桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2005・1・30

2005年01月31日 | Weblog
引越して以来、パソコンの印刷機が作動しない。当初はパソコンも作動せず、この日記も携帯で打っていたんだけど、初歩的な配線ミスを見つけて作動することが出来たから、きっと印刷機も簡単なミスを犯しているのだろうと昨日から配線をいじくり回すものの、電源すら点灯しない。引越しの際に何かの衝撃で壊れた可能性もあるのではないかと思い出すと、自分のやっていることが虚しくなる。諦めてパソコンに文章を打ち、それを書き取って印刷にだそうと思い立つ。一周年が二週間後に迫っている。案内状を含めてもうギリギリまできている。でも、書いている内、馬鹿馬鹿しくなって来て、十時過ぎ放棄。テレビが垂れ流すバラエティ番組をアホ顔で見続ける。自分の機械オンチがつくづく嫌になった一日。

2005・1・29

2005年01月30日 | Weblog
開店直後にS女子大とN女子大の卒業生6人が乃木坂に移って初めて来店してくれた。サークルで広尾時代ウチの店を時々使ってくれていた彼女たちが、卒業してからもコレドと俺のことを思い出してくれたことが嬉しい。精一杯サービスしたつもりだけど、料金は当然学生割引なし。彼女たちにとっては酷だったか?でも、それにめげず又来て下さい。その分サービスするからね。彼女たち以外には近所のNさんが一週間連続で来店して新記録を達成。演出家のNさんが一週間ぶりに。それからこの日記を読んで来てくれたカップルや看護婦さんグループ、通りがかりの近所のYさんが勇気を奮って入りづらい店を覗いてくれたり、まぁまぁの賑わい。土曜日が平日より成績がいいなんて嬉しい様な考えさせられる様な傾向。と云っても売上は平均点に達しないんだけど。後一日営業すると一月が終る。月曜日は今年初めてのイベント、劇団ギルドの定期公演『誰?』去年は六月から二十回近く続けた公演だけど、今年は十二月まで毎月最終月曜日に公演をする予定。やるたびに面白くなっている芝居だから、まだ見たことがない人は勿論、既に見た人ももう一度見てみることをお薦めします。そう、それにお客さんが一杯入って、ウチの店の売上も上がって、何とか俺の給料が出る線に近づくといいんだけど。

2005.1.28

2005年01月29日 | Weblog
どう応対していいのか分からないお客さんだった。七時に入って来てカウンターの隅に座った二人の男は、ビールをチビチビ飲みながら業界系の話を始める。知った名前が次々出て来る。悪口も出て来る。どうやら俺が誰か、この店がどんな店だか知らずに喋っているのだ。途中劇作家のTさんが来店して業界系の話をしてくれたが、話に夢中になっている二人は聞いてない。結局十二時過ぎまで五時間、お代わりは一杯きり。ずっと業界の話を続けていた。まァ、途中でウチの店がどんな店だか気づかなかった方が幸いだったかも知れない。知ったらきまり悪かったに違いない。そんなことだから(どんなことなんだ?)お店は暇。金曜日は本当に暇。何故だ?金曜ミステリー劇場だよ、全く。それでも深夜になってAテレビの女性プロデューサーOさんが女性スタッフばかりで来てくれたりしたけど、三時半まで五人でワイン一本というのはね。もう一本頼んでよ、Oさん。

2005,1,27

2005年01月28日 | Weblog
今日は開店早々から4組続けてイベントの打ち合わせに来たのお客さんばかり。ビール一杯の売り上げもなし。その後三年振りに顔をだしたUちゃんを皮切りに深夜番組スタッフを引き連れて来店してくれた演出家のKさんまで普通のお客さんが来てくれたけど、一時は打ち合わせのお客さんばかりで一日が終るのではと脅えた程だった。今日は給料日(の翌々日)、スタッフのLちゃんに二日遅れの給料を渡す。社長の俺の給料は?勿論出ない。何とか月末までにはカードじゃなくて現金収入が俺の給料分はありますように。新居の家賃が払えないよ。

2005.1.26

2005年01月27日 | Weblog
一年前お店を始める時に必要なお金をかき集めたけど、予算がオーバーした為に営業するのに必要だと思っていた設備を諦めざるえなかった。でも、一年経ってその設備がないことがボディブローの様に効いて来た。映写設備、防音設備、防臭設備……一周年を前にこれからも店を続けて行く為にはどうしてもそれらの設備を導入しようと決心した。問題は……資金。三百万はいる。勿論ない。それどころか店の通帳は底をついていて月末の支払いが出来るかどうか?だから歩く。走る。資金調達の方法を探る。見つけたら頼みこむ。うまくいかない。当然だよね。そう簡単に儲かっていない店に金を貸す人はいない。でも、このままじゃ店が危ない。何とか一周年までには資金の都合をつけて出直してやる。桃井章とコレドは負けない。今日は夜突然何十人ものパーティが突然入って何十万もの売上があがるかも知れないと期待して店を開ける。でも、その期待は簡単に裏切られる。十一時までに来店してくれたのは近所のNさんとKさん、そしてプロデューサーのKさんとMさんだけ。もう駄目かと諦めかけた時に映画関係者たちが十数人と、常連のMちゃんが会社の人たちを引き連れてきてくれて、何十万とはいかなかったけど、何万円は行った。明日も期待して待って待って待ち続けよう。


2005,1,25

2005年01月26日 | Weblog
ランチを辞めた翌日ランチをやってればと後悔した。何と今日のお客さんはたった三人きり。売り上げも二万強。ランチをやってれば最低一万円は上乗せ出来たのにと、一時過ぎに仕方なく店を閉める時ぼやく。そして表は雨。手が凍りそうだとぼやく。

2005,1,24

2005年01月25日 | Weblog
目覚ましも鳴らないのに九時に目覚めた。慌てて起き上がろうとして今日からランチをやめることにしたことに気付き、もう一度眠ろうとしたが眠れない。ベッドから出て珈琲を飲みながら朝刊に隅々まで目を通す。こんなノンビリとした午前中は三週間ぶりだ。自分で始めた事だけどランチをやった後深夜までの営業をするなんて非人間的生活だったと反省。午後は歯科クリニックで定期検診。ゆったりとした時が流れる。五時に店に出る。今日までは時間に追われて掃除も行き届かなかったけど今日からは念入りにしよう。さぁ、開店だ。

2005,1,23

2005年01月24日 | Weblog
今日一日悩んだ。ランチのことだ。スタッフのLちゃんと二人、午前中からランチをやって、わずかの休憩を挟んで夜中まで働くことに元々無理があった。57才の俺は勿論、18才のLちゃんさえ限界を越えていることが顔色から窺えた。近所の皆さんに喜ばれているし折角一万円台を回復したのにもったいないけど、決断の時だと思った。午前2時、明日からランチは当分やらないとLちゃんに電話して、明日はゆっくり眠ってていいんだよと言った。

2005,1,22

2005年01月23日 | Weblog
ランチは休み。一週間の疲れがさすがに出て朝昼兼用の食事をした後も夕方まで昼寝していたら常連のNさんから早く店を開けろの電話。飛んで行くと別口の映画プロデューサーNさんも待っていて掃除する暇もなく慌ただしく営業を始める。その後も次々にお客さんがきて、土曜日なのにトータル18人。一時前に終わったので一週間で78時間も働いてくれたスタッフのLちゃん慰労のカラオケに行くが、彼女が歌っている間こっちは半分眠っている。

2005,1,21

2005年01月23日 | Weblog
夕べパーティーの後片付けが三時までかかり、寝たのが五時近かった為、起きるのが辛いし、足腰が痛い。弱気になって今日はランチを休もうと思ったけど、夕べ大阪から来たお客さんがランチにも来ると言ってたのを思いだし、ベットから飛び起きる。ランチは25人。今日で三日連続で一万円を越えた。やっと去年の暮れのペースを取り戻したか?夜は女性脚本家のYとA、それに店で知り合った経理事務所に勤めるNさんが早い時間から。S出版社のHさんが遅い時間から。最後はYさんとHさんが三時近くまで。女二人の人生模様と恋愛模様は晴れるか曇るか?