまかせで料理を出すことにしたのだ。以前から思っていたことだけど、一人前の料理を出すと、当然600円から800円の値段設定になるし、特に一人客だど分量と値段から幾つもの料理を頼めなくなってしまう。そこで小皿と云うか、ホンの一口づつ色々な料理を食べて貰うことにしたのだ。勿論、強制ではない。お腹が一杯の人には全くフードを出さないし、お腹が減っている人には最初からカレーライスやオムライスやすき焼を出したりする。お客さんのお腹の具合と好き嫌いをお聞きした上で、出す料理を決める。あるお客さんは最後にどうしても玉子かけご飯が食べたいと云うので出したし、ホンの一口オムライスが食べたいと云う人もいて、小皿のオムライス(結構難しい)を出したりもした。常連の演出家Nさんは自分で仏前カレーと命名した小皿カレーライスを殆ど毎日食べる。こんな風に料理を出すのは俺としても楽しい。メニューが決まっていると、義務になってしまって全然楽しくなかったけど、こんな風に料理を出すことにしてからは、スーパーに買い物に行って、今日は何を作ろう、彼女は魚が好きだったな、子持ち鰈が安いし、煮つけにしようかなんて考えている時は至福の一時だ。で、料金は?……決まってない。お客さんの満足度で決める。和牛百グラムのすき焼を食べた上に五品の小皿を出したりするとドリンクを別にして四千円?まァ、平均して二、三千円かな?ドリンクをトコトン飲んでもお一人様五千円で納まる様にしている(勿論一杯二千円もするモルトやワインを飲んだりすれば別会計になるけど)どうです?今日はどんな料理を桃井が出して来るかお腹を空かして「ウチに来ない?」

2005・2・24

2005年02月25日 | Weblog
昨日はリニューアルパーティの案内状が届いた為か、当日出席できない人々が何組か来てくれて、パーティがあると他のお客さんが来ないと云うジンクスが崩れたけど、今日はその反動からか「いつものコレド」になってしまって、暇。どうなることかと心配していたら、十時過ぎに某映画団体のパーティの流れ十数人が来てくれて助かる。でも、地下にいて分からなかったけど、途中雪になったらしく、みんなタクシーが拾えず帰れなくなってしまい、こっちも三時過ぎまで待機につきあう。部屋に帰ってパソコンのスイッチをいれ、この日記のアクセス状況を見る。昨日200の大台に達したのに今日は何と80。こんな日記を見る人なんていないだろうと思ってはいたものの、次第にアクセス数が増えて来るにつれ、毎日その数が気になりだしている。それ故、その急降下は結構ショック(笑)。

2005・2・23

2005年02月24日 | Weblog
自分と親しかった人の偲ぶ会を自分の店でやると複雑な立場に追いやられる。今日催された故清水欣也さんを偲ぶ会。脚本家時代とても世話になったプロデューサーだけに皆と一緒にしんみりと故人を偲びたかったけど、料理の準備や他のお客さんの応対で気持は90%以上偲ぶ会から離れている。経営者としては利益を追求しなくてはいけない立場ながら、故人を偲ぶ立場からは利益を無視する気持に追いやられる。でも、俺の年齢的にもこうした偲ぶ会はこれから多くなるだろうな。仕事で世話になった人、友人の殆どが60代、70代だ。俺はこれから何回料理を作りながら故人を偲ぶのだろう?

2005・2・22

2005年02月23日 | Weblog
別々に来店したプロデューサー兼脚本家のAさん、同じくプロデューサーのMさん、映画制作会社社長のHさん。カウンターに並んでそれぞれの連れと話していたが、俺との会話の中で同じ業界にいると知ると、少しづつ相手を探る様に話しだし、その内それぞれに共通の知人が大勢いることが分かってすっかり意気投合してしまった。広尾時代、大きな丸テーブルに別々に座った二つのグループが一時間程してお互いが同じ大手広告代理店の社員だと分かって大笑いになったことがあったけど、それに比べて映画界って狭い。年齢や会社が違っても全体で大手広告代理店の半分位の規模かも知れない。そんな訳で今日の店は何となく和気藹々の雰囲気。でも、みんなが盛り上がれば盛り上がる程、俺は昼間の疲れが出て睡魔に襲われだす。今日は午後から三月に予定している映像イベントの準備の為に広尾、白金、五反田を往復したから?もう年か?睡魔から逃れる為、厨房で皿洗いに励む。

2005・2・21

2005年02月22日 | Weblog
お金がかかる。お金がかかる。お金がかかる……やっとの思いでビデオ上映用のスクリーンを設置したのに、雰囲気を壊して契約違反だと芝居をする予定の主催者に文句を言われ、仕方なくカバーを発注。その額約10万円。防臭設備をローンで設置したばかりなのに、ビル全体の排水設備の清掃のテナント負担分として約4万円。リニューアルパーティの案内状の郵送代に5万円……たった一日で必要となったお金が以上、約20万円。そしてこんな日はお金に縁がない日。お客さんもパラパラで売上は必要となったお金の三分の一しかない。ウーン、どうするんだ?自暴自棄になりそうな俺の気持とは関係なしに、FテレビのMプロデューサーと一緒に来たお笑いタレントのKさんが、スクリーンに音なしで常時映写している映像に合わせてアテレコして遊んでいる。その横のテーブルでは、ベテラン脚本家のTさんがプロデューサーと次回作の構想をボソボソと語り合い、カウンターでは連続来店記録が途絶えたNさんがLちゃんを相手にジャズの話。そんな深夜のひとときを俺は提供しているんだと勝手に自負して、明日からの金策に頭を巡らす。

2005・2・20

2005年02月21日 | Weblog
日曜日だけど、昨日に引き続き西牟田知夫演出『薔薇十字団渋谷組』公演の為、昼前に店へ。マチネ公演の間にLちゃんとリニューアルパーティの案内状の糊付け600枚。夜は通常営業をしてないので、ホントに久しぶりにウチの店で公演している芝居を観劇。折角なのに芝居の内容よりもスペースの使い方に神経が行ってしまうのが悲しい。打ち上げを含めて撤収が終ったのが十一時。それからお客さんのお店の三十周年祝いの為、下北沢へ。乃木坂六本木以外の街に出かけたのもホントに久しぶりで、新鮮。かなり酔っぱらって二時過ぎ帰宅。

2005・2・19

2005年02月21日 | Weblog
夕べ四時過ぎに寝たのに今朝は九時起きして店へ鍵を開けに行く。劇団ギルドの定期公演を除けば今年初めての演劇イベント『薔薇十字団渋谷組』、演出の西牟田知夫さんは某テレビ局員。マスメディアにいる人間がウチみたいな小さなスペースで芝居をするなんて素敵なことだと思う。今日は広尾時代からのお客さんだったHさんに店を手伝って貰う。時々助っ人して貰わないとレギュラーのLちゃんの休みがなくなる。これからもよろしく。

2005・2・18

2005年02月19日 | Weblog
一日があっと云う間に流れて行く。確かにランチをやっている時より時間的余裕が出来たには違いないけど、十一時頃に起きて朝昼兼用の食事を終えるのが一時過ぎ、五時に部屋を出るまでの間に色々なことをしようとするのだけど、簡単な経理事務をしてこの日記を書いて、店のクロスなどの洗濯をするだけで終ってしまう。今日やり残したこと、印鑑登録、各種カードや保険の住所変更、名刺の整理、顧客名簿の整理、挨拶文の作成、贈呈された本のお礼状、寒中見舞い、転居通知……もう思い出すだけで嫌になる。あー、時間が欲しい。でも、時間があっても多分だらけてしまって全部は出来ないんだろうな。ウーム、欲しいのは事務処理能力か?店は十二人の予約が入っていたので何となく流行っている感じ。でも、その予約がなかったら十一時近くまで先日の忘れ物を取りに来たついでにすき焼を食べに来てくれたSさんだけ。遅くなって何組かあったけど、どうして金曜日ウチの店は暇なんだろう?二時過ぎに店を出たら雪。その中を歩いている内に『なごり雪』をごく自然に口ずさんでいる。どうして雪の中を歩くと『なごり雪』を口ずさむのだろう?