昨日から花粉症の季節到来。もう35年近く付き合っているから今年もまた来たかと云う諦めの心境だけど、去年は花粉の量が少なかったのか、それとも秋から飲み続けた「じゃばら」が効果を上げたのか軽くすんだのに、今年は初っ端からこうだと、これからが思いやられる。仕方なく病院に行き、アレグラ錠を処方して貰う。帰りに本屋に立ち寄り、一昨日Mプロデューサーから勧められた高村薫の「冷血」が気になって上下巻買い求めて、となりのカフェで珈琲を飲みながら早速読み始める。グイグイ引きつけられる。主人公たちの存在感の凄さが半端じゃない。これは推理小説と云うより純文学だ。帰宅すると、四日市に帰っていたYNの実家から伊勢海老入りの蒲鉾や伊勢海老のシュウマイや伊勢うどん、味噌煮込みうどん、松坂牛のちくわ、松坂ハムなどなど、山海の珍味が詰まった宅急便がドドッと送られて来る。いやいや、こんな「貢ぎ物」される程、お嬢さんのお役に立っている訳ではありませんので恐縮の限りですと思いつつ、旨いものには目がない俺は早速伊勢海老入りの蒲鉾を炙って柚子胡椒で食べる。美味。因みに深夜には駅を降りた時に空腹に駆られてラーメンを食べようとしたけど、伊勢うどんがあったことを思い出し、ラーメンは中止。早足で帰って伊勢うどんをいただく。感謝。出かけるまでに少し時間があったので、ベッドに横になる。眠気を誘うアレグラ錠のためか、一時間程眠ってしまう。時間になって慌てて部屋を飛び出しバスに乗る。するとまた眠ってしまって六本木まで目覚めず。ちょっと疲れている。5時過ぎに店へ。二月は残り二日の段階でまだ150万に達しないので今日の売上を期待していたけど、カウンターのお客さんはTテレビのOプロデューサー、イチゲンの男性客二人、しばらくぶりに来店してくれたモルトファンのMさん、まだ24才なのに70年代の香りを漂わすRさん、そして今日は講師の都合で中止になった「福島オディセイ」の世話人を勤めるMさんの6人だけで、一日分の家賃と人件費の合計(3,5万)に達せず。花粉症は季節的なものだけど、コレドの経営危機は一年中だ。
こんなことやってどんな意味があるのだろうと思っていたのについ魔が差して申し込んでしまった区の健診。オプションとして肺ガン検診、胃ガン検診、大腸ガン検診、前立腺検診まてつけてしまった今日がその日。前日の九時以降は飲食禁止だというのは覚えていたし、その直前に牡蠣のペペロンチーノを食べようと目論んでいたのに、それをすっかり忘れてしまっていて、気づいた時には九時半すぎ。このままだと一時に母と食事してから翌日のお昼まて何も食べないまま過ごすことになるのだけど、今更どうしようもなく、今日も起きた時から胃袋と云うより頭の中は終わったらトンカツ食べよう、ラーメンときょうざもいいなと思ってばかり。いや、そんな欲望よりも問題は検便で‥‥難なく排便していざ採取しようと便器の中を見たら、今日に限ってでかくて長い便は、その重さでトイレットペーパーを丸めて塞いでおいた穴をすり抜けて水の中に落ちてしまっていた。やばっ。でも、また出せばいいかと踏ん張ってみるものの、でかくて長い便で出し切ってしまったのか、十分待っても十五分待っても催さない。漸く‥ホンの少しの便が出たのは二十分も経ってだったか?今度こそ慎重に便器の前の方に便を出して、何とか検便終了。その後、肺ガン検査のために痰をゲーゲー‥‥これも結構難しく、出かける前に疲れ切ってしまった。それなのに、検診でバリウム飲んで台の上で右を向いたり左を向いたり仰向けになったりうつ伏せになったり、体操選手じゃないぞと嘯きたくなる程の重労働。あー、もう二度とやだ。大体こんなことしてガンが見つかったってどうするんだ?初期だったら手術?その間お店の営業は?休む?でも契約してあるイベントは中止してもらう訳にはいかないだろ?だったら何のために健診なんか受けたんだろ?ひょっとして200万円かな?俺が唯一入っているがん保険って,ガンと認定されただけで200万円貰える筈だし、深層心理の中でそれ目当てで健診なんか受けたりして‥‥嗚呼、二百万円貰ったらどうしよう?いや、その使い道は決まっている。俺はそのお金を手にしてポルトガルのリスポンに旅立つ。そして謎の東洋人として死んでやるなんて妄想を持っていられる桃井章、65才は何て能天気。。
朝起きて一番にやったことは、温泉卵を作ること。先日社長秘書のYさんたち女性客とスタッフのYYとRさんたち女性陣に囲まれていた時、温泉卵の話題になったのだが、料理好きの俺がその日その時まで食べたことはあったけど温泉卵の存在を意識したことがなくて、話題についていけなかったことが何とも悔しくて、そして女性陣がそんなに温泉卵を好きなのか知って意地でも最高の温泉卵を作る使命感を持ってしまったのだ。時間を変えて、お湯の量を変えて、温度を変えて約三時間作り作った温泉卵は1バック十個。でも、難しい。どうだ?桃井の温泉卵は?と威張ってお客さんに食べて貰うにはまだまだ。でも、昨日のただただ長い長いだけの日記が書けたのはこの待ち時間があったから。その温泉卵と昨日店で残った鳥のから揚げを持って母の所へ。から揚げとネギを醤油だしで煮込んで、チンゲンサイを敷いた大皿に持り、それを温泉卵で食べたら超美味。これからもしばらくは温泉卵作りに励むことを誓う桃井だった。老老ランチのつき合わせは、昨日スーパーで安売りしていた鰹の叩きを大根おろしで和えたものとキノコが一杯入った納豆雑炊。食後は今日もまたお茶を飲みながら母の青春時代の聞き書き。個人の細かい記憶をたどって行くと、一般的に聞かされてきた時代の風景とは違う匂いが漂ってくる。そして記憶には消してしまっていいものと残しておかなくてはならないものがあることを知る。買い物して四時半に店。五時にR大学の映画研究会の面々が試写会の会場見学。今日のスタッフはRさん一人。彼女が来る時は何故か忙しくなるジンクスがあって俺としては嬉しいのだけど、まだ新人の彼女だから忙しさに我慢できなくなってしまわなければいいけどと心配していたが、彼女が帰る11時までには元NテレビプロデューサーのOさん、Yさん、Nさんたち三人に、元ロックグループにいた姉さん?たち、法律事務所勤務のNさん、映画プロデューサーのMさんと同じくKさん、悠々セカンドライフのSさん、そしてまだ23才なのに昭和の香りを漂わせるRさん程度だったので我慢の範囲内か?そしてその後も近所のシルバーモデルのMさん、同じく近所在住で初めで来店してくれた女性二人だけ‥‥あ、そういや、Rさんの後見人を任じる社長秘書のYさんが水だけ飲みに15分だけカウンターに座っていったことはいったけど、去年来店数一位の彼女だけど、今日はカウントなし。
まぁ、怒濤だった訳で‥‥いや、ちょっと大袈裟。でも、土曜日の朝から日曜日の夜にかけての桃井章の40時間は、常に大袈裟な物言いをする桃井章にしてみれば「怒濤」なんて漢字を使いたくなっても不思議じゃない慌ただしさだったのだ。始まりは金曜日の夜だったのか?クタクタに疲れて1時半すぎにベッドに直行して、普通だったら薬を飲んでも五時間程でおきる筈なのに、目覚めてみたら何と九時半近く。やばいっと思わず大声をだす。今日は三時からマチネ公演があるのだけど、その前に昔世話になったSさんと共通の知人を偲ぶ会をやる打ち合わせを1時から店でする約束をしてしまったので、その前に料理の仕込みをする為には11時半には店についていなくてはならない計算になるので、買い物の時間をいれると10時には部屋を出ることにしていたのだ。後30分だ。食事は無理,店で食べよう。日記も無理、パソコンを持って行って空き時間に書こう。よし、やれることは風呂に入ることだとバスタブにお湯をためながら、いつから桃井章はこんなに清潔スキになったんだ?昔は二日三日風呂に入らなくても平気だったのに。きっと客商売をやるようになったからだ。それなりに気をつかっているのかと馬鹿なことを思っている内にお湯が三十センチ程溜まったので入ってしまう。半身浴をしている間にお湯が溜まってくる。これが合理的な気がしているけと、老人にはよくないのだろうか?まぁ、死ぬ時は死ぬと15分ほど浸かって後はバタバタと予定とおり予定通り11時半には店へ。偲ぶ会の打ち合わせは何の問題もなく終わった頃に徐々にマチネのお客さんがいらして三時の開演時間までにYYと一緒に50オーダー。公演が始まって漸く一段落。確かこの時間に金曜日の日記を書いた筈。でも、日記を書き終わる頃には芝居も終わってアフターのドリンクサービスを30分ほどして再び買い物に出た後、今度は7時開演のソワレ公演のための料理の準備。昼はそんなにフードが出なかったけど、夜は昨日と同じだと大変なことになるので、予めから揚げ、ピザなど時間のかかる料理を作りおきしておく。夜のスタッフはYYに代わってアメリカから昨日帰ったばかりのM。時差惚けがひどくて辛そうだったが、それから芝居が終わるまでの間に約130オーダーをこなしてくれる。感謝。今日の公演のスタッフ出演者が引き揚げた後、今度は3月に公演をする琵琶奏者のKさんたちが会場見学と打ち合わせが入ったけど。普通の土曜日だとこの辺りで店終いとなるのだけと、今日はカウンターにもお客さんがいらしてくれて、最後は法律事務所勤務のNさんが1時すぎまで飲んで行ってくれたので、その売上でタクシー帰り。そしてその夜も店で残りのカレーライスを食べて帰ったこともあったけどバタンキューで洗面所経由ベッドへ。今日はアルコールを入れてないので誘眠剤を飲んで寝る。五時間後おきる。そして今日は2時から公演が始まるので準備をいれると11時半には店についていなくてはならず、昨日と同じに部屋を10時半出。今日も午後のパートナーはYY一人。こっちが何も云わなくても自主的に色々やってくれるので助かる。開演後、後はYYに任せて歩いて15分ほどにある草月ホールへ。もう35年近くの付き合っている女性編集者のYさんが50になったのを気に突然女優になると宣言して入った演劇倶楽部「座」の公演「お気に召すまま」(シェイクスピア)を見に行く。Yさんは二役で好演。いつか彼女とも芝居をやってみたい。五時過ぎ店に戻り、今度はマチネの料理の用意。夜は今日もパートナーはM。でも、彼女はそんなに遅くまで働けないし、公演が終わってから今日が千秋楽なのでバラシをふくめて劇団のみんなが引き揚げる11時過ぎまで時間をどうやって潰そうか考えて、こういう時の「S頼み」だとこれももう15年は付き合っている食事友達のSに電話して店に誘う。普通日曜日の夕方に誘って数時間後にご飯食べないと誘っても、それがいい女であればある程可能性はゼロに近いのに、何故か分からないけと、こういう誘いにSは八割から九割の確率で応じてくれるので助かる。今日も友達のYさんと一緒にいたのに来てくれる。そして今日は昔俺も書いていた「俺たちの旅」と云うテレビドラマに出演していた女優のMさんが近所まで来たからついでに寄ってみたと顔を出してくれたので、SさんとYさんと一緒に飲みだして普通営業はしてないのにとんでもなく華やかな宴。怒濤なんて大袈裟な言葉を使った癖に、やっぱり桃井章は女篇で締めくくる。
現在、日曜日の夜7時すぎ。今まで更新できなかったのは、土曜日の午前中に部屋を出て、帰ったのは午前二時過ぎ。そして日曜日も午前中に部屋を出て12時に店。両日ともマチネソワレの公演があって、飲食のオーダーが半端じゃなく、それはそれで本当に嬉しいことなんだけど、正直疲れ果てている。このパソコンを鞄に入れて持ち歩くのはかなり辛いが、時間を見て書こうとしていたのけど、全然取れずに今の時間。明日は多分時間が取れるだろうからそのときに一杯愚痴を書こう。
いつもは、お酒を飲んで泥酔している以外、店を終わって部屋に帰ったら、お腹が空いている時は何か食べたいものを作り、お腹が空いていない時はせめて日本茶を飲んだりして、夕刊を読んだり、録画してあったテレビを見たりして、寝る前に長い時で二時間、短くても一時間はのんびりした時間を過ごすのに、今日は駄目、全く余裕なし、ホントにバタンキューってこういうことを云うんだなと自分でも思う位、玄関から洗面所に直行して歯を磨くと、次はベッドに直行して、テレビは「朝まて生テレビ」を付けたけど、知り合いの元文部官僚のT氏が何か喋っているなと認識しただけで、後は薬も飲まないのに五時間全く目を覚まさずに爆睡してしまう程、疲れ切ってしまった2・22。というのも、今日から始まったborderの公演の開演時間が5時と8時と云う変則的だったので、ドリンクフードのオーダーはあまり期待できないと勝手に思い込んでしまって、且つ今日は昼はノースタッフ、夜はまだ新人のRさん一人だけだったのに、予想に反してオーダーが連続して、その数140弱。さすがにそれだけあると新人と「老人」では対応できず、オーダーされた鶏のから揚げ重やピザなどは出すことができずに終わってしまう忙しさだったのだ。おまけに9時半以後にカウンターにはTテレビのOさん、デザイン事務所のkさんたち、芸能分野で健筆をふるうライターのIさんなど常連のお客さんも並んでくれたのに、殆ど喋る時間も取れずじまいで、気づいた時には12時15分。後片付けも殆どできないまま最終電車。立っているのが辛いけど、座ってしまったら寝てしまうのは確実だったので、朦朧とした意識のまま吊り革にぶら下がって五反田着。もう歩きたくなかったけど、ただ老人はベッドを目指す。
朝は佃煮と梅干しのおにぎりに塩昆布ととろろ昆布のおすましで軽く済ませて、近所の整形外科で頸椎の治療を受ける。湿布を貰っても効き目がない気がするけど、どうなんだろ?2時に母と昨日のパーティの残り物のアラビアータペンネにとろけるチーズを被せて温めたものと冷蔵庫に隠して?おいて賞味期限が切れてしまった豚肉をしゃぶしゃぶにして引き揚げてから生の春菊と店の残りのゆで卵で作った煮卵のサラダ、そして更に豚肉をしゃぶしゃぶにした後の汁を利用して作った生姜とネギのスープなど、残り物を目一杯使った食事。戦前から戦後にかけて食料難の時代を生き抜いた母は、こうしてリフォームしたり、残り物をうまく使った料理を好んでくれる。その後、「母の青春」を聞く。戦争と共に青春が始まり、戦争が終わってすぐ結婚して俺を筆頭に四人の子供の子育てに追われていく母の青春の日々は,65才の息子にとっては「俺だけの午後のテレビ小説」だ。五時前に買い物して店へ。今日は去年に続いて伝説の演劇人,芥正彦氏が主宰する「福島オディセイ」のトークイベント。カウンターには、監査法人に勤めるOLのAさん、今週末に草月ホールでシェイクスピアの「お気に召すまま」に女優として出演する編集者のYさん、そして今週は四日連続「来てしまった」社長秘書のYさん。でも、「来てしまって」助かる。彼女に俺の携帯のちょっとした機能を直して貰おうとしたら、何故か知らない内に余計な有料サイトに加入していることが発覚、すぐさま解約する手続きをしてくれたので月々何千円もの余分な出費がなくなった。携帯などに無知な俺もいけないけど、そこにつけこむ業者は最悪だ。お店は今日も12時30分に最後のSさんたちが引き揚げたもんだから、後片付けは途中にしたまま最終電車に乗ることを優先。いつまでこんなことが続くんだろ?いや、続けられるのだろうか?と部屋に帰ってからコンビニに買ったおかきを貪りながら録画してあった「最高の離婚」を見る。
昨日の日記はちょっと大袈裟だったみたいで、あんなに自己嫌悪、自己嫌悪の安売りをされると、それはそれなりに心配して下さる方がいて、美人CMプロデューサーのRさんなんて午後読んだ途端電話してくださったみたいで、俺がパーティの料理の仕込みでバタバタしていて元気そうな声で応え、且つどんなことで自己嫌悪になったのか細かく話したら、バカバカしい、心配して損しちゃった的に電話を終わられてしまった。そして社長秘書のYさんには、まるで少女ね、と云われる。いやその時一緒にいたのは23才の女性ですと答えると、その人じゃなくて桃井さんが少女だって云っているのよ。そんなことで自己嫌悪になるなんて12,3才の少女じゃない?と続けるのは決してほめ言葉ではない。まぁ、とにかく日記を大袈裟に書いたことを反省。本当に大したことじゃないので、一体何があったんだ?と店に聞きに来るのはご遠慮ください。と云うわけで、落ち込んでいたのはこの日記を書いて店に出るまでで、2時過ぎに店に出てしまえば、6時半から始まるパーティの準備に自己嫌悪は何処かに飛び去ってしまって、後は10時にパーティが終わって、後片付けをするまではただただ走り続けて動き続けた数時間だった訳で、クヨクヨ病には体を動かすのが一番の妙薬というオチ。パーティ以外のお客さんは演劇ファンのSさん、悠々セカンドライフのSさん、東京出張中のS新聞の記者Uさん、五月末にウチ芝居をやる女優のSさん、自称IT企業経営のEさん、近所の映画監督兼教育評論家のHさんたち、と今週は三日続けて来店してくれたYさんの9人。でも、みんな料理を食べてくれたのはいいけど、スタッフのYYと臨時で来て貰った友人のHさんが11時で帰ってしまったので、最後のお客さんのHさんたちが12時過ぎに帰ってからパーティの後片付けもふくめて12時40分の終電車に乗るべくバタバタ動き回るが35分でタイムアップ。後は足と背中の痛みに耐えながら乃木坂駅改札口へまっしぐら★コレドのホームページのアドレスがhttp://www.nogizakacoredo.jpに変わりました。どうぞよろしく。、
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今、俺は自己嫌悪の塊と化している。多分、これから書くことはあまりにバカバカしくてあまりに自分が許しがたくて昨日自分がやったことの半分も書けないだろうだろうから、この日記を読む方もそして数年後にこの日の日記を俺が読むことがあったら実際に書かれていることを数倍に拡大して自己嫌悪の元を探って貰いたい。今日は12時にウチの経理と雑務をやって貰っている元マドンナのTちゃんにミッドタウンのスタバで会って、この数カ月の売上と経費の関係について話し、今後のコレドのあり方などについて相談に乗って貰う。結果、売上を増やすための三つの方策(まだ企画段階)を実行に移すこと、経費を削減するための方策(特に月に七万以上かかるタクシー代を限りなくゼロにするなど)を検討したり、ひどく前向きな二時間を過ごせたまではよかったのに、その直後から自己嫌悪傾向が進行していく。まずは時間がないのだから店が始まるまでに今日話した企画段階の案件を文章にして一つでも企画書にすればいいのに、何を突然思いついてしまったのか、突然六本木ヒルズでやっている「ゼロ・ダーク・サーティ」を見ようと小雪が降る中ミッドタウンから歩き始めてしまったのだ。普通に歩いてもギリギリだったのに、途中交差点で知り合いと偶然会ってしまい、短くも長い立ち話。それで焦ったのがいけなかったのか、痛風の発作が出ている踵をかばいながら早足したのがいけなかったのか路上で滑って更に足を痛めてしまう。この時点でもう映画の開演時間になってしまって、普通に歩けば本編には間にあったのだが、痛めた足ではもう間にあわない。でも、ここで折角映画を見ようと思う気持を諦めてはいけないと、二十分後に始まる「ダイ・ハード・ラスト・デイ」を見ることにする。そう、「ダイ・ハード」だ。昔、アクション嫌いの俺でも感激してみた覚えのある「ダイ・ハード」だ。きっと今でも感動を‥‥もう、やめよう。終わった時、俺は時間の使い方を間違えたと云う自己嫌悪で一杯になってしまった。そんな気持を引きずりながら5時に店へ。今日は当初誰もスタッフがいない筈だったのにYYの予定が急に空いて来てくれたのは助かったと云う思いと、こんなことに(普通にスタッフが一人でもいることに)感謝してしまうことに自己嫌悪。もっとしっかりスタッフ管理をしろと誰かにしかられそうだ。いや、それよりもそれよりも‥‥いや、やっぱり書けない。この後、自己嫌悪になる事柄がいくつか重なるのだけど、こうして検証していて更に自己嫌悪が進んだら今日は臨時休業にしたくなってしまうから、もうやめよう。ただ、今日2時半過ぎに部屋に帰って食べたものと行ったら卵かけご飯にきつねどんべいだった自己嫌悪‥‥そういえば映画が終わって食べたのはラーメンだったし、出かける前に食べたのはコンビーフライスなんて、桃井章にとっては哀しき哀しき食生活の一日で、これが一番の自己嫌悪。。★コレドのホームページのアドレスがhttp://www.nogizakacoredo.jpに変わりました。どうぞよろしく。、
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昔はともかく現在の痛風治療ではストレスをなくす方が重要で食べ物はあまり関係ないとは言われるものの、数日前、白子を味噌汁にしたり、モツ煮込みなどを何杯もお代わりしたのがいけなかったのか、尿酸値を下げるザイロックを毎朝欠かさず飲んでいるにも関わらず一昨日あたりから痛風の発作が出て、今日がピーク。靱帯骨化症の痛みと合わせてボレタレンを入れて凌ぐ。それでも「母親病」は治らないみたいで、五時前に店に出て金曜日に来店した時に月曜日に「桃井さんの自家製コロッケ」が食べたいと言い残して帰って行った社長秘書のYさんのためにじゃがいもを潰して衣をつけて、いつ来ても(というか「帰宅」しても)いいようにしておいて満足感に溢れた喜悦の表情を浮かべているのは如何なものか?今日スタッフに入ってくれているYさんの中学から大学まで親友のRさんにも「桃井さんってYにはホントお母さんなんですね」と言われてしまった位だからかなりのものだ‥‥なんてしばらくぶりにYさんの話題を続けるのは、折角作ったコロッケを美味しい美味しいとお代わりまでして食べてくれたと云うのに、Yさんは来た時から何処か物憂げで、元気なく、何かRさんや俺に話したかったみたいで時間ギリギリまでいたけど、それも出来ずに終わってしまって、ちょっと心配な「お母さん」である。★コレドのホームページのアドレスがhttp://www.nogizakacoredo.jpに変わりました。どうぞよろしく。、
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