桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2013・7・30

2013年07月31日 | Weblog
世の中の人間って、そんなにメールを度々チェックするものなのか?確かにウチの店でもツレとお喋りしたりしている間にもメールチェックしているお客さんがいるし、ツレがトイレに行ったりしたら99%のお客さんはここぞとばかりにチェックチェックだ。つまり世の中がそれだけメールでのコミュニケーションに依存しているということなんだろう。でも、路上でも電車の中でも食事中にもそんなことに支配されているなんて異常じゃないか?きっとそんなことに飼い馴らされた人たちはエッチしている最中にだってメールチェックしたくなるんだろうな。でも、俺はいやだ。エッチしている時はエッチだけしていたい。第一他のことなんか考えていたらエッチに集中できずにエッチそのものが駄目になるお年頃だ。と云う訳で、俺は店が始まる前と眠る前と起きた時の一日三回位しかメールをチェックしない。店が始まったらお客さんをチェック?する方が優先でしょう。メールをチェックしている心の余裕なんてある筈がない。だから困る。店が始まってからのメールで今から店にいきますと言われても満員だったらどうにもならない。メールしましたけどと言われても笑うしかない(そんなことは一度もなかったけど)。翌日の予定を俺が眠った4時過ぎに入れられて11時に集合と言われても対応できない。毎日が毎日「あまちゃん」が始まる前に飛び起きている訳ではない。ぐったりと疲れ切った朝は10時近くに起きることだってある。11時にはとても集合できないよ。緊急の時は電話です。俺に用事がある人は電話です。じっくり話したい人は電話してから会いにきてください。気持を伝えたかったら手紙を下さい。俺は24時間メールチェックに縛られる生活は御免被ります。バスと電車の中はポルトガル語のテキストを聞き、起きたら時にはさて今日は何を食べるかと冷蔵庫を覗いて胃袋と相談することを一番優先する生活をしたいのです。

2013・7・29

2013年07月30日 | Weblog
昨日、母の退院が早まったとの未確認情報が入ってきたので、今日担当のS医師に会って詳しく話を聞いたら、どうやらその可能性が強まったとのことだったので、バリアフリー問題もふくめて退院後に何処で母に暮らして貰うか、妹などと電話でやりとりする。しつこいようだけど、こういう込み入った話をする時は電話に限る。何十行にも及ぶ携帯メイルなんか打っている時間はない。母ともそのことについて話してから渋谷に出て仕入した後、4時前に店へ。今日はウチの常連であるテレビAの関連会社社長のKさんが企画した彼のお嬢さんであるMさんの初めての単独ライブ。Mさんも緊張していたけど、Kさんが言語不明瞭に何か呟き、挙動不審に動き回っている姿に何ともいえぬ親子模様を見ることが出来て、バー営業もあってライブは見ることは出来なかったけど、それ以上のものを見させて貰った気がした。そして今日来店したお客さんはもう一人懐かしい顔を見ることが出来た筈だ。昨年の暮れ俺と喧嘩してそのまま店をやめたHKだ。先日顔を出した時は上半身しか見なかったので分からなかったが、今日カウンターの中にいる彼女を見ると、以前よりふっくらしている。それもその筈、コレドをやめてからの七か月半で7キロは太ったとか。うーん、それってコレドの労働は過酷だから痩せたけど、今は楽だから太ったと云うこと?まぁ、どっちにしろコレドももうすぐ終わりが来るんだし、HKともとりあえずは「復縁」できてよかったと喜ぶ。彼女にはこれから短い期間だけど不定期で店を手伝って貰うつもり。ギリギリで終電車に乗って帰宅。今日は痛風の発作が起きずにホッとする。部屋で日本茶入れて肉まん。夏っぽくない。

2013・7・28

2013年07月29日 | Weblog
今日は時間的に母の見舞いは無理だったので、その代わりに極太ソーセージ2本、菠薐草のバターガーリックソティ、目玉焼き、コーンスープでご飯をちゃんと食べてから11時半まてに店に行く。昨日は疲れて洗い物をそのままにして帰ってしまったので、まずは八十近くのグラスを洗うことから戦闘開始。それが終わってトイレ掃除。最後にフードの用意をして2時からの公演(開場は1時)に備える。でも、お客さんの数もイマイチでオーダーもイマイチ。ちょっと拍子抜けだけど疲れているのでホッとしたりもする。本当はそのまま休憩に入ろうと思っていたのだけど、今日が最後の公演になるB企画のMさんは、ウチのスペースがオープン直後に彼の所属する人気劇団「花組芝居」の番外公演を始めてくれた人だし、その後ウチで斬新な舞台をいくつか公演してくれたこともあり、コレドをクローズすることを決めた今、感謝の意味も含めてちゃんとチケットを買って見ることにする。有り難う、Mさん。終演後、撤収が始まるとクロスして明日ライブをやるMさんたちが準備に来る。照明及び開場設定の打ち合わせで二時間程。実は彼女の父親と云うのが店の常連であるテレビAの関連会社社長のKさんで、以前から一度ウチを使って娘のライブをやりたいと言ってくれていたのが、最後の最後に滑り込みセーフ。Kさんにも感謝だ。ところで、話は変わるけど、このMさんから俺あてのPCからのメールが戻ってくると苦情。弟からも母のことで大切なメールをしたのにと同じく苦情。確かに最近迷惑メールが一日400近く入るのでTちゃんに相談してPCメールをシャットアウトする仕組みにして貰ったのだけど、殆どの人が携帯メールだから問題はないと思っていたら、スマートフォン?などは携帯扱いにならないのか、逆に殆どのメールが遮断されているみたいなのだ。でも、二人ともその苦情は携帯メールで言って来るのだし、何も問題はないような気がするのだけど、やっぱり問題があるみたいで、ただただアナクロの俺は戸惑うばかり。

2013・7・27

2013年07月28日 | Weblog
今日もまた八時に飛び起きて「あまちゃん」を見てからマチネ公演の準備の為に12時まてに店に行くまでの間の3時間半を何をして過ごすか?と云うか何と何だったら出来るのか?食事はすることが出来るのか?日記は書くことが出来るのか?洗濯はすることが出来るのか?日曜日は時間が絶対とれないから母の病院に何とか行きたいけど、その時間はあるのか?なんてことをとりあえず風呂には入っておかなくてはいけないとバスタブに浸かりながらぼんやり考える。その結果、洗濯は無理だから順延、日記も無理だからパソコンを持って店で書く、食事をしていたら母の見舞いは無理。だったらサンドイッチでも買って行って母の病室で朝御飯にしてしまえと決めて、風呂を出るや出かける支度をして部屋を飛び出す。そして病室で母と食べるサンドイッチは今まで食べたことのない味がした。昼に店に入ってマチネ公演の飲食サービスの準備。マチネは元マドンナのTちゃんが手伝ってくれたのとフードのオーダーが出なかったので楽ちん。芝居を見に来た女優兼脚本家のYさんとお喋り。一か月前錠彼女が書いて出演した芝居に感激してラブレターまがいのハガキを書いたばかりだったので直に会うとちょっと照れる。でも、本当にYさんはいい作家になったし、50にして色っぽい女になった。元脚本家として、そしてひとりの男としてひどくジェラシーを覚える。マチネが終わった後、一瞬買い物に表に出たけど、後は乃木坂アンダーグラウンドに夜中まで。今までならそのことを嘆いたりもしたし、店が始まってお客さんがいないことや売上がないことを呻いたりもしたけど、店を11月にやめると決めてからそんなことは気にならなくなった。もう足搔きたくとも足搔きようがない。言いようのない終末観が俺を支配している。、

2013・7・26

2013年07月27日 | Weblog
チーズ豆腐、畳み鰯、ナスとインゲンのオイスターソース炒め、納豆、韓国のり、海草の味噌汁などでご飯を二膳‥‥じゃちょっと足りなくてもう半膳はちょっと多すぎたか?子供の頃におかずだけて食べずにご飯と合わせて食べなさいと注意されていたけど、今はご飯に合わせておかずを作りなさいと誰かに注意されそうだ。確かに今日の場合韓国海苔か納豆が余分だったか?なんて呑気なこと悩んでいる程、俺が置かれた環境は呑気ではなく、今日も午後から母の病室で港区の職員による介護認定の為の面接に付き添う。介護サービスには要支援1から要介護5まであることなど若い女性職員は親切丁寧に説明してくれるが、こうした午後の時間は眠気に襲われるので危険だ、なんて思っていたらその通り眠気に襲われる。やばい、ここで眠ったら介護認定が受けられなくなるかも知れないと必死に頑張り通す。職員が帰った後、病室を後にして通りにあるオープンカフェへ急行。ミントレモネードを頼むが、目的はスイミン。ミントレモネードが届くか届かないかの内にウツラウツラ舟をこいでいる。二三十分で起きる。まるでトイレを借りた様にさっぱりしている。4時半に店へ。イベント用のフードを乾き物を除いて11種類用意して、6時開場のお客さんの為に飲食サービスに当たる。カウンターには元T映画のテレビ部プロデューサーだったTさんと新作「日本の悲劇」の公開を控えたK監督とその映画のプロデューサーで奥さんでもあるN子さんが来店。K監督の映画は殆ど見ているが、彼の健康上の理由もあって、こうして映画の話をしながら飲むのは何年ぶりか?他にお客さんはイベントをみた後飲んでいってくれたプログラマーのIさん、A芸能を中心に芸能ルポルタージュを旺盛に執筆するライターのIさん、悠々セカンドライフのSさん、人妻Iちゃんなど。普通だと12時前あたりにそろそろ閉店の準備を始めるのだけど、みんなと話している間に気づいたら右足甲がとんでもなく膨れ上がり痛みも凄いので、これはいくらなんでも歩いて帰ることは無理と諦めて、I&Iさんと1時頃まで飲んでタクシー帰り。今日もまた眠り病と痛風の発作。この処、同じことばかり書いている気がする

2013・7・25

2013年07月26日 | Weblog
お金がない癖して最近タクシーばかり使っている。今日も害虫駆除工事があるので朝十時に母の家に行くのに、歩くと40分、電車を使うと30分の時間を節約したくて、約1300円でタクシーに乗ってしまった。所要時間12分。そして工事が予定終了時間のギリギリまでかかったこともあるけど、12時までに店にいかなくてはならなかったので、またもやタクシー。今度は1500円の無駄遣い‥‥と書いてみて、いや現実に駅まて歩いて電車を乗り継いで店に行ったなら1時間はかかる訳で、今日のソワレ公演の1時開場に間に合わなかったのだし,無駄遣いとは言い切れないが、タクシーに乗ることの罪悪感はいつまで経っても消えてくれそうにない。そんな俺が、昼夜二回公演のドリンクフードサービスを乗り切り、少ないとはいえカウンターのお客さんとの応対を終えて、カウンターから出た時にずっと立ちっぱなしだったこともあってか、先日脚立から落ちた時に感じた足の違和感を覚えた。それは全力疾走した後の様な足のだるさなのだ。俺はまだ最終電車があるのに、最後まで残った23年ぶりに再会したアラフィフ天使を引き止めて合法的にタクシーで帰ろうとしたが、しばらくして天使の方のタクシー代も負担しなくてはならないことに気づいて慌てて最終電車で帰ることにする。でも、駄目。左足は痛風の発作がぶりかえし右足は力が入らず、歩くのにやたらと時間がかかるのだ。とても五反田駅から家まで歩く力が残ってない。だったら駅からタクシーかと思ったけど、たった歩いて十分の距離を駅前で客待ちしているタクシーを拾って深夜に最低料金を払って降りる度胸はなく、迷った末に俺は一駅前の目黒で降りて、タクシーを拾って980円の料金を払って気持と体と運転手さんとの折り合いをつける。それにしてもこの足のだるさ、違和感は何なんだ?

2013・7・24

2013年07月25日 | Weblog
俺の場合、痛風の発作はこれまで長くて一週間、短いと二三日、ボレタレンで痛みを抑えている内に症状が軽くなって行き、一時的に発作は終わってくれたのだけど、今回は長くて、しぶとい。足の踝から始まって膝に移って更に腕の肘、手の甲にと飛び火して治まるところを知らない。ビールを飲みすぎた訳ではない。レバーを食べすぎた訳でもない。きっとコレドの閉店問題や母の骨折入院とその後の介護問題などが入り乱れてストレスになって俺に襲いかかっているのだ。その証拠に痛風の発作だけでは足りないみたいで、口内炎を引き起し始めたもんだから、口の中が鬱陶しくて堪らない。それでも食欲だけはある。今朝も梅と紫蘇テーストの250グラムのチルドビーフをステーキにして、じゃがいものニンニクソティに温泉卵をトッピングしたものとグリーンサラダを添えて、そして市販の冷製パンプキンスープでご飯を二膳分。まぁまぁだ。でも、腹がくちると今日もまた睡魔に襲われて、この日記を書いている途中に堪らなくなってソファで一時間ほどの「緊急避難」。午後、母の病院に一瞬顔をだして4時前に店へ。今日から人気劇団「花組芝居」のメンバーである水下きよしさんが演出する「うぶな雲は空で迷う」(作・土田英生)が幕をあけたのて、開演前にフードの準備。でも、雨模様に祟られたのか、客足はそれほどでもなく少し拍子抜け。カウンターの方も六月に一度いらしたAさんたちが来店してくれたのと、昨日にひき続いて社長秘書のYさん、それから某N証券会社の役員秘書のAさんと投資ファンドに勤めるfちゃんに二人の飲み友達のYさんの六人だけ。そういえばこの三人は一昨々年から一昨年にかけてよく三人でウチに来てくれた。この三年の間にf子ちゃんはN証券を退職して別の会社に移り、Yさんは結婚して且つ職場が八王子に移り、滅多に三人で会わなくなったけど、昨日俺がアップしたコレド閉店と云うニュースをブログで見て、だったら直接桃井から事情をきこうと集まったのだと云う。お客さんにそうまで思われるなんて店としてはかなりの光景。でも、みんながいくら心配してくれても終わりは終わり。終わって次に何かを始めたい。

2013・7・23

2013年07月24日 | Weblog
もうコレドをやめようと本気に思ったのは今年の三月だったか?昨年度の決算が出て、一昨年に比べて1500万、去年と比べても500万もの減収となったけど、何とか新しいスタッフで挽回しようと張り切って新しい年を迎えたものの、売上は相変わらず伸びない処か更に減収の一途を辿り、三か月を経た段階で毎月の赤字が50万円づつ増えていく現状を見て、このまま行けば年間500万円以上の赤字になるだろうし、11月には賃貸契約の更新で更に60万弱の経費が必要となって、とてもこれ以上はやっていけないと判断するのはごくまともな人間のすることだと思う。でも、微かな望みは残していた。人件費をゼロにすることで経費の削減を計り、とりあえず毎月の赤字をなくした上で、コレドが再生できる起死回生とでも呼べる妙案が思いつくのではないかとギリギリまで模索してみた。でも、それは無駄な試みに終わった。取締役会で店の存続を諦めることを決議し、各出資者たちに個別に連絡してそのことを了承して貰ってから、ビルのオーナーに賃貸契約を更新せずに11月一杯で退去することを告げたのは6月末だったか?それでもまだ諦めきれずに奇跡が起こるのを待ち続けたものの、俺を待っていたのは母の骨折入院という事件だった。いつかはこんな日が来るのではないかと覚悟はしていたものの、よりによってこの時期に来るとは神は俺の人生をきちんと司っているとしか思えなかった。別に特別なことが出来る訳ではない。でも、これからどれだけかかるか分からない母のリハビリ生活に付き添っていくことの方が今のまま店を続けていくことよりも大事だと思ってしまったのだ。それが決定的だった。親しいお客さんには俺の決意を機会があるごとに告げて行った。そして遂に昨日対外的に店を閉店することをこの日記で公にした。今日その日記を読み返してみると文章が舌足らずだ。書く時間は一杯あったのにどうにも自分の気持を伝えきれないままアップしてしまった様子が窺える。でも、それはそれでいい。閉店宣言を美辞麗句で飾ることもない。書いて公にすることが大事なのだ。そしてそのことで俺は全身の力が抜けたのか、母を病院に見舞った帰りに急に睡魔に襲われた俺は傍を通りかかったバスに飛び乗る。それは反対方向の品川行きのバスだったけと、俺にとってバスはベッドなのだから何行きでも構わない。座席に座って一分も経たない内に睡眠状態にはいる。終点まで着くと今度はまた六本木行きのバスに乗り換える。そしてまた眠る。店でも開店してからお客さんが来るまでの間に眠ってしまう。お客さんがいる間は何とか過ごせたけと閉店直前になると再び睡魔に襲われる。この睡魔は異常で、後片付けをしている間にも眠たくなる。駅への階段を下っている間にも眠たくなる。勿論電車の中で座ってしまえば一瞬でも眠る。五反田駅から家まで帰る間にもその場に座り込んで眠ってしまいそうになった程だ。当然部屋に戻る歯磨きだけはしてベッドに直行。11月までにはまだ四か月はあるのに、俺の体内では弛緩作用が既に始まっているのか?。★個人的健康上の都合により臨時休業することがありますので、この日記でチェックするか電話で確かめてからご来店ください。

2013・7・22

2013年07月23日 | Weblog
なんかねぇ、イベントスペースの天井にあるコンセントにスピーカーのコードを差し替えようとして脚立ごと転倒して、運良く大事には至らなかったけど、腰を打った痛みでしばし起き上がれず床に横たわったままでいた時、例えようもない寂寥感に襲われて、それまでホンの微かにだけど繋いでいたコレド存続への思いが自分の中でプツンと断ち切られてしまったと書くと、おいおいいい年してそんなセンチメンタルになるなよと云う声が飛んでくるかも知れないけど、多分人間が力尽きる時ってこんな馬鹿馬鹿しいことがきっかけになるのだ。勿論、その前に一千万近くになる累積赤字や後継者問題、それに自分自身の健康上の不安と母の介護問題など、いくつかの難題が絡み合っていて、頭の中ではこれ以上コレドを続けるのが無理だと分かってはいたのだけど、あの時脚立を抱いたまま横になっていた寂寥感は全ての難題を解決する方法を考えることを放棄させた。広尾で店を初めて今月の七日で15年になった。乃木坂に移ってこの秋で10年になる。いいタイミングだ。ここが引き際だと思う。これでいいと思う。という訳で、これまでコレドを愛して下さった皆様には本当に申し訳なく思いますが、11月(正確には11月16日)を以て乃木坂コレドを閉店する決意を固めました。場所も変えて名前も変えて店をやっていくことも考えておりますが、母の介護の問題もあり、いつからどのような形で店をやっていくかはまだ未定です。でも、とりあえず閉店のご報告をすると同時にこれまでのご愛顧を深く感謝いたします。

2013・7・21

2013年07月22日 | Weblog
参議院選挙の投票に行ってから母の病院へ。昨日HKから貰ったメロンを食べやすいように一口サイズに切ってタッパーに入れて持っていく。今日もまたマチネとソワレと一日二回のイベントがあるので小一時間ほどでお喋りを切り上げ、11時過ぎに店へ。今から考えるとその頃から足に異変が起きていたのか?痛風の発作も起きているけど、その痛みとは別に足に力が入らないと云うか、足が自分のものじゃないような、躓いた訳でもないのにすぐよろけてしまうのだ。でも、それはまぁ、日常生活にそんなに影響があった訳ではないので、いつものようにイベント用の料理を並べ、昼と夜と合わせて80近いオーダーをこなすのに差し障りはなかった。問題はソワレ終了後に主宰者のT君から天井から吊るしてあるスピーカーが二台共起動しなかったと聞かされた時に起き。そんな筈はないでしょうと思わず言い返してししまう程に、今まで床に置いたスピーカーの不調はあったけど、天井のスピーカーが鳴らないなんてことは起きたことはなかったのだ。でも、T君の言い分が正しかった。音響卓をいつもの様に操作してみても床に置いたスピーカーは正常なのに天井から吊るした二台のスピーカーからは音が出てなかった。何が原因なのかその時点ではわからない。と云うのは、昨日Sさん主宰のイベントでは音楽性にこだわる為に音響卓からスピーカー、アンプまで全部持ちこんだのでウチの機材は一切使わなかったというもんだからイベント終了後の音響チェックをしなかったのだけど、となるとそれ以前に誰かが天井から吊るされたスピーカーに手を加えたことになる訳で、でも一昨日チェックした時には全部のスピーカーから音が出ていたことを確かめていたし、俺には意味不明だった。でも、放っておく訳にはいかない。火曜日からは人気劇団に所属するMさんが久し振りにウチで芝居をすることになっているし、何とかしなくてはいけない。一体何が原因なのか?と誰もいなくなったイベントスペースに脚立を持ってきて一番上まで上り、天井からは吊るされたスピーカーをチェックしてみる。すると呆気なくスイッチが入ってないことに気づく。何だ?そうだったのか?とスイッチを入れてみるといとも簡単に音が流れだした。と云うことはSさんはウチの機材を一切使わなかったと云うけど、邪魔だったのか何かの理由でスイッチを切ったことになる。だったらそう言ってくれないと原状復帰にはならないじゃないかとブツブツ文句を言いながらもう一方のスピーカーの回復にかかる。処がこっちのスピーカーはスイッチを入れてみても音がでない。どうやら故障中のコンセントに間違えて差し込んであるみたいだ。おいおい、冗談じゃないぞ。65歳の人間に天井のコンセントを差し替える作業をしろというのかよ?と愚痴りながら脚立の一番上に足をかけて天井のコンセントに手を伸ばそうとした時だった。足がよれるのが分かった。午前中によれったのと同じだ。次の瞬間脚立から足が滑る。思わず両手は脚立に抱きつく。そのまま傾くように脚立と一緒に床に転倒した。しばし何が起こったのか分からなかったけど、幸い倒れ方がよかったのか痛みはそんなにひどくない。でも、流石にぞっとしてしばらくの間動くことが出来なかった。頭を打っていたらどうなっていたか分からない。何しろ誰もいないのだ。このまま経理を手伝ってくれているTちゃんが明日来るまで発見されない可能性が大きい。その瞬間、もう限界だと思った。実をいうと、毎月人件費をゼロにしても毎月30万の赤字を出しているこのコレドを維持していくのは俺の「借金力」のリミットを遥かに超えていて、会社と個人合わせて一千五百万になった時点(会社の借金は社長である俺が連帯保証しているから全て桃井の借金と云うことになる)で、今年の11月に期限が来る賃貸契約の更新をきっかけに(更に一か月分の家賃60万円が必要)コレドをやめる決心を固めていて、そのことは大家にも不動産会社にも伝えてはあった。でも、ギリギリの処で天の助けが現れて、コレドを救う手段を授けてくれるたらと万が一の望みを抱いていたのだけど、今日の今日、深夜のイベントスペースで脚立を抱いて倒れたまま、俺はその望みを断ち切る決心をする。終わろう‥‥11月一杯でコレドは乃木坂から消えよう‥‥(この項、明日に続く)★★すいません。土日マチネソワレを一人でやって疲労困憊。且つ来週の土日もイベントがあって休めませんので、7/22(月曜日)を臨時休業とさせていただきます。、