桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2011・1・30

2011年01月31日 | Weblog
何故日曜日に行こうと思ったのか分からないが、今日は去年の秋に脳梗塞で倒れてリハビリ中の演出家、Sちゃんの見舞いに行こうと予定していた。でも、日曜日は見舞い客で混んでいるだろうし、夕方から仕事の俺だったら平日にもいけるのだと思い直して、出かけるのを取りやめてしまう。いや、それは口実で、見舞いにいく元気がなかったのだ。病人の見舞いは明るい顔をした人に限る。鬱っぽい顔をして励ましても空々しいだけだし、病院の空気に鬱っぽい人間は更に気持ちを落ち込ませてしまう。そんな訳で部屋にいることにする。本当は朝からニンニクたっぷりのステーキでも食べて気持ちを高揚させようと思って昨日の内に買っておいたのだけど、Mが美容歯科にいくというのでステーキは取りやめて、チーズトーストとクラムチャウダーにサラダなんてライトな食事をしてから、芝居その他で溜まりにたまっていた事務処理にかかる。結局、悪の元凶はこの「事務」って奴だ。と云ったって経理事務に顧客管理事務しかないのだけど、この二つに時間を取られすぎる。店を始めた頃にはこんな事務は一時間もあればできたのに、最近じゃ加齢のせいか二時間以上、下手をすると三時間はとられてしまう。その為に他の仕事が疎かになる。その挙げ句が今度の……とまたダブルブッキング問題をぶりかえしそうになって、慌てて気分転換に昨日買った久世朋子さんの『テコちゃんの時間』を読みだす。著者は数年前に亡くなったテレビの演出家、久世光彦さんの未亡人。彼女は忘れているだろうが、俺は生前久世さんとは一瞬仕事をしそうになったことがあって、その時にまだ女優の卵だった彼女に会っているのだ。その彼女がどんな風にそれから生きたのか興味本位で立ち読みしていたら、その文章にグイグイと引きつけられてしまってつい買ってしまったのだけど、今日もMが八時過ぎに帰ってくるまでの間読み続ける。亡き人の思い出を綴る文章なのに何だか元気づけられてしまう不思議。いい本を買って、読んだ。
★夕刊FのUさんの歓送会
年間来店数ベストワンを三年連続していた夕刊FのUさんが大阪に転勤することになってたので、交遊のあった方々で歓送会を以下のように開きたいと思います。出席ご希望の方は当日までにお店宛にご連絡ください。
日時・2/2(水)19時より23時まで。会費(男性5000円女性4000円)

2011・1・29

2011年01月30日 | Weblog
昨日は食欲が殆ど起きなかったけど、今日はシーチキン焼き飯と豆腐の一杯入った韓国の家庭料理スンドゥブだけだけど、作ってテーブルに並べただけマシ。でも、終わった後、Mが買い物に出かけてしまい、また一人きりになると得体のしれない不安に襲われる。多分今日はお客さんが少ないだろうし、部屋でたまった事務処理をしていてもよかったのだけど、一人でいると何をするか自分でも分からないので、用もないのに(いや店に出るのは大事な用なんだけど、今の俺はとんでもなく自分が役立たずに思えてしまっているもんだからついそう思ってしまうのか)7時前に店に出る。予想通りしばらくはノーゲスト。イベントスペースの照明の取り替えをO君に指示したり、PAスペースの整理整頓をして時間を潰す。9時近くに関西の女性プロデューサーTさんと食品会社社長のBさんが来店して俺にも何か飲めというもんだから最初から日本酒を飲みだす。続いて来店した大手出版社KのY君にも何か飲めといわれて今度はウイスキーをロックでいただく。その時点でかなり酔っぱらっている。そこに映画監督兼教育評論家のHさんとBちゃんが来店。時々BちゃんをからかいながらY君のウイスキーをどんどんいただく。Hさんたちが帰って、Y君も帰ったのが1時過ぎ。いつもなら早く閉店したいと思うのに、また訪れた静寂がたまらなく辛くて、タクシーで帰るなり、録画してあった『ガキのつかい……』『クレヨンしんちゃん』など騒がしい番組だけチョイスして見ながらまたまた日本酒。お客さんのNさんからいただいたタラトバが美味。途中Mは寝てしまったのに、俺は一人でぼんやりしているのに耐えきれず、買ってきた稲荷寿司に中華饅頭にカップ麺を貪る。酔ってお腹も一杯になれば後は寝るだけだ。今はそれしかない。
★夕刊FのUさんの歓送会
年間来店数ベストワンを三年連続していた夕刊FのUさんが大阪に転勤することになってたので、交遊のあった方々で歓送会を以下のように開きたいと思います。出席ご希望の方は当日までにお店宛にご連絡ください。
日時・2/2(水)19時より23時まで。会費(男性5000円女性4000円)

2011・1・28

2011年01月29日 | Weblog
この日記を綴るのが辛い。どうしてもダブルブッキング問題になってしまう。無理やり他の話題を探したにしても書く気にならない。書いたにしても嘘っぽくなる。今俺の頭の中はこの問題だけで占められていて他の問題や話題が余地がない。少し前にあんなに騒いでいたANAのコードシェア問題なんか何処かに吹っ飛んでしまった。でも、この一つの問題だけをグルグル考え続けていると、思考はどんどん悪い方向悪い方向へ向かう。そのゴールに向かって突進しようとする。地下鉄のホームに立っているのが恐い。マンションのベランダにいるのが怖い。だから他のことを一生懸命考えようとする。送られてきた映画雑誌を隅から隅まで読んで映画人のような気になって、この映画をこんなに持ち上げるなんてお前はバカかなんてほざいてみたり、週刊誌で取り上げられている小沢一郎問題に頭を突っ込んで霞が関と永田町の界隈をウロウロしてみたりするけど、それは束の間。気持ちと頭はすぐダブルブッキング問題に移る。シアターとバーを経営する自分の責任と能力の問題を考える。やりくりする時間の問題について考える。もう俺がやっていくのは無理なのかもしれない。食欲はないし、自分の為に作る気が起きないので、今日は出かける前に卵かけご飯を台所で立ったまま食べてからは、帰り五反田のファミレスでグラタンを食べただけ。不味い。無理やり口に押し込む。吐き気がする。やばい。一人になりたくない。でも、自分から一人になっていく。
★夕刊FのUさんの歓送会
年間来店数ベストワンを三年連続していた夕刊FのUさんが大阪に転勤することになってたので、交遊のあった方々で歓送会を以下のように開きたいと思います。出席ご希望の方は当日までにお店宛にご連絡ください。
日時・2/2(水)19時より23時まで。会費(男性5000円女性4000円)

2011・1・27

2011年01月28日 | Weblog
朝8時起きでファドライブに予約されていながら昨日連絡先が分からなかった人の電話番号を調べていく。予約を受けたら連絡先を書くように口を酸っぱくして云ってきたのだけど、店のお客さんだと思ってつい聞き忘れてしまった人がいたのだ。おまけに苗字だけで何処の誰だか分からない人もいる。OLのSさんについては彼女を連れてきた人に連絡してみたけど電話番号は分からなかったので、四五年前にいただいた名刺を探していく。漸く見つけ出したけど携帯は現在使われていないみたいなので勤め先に連絡し転属先に事情を言って電話を廻して貰い、何とかSさんと話すことができて安堵。映画評論家のMさんについては、名刺は転居を重ねているので意味をなさず、映画文化人名簿にも電話番号は空白になっているし、辛うじて分かった住所を手がかりに番号案内にかけてみたけど、該当者はいないと云うし、困り果てて同じ映画評論家のUさんや映画宣伝会社のIさんに連絡をとって漸く自宅の電話が判明し、留守電に用件を吹き込んで聞いてくれることを祈るのみ。残りの苗字しか分からないTさんについては俺が知っている限りのTさんに片っ端から電話して漸く予約したTさんが判明し、何とか最悪の事態は免れることができたのだけど、もうこの時点で精神的に疲れ切る。それでも気合をいれて12時前に店へ。マチネ公演の為に会場設定の相談に乗ってから、今日は飲食サービスを一人でやるのでその準備にかかる。手を動かしながら何故こんなことになってしまったのか考える。公演が始まってからも何故1月27日の予約を26日だと印をつけ、そう思い込んでしまったのかについて考え続ける。去年の手帳を見てみたら、当初26日と27日二日間の予約を受けていたのに後になって27日の印を消した跡があった。ということ最初の予約からしばらくして変更の連絡があって、そのとき何か勘違いで26日の代わりに27日の予約を取り消してしまったということか?それはボケのなせる業なのか?それとも忙して誰かの伝言を聞き間違えて書いてしまったのか?いや、そんなことを今更詮索してみても無意味だ。折角企画した『津森久美子ファドライブ』は中止ということになり、皆さんに多大の迷惑をかけてしまい、当分は立ち直れそうもない。どうも今年は年の初めからロンドンで丸一日足止めを食ったことから始まって嫌なことが起きすぎる。店の前の乃木神社にはちゃんとお参りした筈なんだけど、何かに祟られているみたいし、もう一度お参りした方がいいかもしれない。
★夕刊FのUさんの歓送会
年間来店数ベストワンを三年連続していた夕刊FのUさんが大阪に転勤することになってたので、交遊のあった方々で歓送会を以下のように開きたいと思います。出席ご希望の方は当日までにお店宛にご連絡ください。
日時・2/2(水)19時より23時まで。会費(男性5000円女性4000円)

2011・1・26

2011年01月27日 | Weblog
今日のイベントはマチネもあるので、本当なら昨日までの疲れを取る為に寝坊していたかったのに早起きして11時過ぎには店に行く。ところが、3時開演の筈なのに1時になっても主宰者も出演者も誰もこない。さすがにおかしいと思って部屋にいるMに電話して契約書を調べて貰うとちゃんと3時と7時の開演となっていたにはいたけど、何と日にちが今日でなくて明日になっていた!なんだ、そうだったのかと笑いかけた顔が次の瞬間凍りつく。明日は俺が企画したファドライブの日だ。つまりダブルブッキング!と認識した段階で俺はもうこの世の人間の顔じゃなくなっていたに違いない。どうすればいいか分からなかった。ただ街をさまよいながら善後策を考え続ける。でも解決策なんてあろう筈がなかった。開演が一時間違うには違うけどダブルブッキングはダブルブッキングだ。替わりに何故こんなことになったのか考える。契約書には確かに27日になっているけど、店の予定表には9月の段階で仮予約の印が26日につけ
られている。つまり俺か誰か仮予約の電話を受け付けた人間が間違って印をつけ、契約書を受け取った後もそこに27日だと書いてあるとは想像もせず、俺は9月の末にはファドライブを27日にやる企画を立てていたのだ。店をやって13年、こんなダブルブッキングは初めてだと嘆いてみても始まらす、8時過ぎファドライブの中止を決定。関係者と予約して下さった方々に連絡を取り出したが、大阪から上京してライブをする予定だった津森さん初め大勢の人に迷惑をかけることになってしまった。こんなことをやってしまうなんて、俺も引退の時期が近づいているのか?

2011・1・25

2011年01月26日 | Weblog
いろいろあったけど、『異名者たち』の幕がとにかく下りた。成功だったのか?失敗だったのか?自分では分からない。退屈で、一時間がとても長く感じられたという声も聞く。反対に一時間じゃ短すぎるのでもっと時間をとって掘り下げてほしかったし、ヨーロッパ的世界を満喫したという声も聞く。人は皆感性が違うからいろいろな意見があって当然だ。それがまたこの『異名者』という芝居のテーマでもあったのだ。終演後、見に来てくれたみんなとテーブルを囲んで芝居とポルトガル談義。焼酎二杯で酔う。それなのにカウンターに移ってまた格安旅行会社社長のKさんに奢られて酔う。傍にいたT大教授秘書TさんやTテレビプロデューサーのOさんや美人OLのJちゃん、テーブルにいた映画制作会社社長のSさんや広島福山からいらしたT鉄工所社長のTさんたちに失礼なことをしたり、云ったりした気がするがよく覚えてない……と云うより、これを書いている水曜日の午後、予想もしなかったことが起きてしまって、そのことで頭が一杯で夕べのことなんか思い出さないのだ。こんなことが起きてしまうなんて、俺はボケたのもしれない。
★夕刊FのUさんの歓送会
年間来店数ベストワンを三年連続していた夕刊FのUさんが大阪に転勤することになってたので、交遊のあった方々で歓送会を以下のように開きたいと思います。出席ご希望の方は当日までにお店宛にご連絡ください。
日時・2/2(水)19時より23時まで。会費(男性5000円女性4000円)

2011・1・24

2011年01月25日 | Weblog
開かない幕はない、とは言いつつも実際に公演が中止になる芝居もあったし、一人芝居だと俳優が倒れたり、精神的に参って芝居がやれないと降りてしまったら代役を立てる訳にもいかないし、とにかく幕が開くまでプロデューサーとしては気が休まらない。去年の秋に企画して三ヶ月。『西沢利明ひとり芝居・異名者たち』の幕がとにかく何とか開いた。ブースで照明と音響の操作をしながらも芝居の出来不出来よりも幕が開いたことだけに&してしまった台本作家兼演出家兼プロデューサーの俺。常連の映画監督兼教育評論家のHさん初め女優のOさんたちが見にきてくれて、終わった後みんなの感想も聞きたかったけど、幕が開いて幕が下りたことにしか感心のない俺はみんなからどんな非難中傷を浴びようと頷くしかないだろうと、わざとスルー。後一日あるけど、もう大きくはやり直せない。明日もまた無事に幕が開いて幕がおりることを祈るのみだ。
●リスボンの夜Ⅱ西沢利明ひとり芝居『異名者たち~ペソアとその仲間たち』
台本演出・桃井章 出演・西沢利明
日時1/24(月)1/25(火)開演19時半 料金3000円
●リスボンの夜Ⅲ 津森久美子ファドライブ
1/27(木)20時開演(18時半開場)料金・3000円、40名様限定ゲ
ゲスト 高柳卓也(ファディスタ)、月本一史(ポルトガルギター)
リスボンの夜についての詳細はホームページで。予約お問い合わせはコレドシアター(☎03ー3470ー2252、18時以降)まで。
コレドのホームページのアドレスです。 イベントスケジュールなどご参照ください。
●夕刊FのUさんの歓送会
年間来店数ベストワンを三年連続していた夕刊FのUさんが大阪に転勤することになってたので、交遊のあった方々で歓送会を以下のように開きたいと思います。出席ご希望の方は当日までにお店宛にご連絡ください。
日時・2/2(水)19時より23時まで。会費(男性5000円女性4000円)

2011・1・23

2011年01月24日 | Weblog
Mの妹Yちゃんの受験二日目。今朝のメニューは夕べの内に作っておいた野菜一杯の豚汁におかかと昆布の焼きお握り。Yちゃんを送り出した後、お昼過ぎまでの4時間、芝居の為にさぼりっ放しになっている帳簿づけをする。今日の内にやっておかないとまた数日できない。1時過ぎまでに何とか終了して3時に店へ。リハ最後の日。照明と音響もテストしなくちゃいけないのだけど、そこまで余裕がなく、不安を抱えたまま8時過ぎ終了。その後、ひとり残って会場作りに美術と照明と音響のチェック。MとYちゃんは試験が終わって東京の夜を満喫しているみたいなので、たこ焼きを買って母の処へ。11時過ぎまで愚痴とお喋りして帰宅。それから2時頃までパソコンに向かって公演当日観客に配る文章を書く。明日はどうなるか分からない。でも、その文章の中では傑作ができたように書いてしまった。ホント、どうなるのだろう。ストレスが歯に来て、疼く。
●リスボンの夜Ⅱ西沢利明ひとり芝居『異名者たち~ペソアとその仲間たち』
台本演出・桃井章 出演・西沢利明
日時1/24(月)1/25(火)開演19時半 料金3000円
●リスボンの夜Ⅲ 津森久美子ファドライブ
1/27(木)20時開演(18時半開場)料金・3000円、40名様限定ゲ
ゲスト 高柳卓也(ファディスタ)、月本一史(ポルトガルギター)
リスボンの夜についての詳細はホームページで。予約お問い合わせはコレドシアター(☎03ー3470ー2252、18時以降)まで。
コレドのホームページのアドレスです。 イベントスケジュールなどご参照ください。
●夕刊FのUさんの歓送会
年間来店数ベストワンを三年連続していた夕刊FのUさんが大阪に転勤することになってたので、交遊のあった方々で歓送会を以下のように開きたいと思います。出席ご希望の方は当日までにお店宛にご連絡ください。
日時・2/2(水)19時より23時まで。会費(男性5000円女性4000円)

2011・1・22

2011年01月23日 | Weblog
Mの妹Yちゃんが大学受験で我が家に泊まっているので、今朝は7時起きで食事の仕度をする。メニューは勿論「勝つ」に因んでカツサンドと「魂」に因んでコーンスープ。Yちゃんと付き添いのMを見送ってから朝風呂に入る。湯船の中で思い出される四十数年前の大学受験の朝のこと。俺は失敗しちゃって大学を放棄した人生を送ることなったけど、それは偶然の幸いもあって結果的に成功だったと負け惜しみ的に思ったりしていたらウトウトしてしまって危うく水死の危機。風呂から出た後、日記と経理事務をして12時に店へ。後二日になった『西沢利明ひとり芝居・異名者たち』のリハ。台本を変更、変更してきたことが原因で、台詞がまだ完全に入ってないのでニュアンスまで踏み込めない。普通の芝居だと誰かスケープゴートを作って怒鳴ることもできるけど、ひとり芝居となるとそうはいかないし、もどかしい。営業時間に食い込んで7時前に終了。7時にベテラン声優のCちゃん、美人脚本家のNさんたちの予約が入っていたのでカレーライスを飲み込むように食べて営業に入る。Cちゃんは四年ぶりの来店。その間にコンビを組んでいたNちゃんが亡くなったり辛いことが一杯あったらしく途切れることなく喋り続ける。幸せを呼ぶ砂だと嘘をついてポルトガルのサンタクロスの海岸から取ってきた砂をあげて励ます。他にお客さんは悠々セカンドライフのSさん、某大使館勤務のSさん、留学者センターのOさん、毎年ウチで公演をしてくれている劇団G舎のIさん姉弟と制作のKさん、リハビリ中の演出家Sちゃんの会社の経理担当重役のIさんたち。Iさんの話ではSちゃんの回復ぶりは順調らしく、下手な洒落まで云えるようになってきたとか。Iさんの許可が出たので、芝居が終わったら会いに行ってみよう。夕刊FのUちゃんは大阪転勤になってしまうし、Sちゃんもこのまま飲みにこれなかくなったらウチの店は淋しくなるし、Sちゃん、何とか酒が飲めるまで回復してくれ。
●夕刊FのUさんの歓送会
年間来店数ベストワンを三年連続していた夕刊FのUさんが大阪に転勤することになってたので、交遊のあった方々で歓送会を以下のように開きたいと思います。出席ご希望の方は当日までにお店宛にご連絡ください。
日時・2/2(水)19時より23時まで。会費(男性5000円女性4000円)
●リスボンの夜Ⅱ西沢利明ひとり芝居『異名者たち~ペソアとその仲間たち』
台本演出・桃井章 出演・西沢利明
日時1/24(月)1/25(火)開演19時半 料金3000円
●リスボンの夜Ⅲ 津森久美子ファドライブ
1/27(木)20時開演(18時半開場)料金・3000円、40名様限定ゲ
ゲスト 高柳卓也(ファディスタ)、月本一史(ポルトガルギター)
リスボンの夜についての詳細はホームページで。予約お問い合わせはコレドシアター(☎03ー3470ー2252、18時以降)まで。
コレドのホームページのアドレスです。 イベントスケジュールなどご参照ください。

2011・1・21

2011年01月22日 | Weblog
いい人たちだったのだ。その瞬間まで俺はその人たち、男性のAさんは少し癖のある人だけど悪い人じゃないし、連れの女性のBさんについては少しお人好しすぎる位いい人だと思っていた。でも、気づいたら俺は大声でBさんを怒鳴っていた。別に彼女が酔っ払って何かした訳ではない。確かに少しお酒を飲んで普段より饒舌になっていたかも知れないけけど、彼女は一ヶ月後に急遽イベントを開催することになって、その責任者として俺と当日の相談にきていたのだ。Bさんは自分の会社が主催するイベントだし、来て下さるお客様にホスピタリテーを以て応対したいのでワンドリンクをつけたいと云う。俺としては特別異存がない。続いて夕べお通しで出していたパンとオリーブオイルがとても美味しいので皆さんにも食べていただきたいと云う。これにも異存はない。でも、続いて彼女が云ったことに俺の神経が逆撫でされた。何と百円でお願いしますと云うのだ。百円!……二十数人だから二千何百円……確かにバケット5切れとオリーブオイルだ。原価は百円もしないだろうと思っても当然かもしれない。しかし、原価が百円もしないだろうからって百円でそれをだせと言われても店としては出す訳にはいかない。乃木坂なんて家賃の高い場所で店をやっていると云うこともあるにはあるが、店にはギリギリ最低値段と云うのがあって、ウチの場合はそれが五百円で、イベントのフードドリンクはお釣りのやりとりの煩雑さを避ける意味もあってキャッシュオンデリバリーの五百円でやって貰っている。それでもカウンターのお客さんにしてみれば自分たちは何故それより高い値段で何故飲んだり食べたりした上に五百円のチャージを取られなくてはいけないのかと云う不満を云う人もいるのに、その人たちの神経を逆撫でするように五百円のチャージ分のパンとオリーブオイルを百円で出す訳にはとてもいかないと説明して分かって貰おうとした。でも、Bさんは分かってくれなかった。このパンを食べれば食欲が刺激されて他の料理を頼む筈だとしつこく百円での提供を要求する。もうよく覚えてないけど、ウチの店が軽く見られた気がしたのだろう。百円でオーダーに応じる店と思われたくなかったんだろう。ホスピタリティを以てお客様を歓待したいのよとあんまりしつこく言われて、それじゃまるで百円で飲食サービスに応じないウチがポスピタリティに欠けているようないい方ですね?と気づいた時には大声をついあげていた。だったらイベントをやっていただかなくて結構です。お帰りください!とBさんからさっき受け取ったばかりのイベントの契約書を破り棄てていた。悪い人じゃないのだ。ホスピタリティにこだわるいい人なのだ。会社のお金を一円でも節約しようとする真面目な人なのだ。でも、だからと言ってウチの店は百円で飲食物を出すことはできない。百円玉には悪いけど、大声をだしたことは反省するけど、断じて百円は許さない。
★夕刊FのUさんの歓送会
年間来店数ベストワンを三年連続していた夕刊FのUさんが大阪に転勤することになってたので、交遊のあった方々で歓送会を以下のように開きたいと思います。出席ご希望の方は当日までにお店宛にご連絡ください。
日時・2/2(水)19時より23時まで。会費(男性5000円女性4000円)
●リスボンの夜Ⅱ西沢利明ひとり芝居『異名者たち~ペソアとその仲間たち』
 台本演出・桃井章 出演・西沢利明
 日時1/24(月)1/25(火)開演19時半 料金3000円
●リスボンの夜Ⅲ 津森久美子ファドライブ
 1/27(木)20時開演(18時半開場)料金・3000円、40名様限定ゲ
 ゲスト 高柳卓也(ファディスタ)、月本一史(ポルトガルギター)
リスボンの夜についての詳細はホームページで。予約お問い合わせはコレドシアター(☎03ー3470ー2252、18時以降)まで。
コレドのホームページのアドレスです。 イベントスケジュールなどご参照ください。