今日は日曜日だし「あまちゃん」がない。でも、頭の中にはあのイントロのテーマ曲が聞こえ続けていたもんだから朝風呂に浸かりながら「あまちゃん」はどうしてこんなに俺を虜にするんだか考えていた。特別波瀾万丈のストーリーと云う訳ではない。ヒロインの能年玲奈さん初め出演者たちが魅力的なこともあるし、宮藤官九郎さんの台詞が面白いこともあるけど、何が決定的に魅力的なのか今まで口に出して説明できずにいた。でも、ふとあのドラマのテイストが久世光彦さんのドラマに似ていると気づいた。「あまちゃん」は「時間ですよ」の猥雑さとコメディタッチさとが入り交じった魅力なのかも知れない、なんて考えていたら9時過ぎのバスに乗り遅れそうになる。今日は日曜日だけど「トップガールズとその仲間たち」の公演が12時と15時の二回。時間的に(開場時間が11時半と14時半)多分料理のオーダーは出ないだろうなと思いながらも念のために10時過ぎに店に出向いて準備するが、予想通りに12時の回は開演前の食べ物のオーダーは一つだけ。拍子が抜けるが、終わった後にカレーライス、ペンネ、ピザなどのオーダーが重なる。その為、二部が始まってからカレーやピザなどの仕込みに追われる。でも、こういう時に限ってもうオーダーは出ない。世の中うまくいかない。二部が終わった頃、予てから相談事があるので時間をとってほしいと言われていたT嬢が顔を見せる。スタッフたちの撤収作業が終わるまでの二時間程彼女の相談に乗る。その御礼にと近所の居酒屋で彼女に誘われる。昔だったら30歳も年下の女性にお酒を誘われたら、例え向こうが誘ったにしろ、無理してでも俺が勘定を払っただろうけど、今はそんな見栄を張っている経済的余裕がないし、それに彼女の相談に乗ったんだしと自分を納得させて奢ってもらうことにする。でも、日本酒に酔っぱらってしまって、同時に睡魔に襲われ、部屋に戻ったのは11時頃だったのに、歯を磨いただけでバタンQ。