東京が真夏日になった今日の午後三時、バスで麻布十番に下り立った俺はまずは歩いて10分の東麻布にある東京法務局へ。印鑑証明を貰ってまた十分歩いて振込と預入をするためにM銀行へ。たったそれだけ歩いただけなのに汗がダラダラ。我慢できずに近くあったカフェでアイスコーヒーを飲んで一休みしてから、今度は髪を切って貰う為に広尾に近い元麻布にある美容院Oまで20分かけて歩く。麻布は坂道の多い街。特に麻布十番から元麻布までは急な坂道なもんだからOについた時は肩で息をする始末。汗だらけになった髪の毛を洗って貰ってさっぱりしたというのに、一時間後にはまた25分歩いて飯倉片町に近いポルトガル文化センターに。さすがに夕方になって暑さは和らいだとはいうものの、歩き続けた体力の消耗はいかんともしがたく、教室でM先生に質問されることがあまり理解できず、暑さのせいにする。それでも宿題だった「七時に目が覚める。五分後にベッドから起き上がる。朝食を食べて、顔と歯を洗い、着替えと身支度を整えて9時15分に家を出た。その後、京王線と大江戸線で10時30分にここについた」という文章を歩いている間に必死に暗記し続けたこともあって、何とか前置詞も抜けることなくみんなの前でいうことが出来た。9時15分に授業が終了。途中スーパーで店の買い物をして30分かけて店へ。またまた歩いて今日は合計95分歩いたことになった訳で、店に入るなりカウンターに座り込んでしまう。幸いというか不幸というかお客さんは少なく、これが昨日みたいな忙しさだったらきっとダウンしていたことに違いない。今日は朝からMが出かけてしまうし、だったら母と食事しようと思ったのにスケジュールが合わず、仕方なく一人で何か食べようと思っていたら電話その他で時間がなくなってしまい、市販のレトルトのタイカレーを食べただけで出かけたので、12時に閉店と同時に疲労感と空腹感がチェンジする。本当なら店で何か作って食べてもよかったのだけど、そんなことをしていたら電車で帰れなくなるので、タクシー代2510円を節約する為に駅に急ぐ。でも、五反田駅に着いた段階で空腹感に耐えきれず、デニーズに入って一人1300円のサーロインステーキセットメニューをオーダー。タクシー代2500円を節約したつもりなのに2600円の出費。気づいて少し自己嫌悪。
暑くて食欲がない。でも、そこを踏ん張って12時に二人でザルソバ三人前、サバの一夜乾し、オクラのもずく酢、トロロ芋、デザートのオレンジを口にいれる。でも、無理して食べておいて正解。今日は開店早々格安旅行会社のK社長を皮切りに朗読のイベントをするUさんたち3人が続いて、更に某IT企業のSさんたち、近所に住むSさんたちがカウンターを埋めてくれている間に、映画監督兼教育評論家のHさんたち十人のグループが来店。お腹がすいているから何でもいいからどんどん出してと言われて、とりあえず乾き物を出してから、ちょうどカウンターのお客さんにオーダーされていたタラのコロッケをついでに揚げて、他にイカやきのこの揚げ物も一緒に添えて出し、その間に沸かしたお湯でアラビアータパスタを三人前茹で、ソーセージの盛り合わせを作り、ピザを2ホール焼いてだし、更に明太子パスタを三人前だしたのにそれじゃ足りないと言われて追加でカレーライスを二人前、アラビアータパスタを二人前だす。勿論お客さんはそのグループだけじゃなく、その間にタラモサラダやチーズの盛り合わせやタコのマリネ風サラダのオーダーも入る。スタッフのO君が今日も休みなので、それらのオーダーを一人でこなしたのだけど、しばらくぶりに厨房でてんてこ舞い。他にY広告社のMさんたち八人のグループ、近所のEさんたちも来店してくれたもんだから、Mの方も注文を受けたり、お酒を作ったり、運んだり、会計したりで、二人とも一触即発のカリカリモード。でも何とかそれをやり過ごして、後片付けを終えたのは二時過ぎ。パーティでもなくイベントでもなくこんなに売り上げたのは久しぶりだと、普通ならビールでお疲れ乾杯するのだけど、アルコールを飲む元気はなく、コーラとトマトジュースで乾杯。アルコールも駄目だけど、お腹が空いてもいい筈なのに食欲もなし。二人とも疲れ切って食べるのにも喋るのにも口を使う体力は残ってなくて、無言で帰宅。カップラーメンを一口食べただけでベッドに横になってウーンと声を出して背伸びする。気持ちいい。何よりの極楽。
今日は木曜日から続いてきた中島康行プロデュース「明度喫茶へようこそ」(作演出らんまる)の最終公演が2時からあって、5時過ぎまで店を出ることが出来ず、多分今日もスタッフのO君は色々な事情が重なって休むことになるだろうから、仕入れと買い物を行く以外はそのまま店にいることになるだろうと予測して、だったら出かける前にちゃんと食事をしておかなくては体がもたないので、いかの沖漬け、たたみいわし、ツナとグリーン野菜のサラダ、卵いり納豆、菠薐草のニンニクバター炒め、湯豆腐風味噌汁でご飯を二膳食べて12時に部屋を出る。イベントは最終日だけあって観客動員的にも平日のマチネ公演にしてはまぁまぁの線。それでも全体的には観客動員がうまくいかず、且つウチの料金システムを誤解していたこともあって、かなりの赤字になったみたいで、主宰者の中島君は少し落ち込んでいるように見えたけど、この劇団はそんなことにはめげずに終わった後きれいに掃き掃除してスペースの床まで雑巾掛けしていったのは偉い。今度は観客動員とお金のことを考えて赤字になることなくまたウチでやってほしいと思った。5時に出勤してきたMとバトンタッチして銀行と仕入れ。やはりO君は今日も休みなので予想通り店に帰ってきた後は、早い時間からA芸能のIさんとT書店のKさん、映画監督兼教育評論家のHさん、T大医学部教授秘書のTさん、弁護士のKさん、「監督失格」の試写会の帰りに寄ってPRして行った映画制作会社のYちゃん、夏に公演をするHKたち、S大学経済学部教授のSさんたち、他にイチゲンのお客さんたちがきてくれて、気づいてみたら12時にとっくに回って、あの一時間を除いては結局14時間は監禁状態になってしまった。途中テイクアウトの弁当を食べただけだったので、4時近くに帰宅してからニンニクとキムチと玉葱とタカの爪をたっぷりいれた激辛すき焼を食べる。寝る前に刺激物と肉。あまりよくない気がするけど、もうどうにもとまらない。
今スピーカーからクリスレアのアルバム『FOOL IF YOU THINK IT'S OVER』が流れている……なんて書くといかにもこのアーティストのファンみたいな印象を与えるけど、実は今日、初めて聞いた曲だし、初めて名前を知ったアーティストなのだ。日曜日だけど、マチネとソワレと二回イベントがあって、その間の時間に散歩してふと入った乃木坂の落ち着いた喫茶店で耳にしたのがクリスレアというアーティストだった。俺はこのブルースともポップスともつかぬ彼の音楽にすっかり魅せられてしまい、帰りに早速CDを買い求めてしまった。還暦を三つすぎて新たなアーティストに心を揺すぶられるとは思ってもいなかったので、ひどく得した気分。こんなことがあるなら、まだまだ俺を魅了する音楽や文学や映画があるに違いなく、貪欲に耳を済まし、目を凝らし、感性を磨いていこうと思う。でも、こういうのって偶然が一番。人から勧められたりした本や音楽や映画はフィルターをかけて見たり聞いたり読んだりしてしまう。あれはもう十年近く前、鎌倉にいく電車の中で推理小説でも読もうと駅前の本屋で手にした薄い文庫本は「幽霊たち」というタイトルだった。恥ずかしながらこの作家のポールオースターが何者か知らず、つまらなかったら途中でやめればいいやと読み始めたら、やめるどころか一気に読み続け、鎌倉駅についてからも喫茶店に入って人と会う約束の時間を延ばしてまでも最後まで読み通してしまった。勿論その後、ポールオースターの他の本の愛読者になったのはいうまでもない。きっと今日で出会ったクリスレアも新しいアルバムがでたら買うに違いない。こういう偶然の出会い、たまらなくいい。
ある人から昨日の日記からイニシャルだけど自分だと分かってしまう箇所を削除してほしいと電話がある。会社的に不味いと言われると承諾せざるをえない。また別の人からも数日前の日記で書かれた自分の名前を削除してほしいと電話がある。肩書的に問題があるとのこと。これも承諾するしかなく、帰宅後すぐさまパソコンに向かって作業をする。削除といえば……×××△△△●●●氏から要求されている削除要求。冷静になって考えてみると、例え×××△△△●●●氏に咎があろうと、こうしたブログで実名を出しての非難はよくなかったと反省。そして今日自分が二人の要求に応じたことで、意地でも×××△△△●●●氏の名前を削除するものかという気持ちが薄れる。頭にきている。厚意を踏みにじられて怒りは頂点に達している。でも、会社的に不味いとか肩書的に問題がある位のことで削除できるなら、名誉棄損だと弁護士を通じて内容証明を送ってくる×××△△△●●●氏の名前だって削除できるということになる。今は「敵」になってしまったけど五月末まで「彼」は友達だったのだ。少なくとも俺はそう思っていたのだ。面倒な作業だけど、自分の論理的矛盾には耐えられないし、今日これから5月の末に「警告文」が送られてきて以降の日記から×××△△△●●●氏の実名を削除する作業に入ろう。
昨日の日記には、お客さんの数が月水が5人で、火木が20人だったから順番でいうと金曜日の今日は5人になるかもしれないと書いたけど、そして給料日の金曜日は開店以来必ずと言っていい程お客さんが少ないというジンクスがあるもんだから、今日のイベントが変則的に5時半に開演していつもよりは1時間半前には店にこなくちゃいけないことも手伝って、始まる前から厭戦モードで、イベントが開演し、バーカウンターが開店するまでの30分の間に、近所の居酒屋の寿司の立ち食いカウンターに行って、日本酒を飲みつつ握りを摘む始末。処が世の中という奴は、予想を裏切るように出来ているみたいで、開店直後にEさんが学生時代の友人のNさんときてくれたのを皮切りに、近所の映画監督兼教育評論家Hさんたち、悠々セカンドライフのSさん、何年かぶりかに来店してくれたKさんたち、近所の制作会社のAさんたち、初めて来店してくれたのにやたらとウチの店や俺のことに詳しいMさんたち、某制作会社の経理担当役員のIさんたち、そして三十年近くも前にテレビ史上に残る名作と言われ、現在舞台化されて上演中の『Sのは……』というドラマを作った脚本家のIさんと元Tテレビの演出家Tさんと主演俳優だったNさんのトリオ、そこに朝ドラ『M姉ちゃん』のヒロインだったKさんも後から加わって、お店の中は冷房をつけていても熱気がムンムンとしていて、後からきてくれた法律事務所勤務のNさんは坐る椅子もなく、暑さから逃れるようにイベントスペースの方へ。予想は見事に外れた。こうなったら……月末の土曜日って奴はお客さんが一人か二人かいなくて、いつも暇で暇で困ってしまうし、店が始まる前にビール飲みながら鰻でも食べてのんびりやりますか?と期待感ゼロを装ってみる。
初対面のお客さんが「桃井さんとは以前××でお会いしたことがあります」「え、そうですか?失礼しました。最近モノ忘れがすごくて」「いやぁ、あの時に桃井さんからいただいたサインは我が家の家宝にしてまして……」といわれて、「桃井さん」が「章さん」でなく「かおりさん」のことだと分かる。うーん、別にもう桃井かおりのお兄さんと言われることにはなれてはいるが、目の前にいる「桃井さん」を「桃井さん扱い」して貰えないことに何とも複雑な思いになる。「桃井さん」には「かおりさん」の他に「章さん」も弟の「Tさん」もいるのを、皆さんちょっとは気づかってほしい。せめて「桃井さんに会った」ではなく「妹の桃井さん」位いうべきだ。なんていいつつも一番有名なのは「かおりさん」で、店でも一日必ず一回は「かおりさん」の名前が出る。お客さんが求めるのだから妹のことを話すことは話すけど、還暦を三つもすぎて「妹話」をする兄というのは我ながら気持ち悪いし、なんとかごめん蒙りたい。その点、今日精神科医で映画監督のWさんに連れられてきた近くにある大学院の学生さんたちは、W先生と同時に弟の授業も受けているとかで、「Tさん」の話で盛り上がる。こんなことは過去にあったかなかったかだから、俺は脚色をして「弟話」を盛り上げた。うん、「妹話」より「弟話」の方がまだ格好がつく。他に格安旅行会社社長のKさん、近所の制作会社のMさんたち、N証券のAちゃんとYさん、そしてついこの間まで同僚だったF子さん、近所の映画会社のNさんたち、近所のEさんたち、昔同じ番組をやっていた脚本家のHさん、遅い時間にOLのRさんなど合計25人のお客さん。今週は月曜日が5人、火曜日が20人、水曜日が5人、そして木曜日が25人と妙な規則性。となると今日は5人か?
今日の俺の頭の中は、福島の原発のことよりも、Aとのトラブルのことよりも、今月の店の家賃とO君の人件費が賄えるかどうかということよりも、「先週は仕事が忙しくてポルトガル語の教室に来ることが出来ませんでした。その代わり159頁の文章を全部暗記してきました」という文章をポルトガル語で暗記することで一杯だった。毎週水曜日、ポルトガル語の講座にいくとM先生に「先週はどんな一週間でしたか?」とポルトガル語で聞かれ、ポルトガル語で答えなくてはならないのだ。でも、まぁこの位だったら暗記することが出来たのだが、先生に「だったら暗記した159頁の文章を言ってみてください」と言われるだろうと「オルス一家は一日四回の食事をします。朝食、昼食、ランチ、夕食です。朝食は少ししか食べません。ミルクいり珈琲を飲んでバターやジャムをつけたパンを食べるだけです。昼食は外で食べます。子供たちは学校や大学の食堂で、両親はレストランやスナックバーで食べます……(続く)」なんて文章を必死に暗記しようとしたのだけど、加齢による記憶力の減少はいかんともしがたく、一頁分の文章がなかなか頭の中に入っていかない。でも、教室にいく途中のバスの中でつっかえながも何とか言えた充実感。これはやれた当人にしか分からない。そしてその時ふとあることを思い出す。昔昔、中学生の頃、英語が堪能だった父に言われて英語の教科書を全部丸暗記したのだ。その時は父への反発もあって嫌で嫌でたまらなかったけど、他の勉強が不得意な俺も英語だけは全国模試でトップクラスにいけたのは、そのことが役に立っていることに気づく。この年になってポルトガル語を始めるにあたっても、きっと無意識の内に語学は暗記だという父の教えを思い出したのだろう。何とかみんなの前で暗記した文章を言えた俺を父の代わりにM先生が「Muito ben(すごくいい)」と誉めてくれた。
死者が呼び寄せたという訳ではないだろうが、今日7年ぶりに姿を見せてくれたエロ短歌で有名な女優のKさんは、七年前に亡くなったベテランテレビ演出家のOさんが最初に連れてきてくれた人だし、同じく七年ぶりに来店してくれたNさんは九年前広尾の店で初めて俺がプロデュースして、Oさんが演出した芝居に出てくれた女優さんだった。お互いは全く見知らぬそんな二人が同じ日にウチの店を訪れてくれるなんて、どうしたってOさんが呼んだと思っても不思議はない。そういえば四年前に自殺した俳優事務所社長のAさんともKさんは親しかったという話になって、OさんだけじゃなくAさんの力が呼び寄せる力も加わったのかもしれない。死者は賑やかな酒場がお好きだという。俺も死んだら幽霊になってコレドのカウンターに坐っていたいものだ、なんて空想したりしたけど、今日のコレドは死者に好かれる程度に混んでいて、他に五月でお店をやめたのでまた通うようにするわと言ってくれた懐かしの美人姉妹の姉のAさん、その連れで商社勤務のSさん、ゴールデン明けには麻布十番に九階建ての自社ビルをオープンさせた化粧品会社Kの若くて可愛い女性副社長Mちゃんが女性社員3人ときてくれたのを初めとして、プロデューサーのKさん、脚本家志望のOLのKさん、ネイルアーティストのKさんと一緒の格安旅行会社経営のKさん、近所のドキュメンタリー制作会社の演出家Kさんたち、芝居を見に来てそのままカウンターで飲んで行ってくれたSさんなどで2時近くまて。「彼」の問題は名誉棄損の慰謝料300万円を要求されたまで何の進展もないけど、進展がないということは厚意で融通した50万円は取り返せないということか?考えれば考える程凄いお話しです。
去年の九月にポルトガル風居酒屋を始める時に、ポルトガル料理には欠かせないバカリャウ(干しダラ)のコロッケは絶対メニューに加えるつもりで、色々研究をしていたのだけど、ポルトガルで食べたコロッケとは何処か食感が違っていた。そんな時にAがセールスしてきたコロッケは絶品で、これぞポルトガルの味だった。正月にAに勧められてポルトガルの干しタラの加工工場を見学してその理由が分かった。日本で手に入る干しダラと味が違うのだ。同じタラなのにどうしてだか分からない。俺が作るのに限らず、日本のポルトガル料理店で出されるバカリャウのコロッケが今一つポルトガルで食べたのと違うと思ってしまったのはここに原因があるのかもしれない。でも、Aとのトラブルであのバカリャウのコロッケは入手困難になった。でも、何とかこのコロッケだけはメニューに残しておきたいと、トラブル以降色々な店から干しタラを買ってきては、試作を続けていた。同じ製品でも塩抜きの程度で全然味が違う。直接食べた時と揚げてから食べた時とではまた味が違う。当然の如く干しタラの分量で味が違って来る。あーでもない、こーでもないの試行錯誤の数週間。そして今日漸く俺的には満足いく味になったような気がする。女神が特別微笑んだ訳ではないけど、チラッとだけは笑ってくれた気がする。そんな訳でバカリャウのコロッケがコレドに復活です。そんな週明けの店は「ダニーと紺碧の海」を見に来た観客で、昨日に引き続いて今日も満員御礼。飲み物食べ物のオーダーも一杯あったし、スタッフ出演者、そして何人かお喋りした観客のみんなも気持ちのいい奴ばかりだし、これでカウンターも埋まっていれば言うことないんだけど、今日は昔父を取材したことがあるというY新聞のSさんとAさん、TテレビのN部長とTプロデューサーを連れて五年ぶり位にきてくれた女性放送作家のMさんだけで、閑散としていた。念願のコロッケも何とか満足が行くものが出来て、イベントはいい雰囲気で終わって、それでカウンターまでお客さんが溢れるなんて、そんなうまく一日がいく筈はないと諦めることにする。