桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2014・1・30

2014年01月31日 | Weblog
この間、昼間からYさんとお酒を飲んで、気持ちよくなった勢い?でそのまま評判の「かぐや姫の物語」(高畑勲監督)を見に品川の映画館に入ったのだけど、それは「映画館に入った」だけで、美人と一緒なのに予告編の最中に寝込んでしまって、目を覚ましたのはエンドロールが終りかけた時と云う、映画館を仮眠室にしてしまったことがあったけど、この場合は酔っぱらっていたから言い訳が効かないこともない。けれども、美人とかいい女の人とか女優とか他の人が羨むような相手と映画を見に行ったのに、そして本編だってちゃんと見ていたのに途中で眠ってしまったなんてことがこれまでにも多々あって、それって何だっただろうと思う。きっとそんな女の人と映画を見に行ったのだから緊張していただろうし、映画だって元々興味のある作品だったに違いないし、勿論酔ってない(例外として去年の夏に「メキシカンスーツケース」と云うキャパのドキュメンターをレイトショーで見に行った時は日本酒でメタメタに酔っていて、当然の如くダウンしてしまったけど)。だったら美人やいい女と一緒じゃなくて、と云うより自分の部屋のソファで一人きりで、ひどくリラックスして、どんな内容か分からないWOWOWで見る映画なんて100%途中で眠ってしまいそうだけど、グイグイ引きつけられて眠気なんか何処かに忘れて見てしまう映画がある。先日見た小泉今日子主演の上映時間四時間半に及ぶ「贖罪 インターナショナル版」(黒沢清監督)も、去年の映画ベストワンと言われていたのに見逃していた「苦役列車」(山下敦弘監督)や「かぞくのくに」(ヤンヨンヒ監督)もそうだった。更にヤンヨンヒ監督では先日見た「愛しきソナ」と云うドキュメンタリーも飽きなかったし、今日見た「ディア ピョンヤン」も朝昼兼用の食事を終えてのんびり寛いでお茶を飲んでいた時にも関わらず二時間近く画面に釘付けになっていた。でも、老老ディナーを終えて帰ってきてから見た、出演者及び監督にも興味があった「××夜の△△△△」は半分過ぎた辺りで眠気が襲ってきて、次に目覚めた時には映画が終わってから30分以上が経っていた。この差が何処にあるのだが分からない。因みにこの日記を書き出す前にもう一度眠気に襲われる前から見始めたけど、また30分位して眠っていた。多分その時の「相手」との相性なんだろう。どんなにいい女だって一時間も向かい合っているのが辛いことだってあるみたいに。。

2014・1・29

2014年01月30日 | Weblog
一週間のハワイ旅行の間、マリンスポーツや観光に興味がない俺は、ワイキキの海を眺めながら、バーで酒を飲みながら、ベッドで枕を並べながら母の生い立ちを聞き続けた。有名女優の母親ではあるが、当人はごくごく普通な女性だ。ただ、大正の終りに生れ、青春時代は戦争の暗い影に覆われ、戦後の動乱の中で結婚して、俺を筆頭に四人の子供を育てて、育児が終わるのと並行して七宝彫金作家として日展にも出品してきた母の人生は、聞けば聞く程面白く、ここは息子としてではなく、いつものオバサン乗りで父と知り合う前の恋愛ストーリーまで聞き出してしまった。そうしたからにはただ聞き流すだけじゃなく書き留めて置こうと思うのが「作家」の業で、何処にも公にするつもりも予定もないのに、パソコンに向って母の人生を記録し続けた今日一日。疲れると気分転換に「デンティスト(歯医者さん)」の構想を練る。主人公は診察台に座って口をあけたままなのか?エアギターみたいにエア治療は出来ないか?歯を抜くか抜かないかは(特に矯正歯科の分野では)歯科医師の間でも色々見解が分かれるみたいだけど、乳歯が抜けた時、ネズミの歯と取っ替えろと屋根に投げたことと関連づけて馬鹿馬鹿しい議論にならないか?患者は男としてデンティストは女性か?男性か?顔と顔があんなに近づく関係って男女関係以外にあるだろうか?などなど、まだヒントのヒント程度のことを考えては一人で悦に入る。途中、ひさしぶりにWOWOWの日々で一昨年見てとても面白いと思った「桐島、部活やめるってよ」(吉田大八監督)を再見。ネタバレしていてもやっぱり面白い。吉田監督は俺の感性に合うのだ。でも、橋本愛は「あまちゃん」の方が魅力的だったと再確認。そして今日は老老ランチが中止になったのと「作家モード」でいたこともあって一歩も外へ出なかったので、朝はおにぎりと豚汁、昼は自家製ミックスピザ、夜はソーセージたっぷり炒飯と白菜スープなんて、桃井的には手抜き三食だったが、こんな作家的一日はこれで充実。

2014・1・28

2014年01月29日 | Weblog
紅鮭を焼く。美味しい。真っ赤な鮭に緑のカイワレ大根をおく。お皿が映える。納豆はよくかき回して糸を一杯だすのがコツ。卵を入れずにネギだけの方が旨い。卵は目玉焼きが一番好きだ。Hさんが帰郷するたびにお土産に持ってきてくれる燻りがっこは毎回メーカーが違うのだけど、今回いただいた須藤健太郎商店謹製のいぶり大根漬けは最高の旨さ。これを選んでくれた父上に感謝。今日の味噌汁は豆腐、だから味噌は赤味噌にしてみた。出汁はこれも頂き物の焼きあごいりの茅の舎だし。美味。いつもよりおかずが少ない気がするけど、暖かいご飯があれば無敵の朝御飯を食べてから、今日は一日部屋を出ないで調べ物をする予定でいたのだけど、五時過ぎにはんこやさんを探して街に出る。会社の本店の住所を変更したのでゴム判が必要になったからだけど、駅前まていけば何処かにあるだろうとタカをくくっていたら東口にはどこにもない。交番で聞いて西口の山手通りまでいく。すると三軒もはんこやさんが並んでいる。糾弾するつもりはない。でも、矛盾だ矛盾だとブツブツ言いながら歩く。近くのブックオフで「歯列矯正の話」と「脚本家・橋本忍の世界」を各105円で買う。貧乏人にとって安いのに越したことはないけど、こんなに安いと著者が可哀想に思ってしまったのは、俺もモノ書きの端くれだからか?と思いつつ散歩を続けていたら、先日偶然会って旧交を温めた美人デザイナーのSさんから来週またランチしないかとの誘いのメール。勿論OKの返信。でも、その後店は何処にしようかなんてことを何度かメールでやりとりしている内に、彼女の家は近所だし、こうしてメールを繰り返しているということは今時間に余裕があると察して、高輪台にある小さな焼鳥屋に誘ってみると、一時間だけならと出て来てくれる。でも嬉しかったけど、ちょっと不安。何故なら俺には焼鳥を食べる上での頑固なルールがあって、それは俺の前では絶対串から肉を抜かずに食べて欲しいということ。どんなに君が美人であろうと、もし串から肉を抜いたりしたら、その場で俺は席を立つからと宣言。でも、Sさんもそれは当然でしょ?串から肉を外すなんて焼鳥道に反するわと食べてくれたので、俺は上機嫌なんてもんじゃなく約束の一時間をずるずる三時間に延長して二人で日本酒五合を空けていたのだった。

2014・1・27

2014年01月28日 | Weblog
新しい店の工事を請け負う工務店の人たちとの打ち合わせの為に朝10時に広尾へ。細かい打ち合わせは建築士のFさんに任せて、俺は近くの母の部屋に出向いて老老ランチの支度。今日は先日いただいて美味しかったレトルトのハンバーグにこれまたレトルトのカレーをソース代わりにかけた料理とはいえない料理(だけど、味の発見が有り)、マグロとアボガドの柚子胡椒和え(わさび醤油の代わりに)、アサリのコンソメ風味噌汁と行った「実験・邪道」料理のオンパレード。でも、その極めつけは、通販で包丁を買った時についてきた電子レンジで炊くご飯釜。結果的に電気を使ってはいるのだけど、研いだお米をレンジに入れておくとご飯がたけると云う売り文句に乗ってやってはみたけれど、途中500ワットから200ワットに変えなくてはいけないことなど、やり方が不味かったこともあって敢えなく失敗。でも、それはそれなりに楽しかった。2時半に茅場町のT歯科クリニックへ。本当は3時に予約していたのだけど、「デンティスト」の取材モードで30分間診察室が見える待合室で先生や歯科衛生士の動きを観察させて貰った。帰り品川へ出て、駅前の食品デパートで白子、鶏レバー、燻ニンニクなど買う。気づいてみれば皆精力剤みたいで、お金を払う時に魅力的な熟女のレジに意味もなく照れてしまったりする。最近WOWOWの日々は不調。代わりにハワイに持って行ったのに気候と風土に全く似合わなくて読めなかった中村文則の「最後の命」を読んで過ごす。屈折した冬の季節にこの小説は似合っている。

2014・1・26

2014年01月27日 | Weblog
こっちからも連絡をとろうとしていたけど、午前中に妹からご飯を食べようというメールがあったので、夕方いつものトンカツ屋Dで会う。とりあえずは話が持ち上がってから半年かかったけど、新しい店が早ければ来週にも工事に着工できることになったことに乾杯。そして自分が所有するスペースを俺に店をやらせる為に粘り強く今日まで待っていてくれた上に保証金や家賃でかなりの便宜をはかってくれた妹に感謝。7時半すぎDを出て8時にHさんと六本木で待ち合わせ。カラオケボックスで歌を一曲も唄わず「デンティスト」の構想を喋りまくる。新しい店もだんだん形を見せて来たし、桃井はハイテンションのまま11時過ぎ帰宅。録画しておいた「緊急取調室」(脚本・井上由美子)を何気なくみる。かなり酔っていた。それなのにドラマを見ている内にどんどん吸いよせられる。凄い緊張感。そして最初は誰だか分からなかったのに、徐々にこの女優があの安達祐実だと分かってきた時の怖さ。これは最大の誉め言葉だ。一人の母親の中に潜む女の業の深さに、酔いも覚め、眠気も吹っ飛んでしまっていた。

2014・1・25

2014年01月26日 | Weblog
去年の11月17日にコレドをクローズしてから四人目の男性客に会った。一人目はコレドの音響機器などを引き取りに来てくれた演出家のTさん、二人目は劇場で偶然あってそのまま俺のツレのLさんと三人で飲みに行ったS新聞のUさん、三人目はクリスマスの広尾の街でバッタリ出会ったT電力のNさん、そして四人目が高校の後輩で広告会社に勤めているSさんなんだけど、他の三人と違って彼だけは俺の方から会いたいと連絡をとって会って貰ったのだ。ええっ、オンナ好きの桃井がわざわざ会いたいと連絡を取ってだって?おかしいですよね。はい、正直いいます。会いたかったのはSさんではなくて(ごめん、Sさん)彼の奥さんでデザイナーのKさんだ。まさか桃井が人妻不倫疑惑?なんてことはなく、残念ながら正真正銘の仕事。実は今度の店を作るにあたってバーとしての基本コンセプトや内装デザインにつていては一級建築士のFさんにおまかせすることにしたけど、隠されたコンセプトというか店を作る動悸づけともなった俺の祖母であるJarjan(なのか「じゃあじゃん」なのか)のイメージをどうやって醸しだすかと云うことをこの数日あれこれ考えていたのだけど、ちょっと行き詰まってきたので、ここは去年作った二本の芝居でデザイナーとして世話になったKさんのセンスも借りてみようかと昨日思いついて連絡を取ってみたのだ。でも、彼女は去年七月に出産したばかりの赤ちゃんがいる。会うとなったらベビーシッターが必要だ‥‥ということでベビーシッターとして父親のSさんに来て貰うことにして70日ぶり位におめにかかったと云う訳だけど、ベビーバギーに乗った生後半年の赤ちゃんに話しかける様に六十年前に亡くなった俺の祖母のイメージについてアンディウォーホールやマリリンモンローをひきあいに出しながら打ち合わせする俺とKさんとSさんの姿はちょっとした芝居模様。そういえば俺は遺作シリーズリース③のタイトルを「デンティスト(歯医者さん)」に決めた。でも、まだタイトルを決めただけで、何処で何時誰とやるか、いやそれより何よりどんな芝居にするか決まった訳じゃない。でも、いつもそうなのだ。シリーズ①の「ロバくんとポニーちゃん」も遺作シリーズ②の「パラソル」もタイトルが先行していた。さて「デンティスト(歯医者さん」はどんな芝居になるのだろうか?いや、その前に自分で自由になるシアターを失ってしまった今、どうやったら実現出来るのか?誰かプロデューサーになって考えて下さい。

2014・1・24

2014年01月25日 | Weblog
一般的には知られてないが、演劇好きの間ではみんなが知っている人気劇団「花組芝居」の看板俳優である水下きよしさんが今日亡くなったという訃報が飛び込んで来る。俺と一廻り違うからまだ54才の筈。最初に彼と会ったのは今から9年前。まだ始まったばかりのコレドシアターに何かの芝居を見に来た彼がウチのスペースを気にいってくれて、その年の暮れに「花組芝居」の番外公演をやったのをきっかけに、ホボ一年に一度の割合で朗読を含めて色々な趣向で意欲的な舞台を作ってくれた。最後にあったのは去年コレドシアターが閉じると知ってか自分の演劇ユニットBorobon企画の公演をやってくれて、千秋楽に「色々ありがとう」と挨拶したら「こらちこそ」と握手してくれたのだけど、みんなの様に「コレドがなくなるなんて残念です」とか「もう少し頑張れなかったんですか」なんてことは云わず、何故か逃げるように出て行ったのが今生の別れとなった。とても芝居が好きだった人だった。俳優としても魅力的だったけど、プロデューサーとしても演出家としても優れていた。少なくともコレドシアターで彼が演出する芝居はあの狭い空間をとても上手に使っていて、いつも感激するより感心させられたものだった。こう云う訃報に接した時に「惜しい人を亡くした」と云うのは常套句だけど、彼の場合は本当に惜しい人を亡くしたと心の底から思う。今はただ冥福を祈るしかない。

2014・1・23

2014年01月23日 | Weblog
午前中に税理士事務所と本店移転と定款変更の件で電話打ち合わせをしてから関係書類を作成してファクス、ベランダの防水改修及びプレハブの撤去工事のことで管理人のHさんと打ち合わせ、などバタバタ動いていると久し振りに仕事をしている気持になる。本当はその後で赤坂にある壁紙のショールームに行く予約を入れていたのだが、昨日F建築士との電話でその必要がなくなったので、ポルトガル料理の店Mでランチしようとブラブラ歩いて高輪まで。夕べ寝る時と今朝バスタブの中で「ポルトガルを知るための55章」と云う本を読んでいる内にポルトガルに行きたいという気持が高まり、そうは云ってもすぐ行ける訳ではなく、またいつもの様にポルトガル料理でその穴埋めをしようと思ったのか?でも、その穴埋め行為は幸運を届けてくれる。去年の暮れにもこの店を出た時に乃木坂で洒落た雑貨店をやっているT子さんと偶然あったけど、今日も以前乃木坂コレドに二週間連続来店と云う記録を立てたことのある美人デザイナーのSさんと店の近くでバッタリ会ったので一緒にランチすることになったのだ。お互いの近況を話している内に料理だけじゃすまなくなってワインを一杯‥‥それは当然一杯じゃ足りなくなって、彼女も今日はオフだと云うので昼間からボトルを取って飲みだしてしまう。昼下がり、美人と一緒にワインを飲んで酔っぱらう幸せは更に続く。ポルトガル料理店は三時まで粘って、その後品川のワイン店Eに移動。暗くなるまで飲み続ける。まだ30を過ぎたばかりで飲み盛りの彼女は平気な顔していたけど、66才の俺の方はさすがにそこまで飲み続けると口説く体力も意志もなくなって、七時前に美人と別れるなんて醜態?を演じてしまった。部屋に帰った時に彼女から届いた「今日は話し足りなかった」と云うメールが悔しい。

2014・1・22

2014年01月23日 | Weblog
俺と母がハワイ惚け惚けになって帰ってみたら、いくつかの問題がドッと迫ってきていた。まずは会社の本店移転手続きをしなくては新しい店の営業許可がとれないので、その手続きをとる為に動く。次にAさんに会ってその新しい店の開店資金の工面に当たる。続いて昨日一級建築士のFさんと打ち合わせした新しい店のカラーとコンセプトについて色々と考えてから結論を出してFさんに連絡する。彼は建築士だけど、今回は店舗内装デザインまで踏み込んで考えてくれるので全面的に信頼することにする。言わば芝居における演出家と舞台美術デザイナーの関係だ。でも、迫ってきた問題はそれだけじゃない。今住んでいるマンションには母がここを買った時にルーフバルコニーに七宝焼の仕事場としてプレハブを立てたのだけど、元々は共有部分のそのスペースに防水改修工事をするので一時的に撤去してほしいとの要望が管理組合からあって、困り果てる。まだ母の七宝焼に使う高熱釜などの仕事道具がぎゅーぎゅー詰めになっているそのプレハブを一時的なんか撤去できない。全面的に撤去するしかない。その場合とその費用はどうなるかと云うと、元々は共有部分と知って立てているのだから所有者であるこっちが払わなくてはならない。業者に見積もりを出して貰うことになったけど、一万二万で済む話ではないことはいくら経済音痴の俺でも分かる。十万二十万単位の話でもなさそうだ。ということは俺が担当するのは無理。元々の所有者だったMotherのM資金に頼るしかないのか?。

2014・1・21

2014年01月22日 | Weblog
この日記を読んでいる常連客のAさんから電話があって、運転資金がなくなってコレドはクローズし、次のお店も開店資金の目処がなかなか立たないと嘆いているから同情していたのに、いくら母親孝行とはいえ、二人分の費用となると一週間で何十万もかかっただろうし、よくもそんなお金があったわね?と皮肉を言われる。まぁ、普通に考えれば当然だ。でも、去年一年は役員報酬を一円も貰わず、わずかの年金と著作権収入と知人からの借金でやりくりしてきた桃井章にそんな何十万もの余裕がある訳ない。だったら何処からそんな大金を捻出したのか?いや、まだ捻出してない。飛行機代もホテル代もレストラン代もお土産代も全てクレジットカードでの支払いである。多分今回の旅行分だけで四十万は確実に超える請求が今月末には届く筈である。そしてその引き落としは二月十日。勿論、そんな金額は俺の通帳に印字されてない。本当は途方に暮れて、また絶望的になっていてもおかしくはない。でも、今日現在なってない。何故か?実は‥‥と種明かししたい処だけど、明るみになると色々問題が出てくるので、「M資金」とだけ答えておこう。その資金を充てにしての旅行から帰ってきて二日目の今日は老老ランチはお休みだったし、時差ボケの影響がちょっとあったから部屋から一歩も外に出ないで、掃除と洗濯に明け暮れる。後はソファに横になって旅行中に録画しておいた「戦場のメリークリスマス」(大島渚監督)やその制作秘話の「ノンフィクションW」を見たりして過ごす。映画本編はこれで三度目だったが、制作秘話で語られる大島監督の意気込みを知り、作品のテーマがより鮮明に分かった気がした。食事は買い物に行かなかったのて、朝昼兼用でいただきものの稲庭うどんといぶり大根漬けとやりいかの煮つけ、夜は同じくいただきもののレトルトのカレーハンバーグと昨日買ったワサビ菜のサラダ。アルコールは一滴も飲まずに久々の休肝日。