夕べはプロジェクター騒ぎでクタクタになったが、閉店後はこのまま部屋に帰る気になれず、六本木に出て、たこ焼きを食べながらハイボールを二杯ほど。続いて隣のカラオケに移って、浜田省吾の『東京』など数曲歌った後、六本木ヒルズで公開中の『イングロリアス バスターズ』(タランチーノ監督)を見る。『パルプフィクション』で初めてタランチーノの名前を知ったのは何年前だったろうか?その時こんな暴力性に満ちた作品は見たことがないと思ったけど、今回はそれ以上。更に戦争映画なのに明るくて楽しくておかしい。タランチーノの最高傑作だ。そんな映画を二人で二千円の夫婦割引で見る六本木の夜。でも、終わったのが5時を過ぎていたので部屋に帰って寝たのは6時過ぎ。それでも普通ならどんなに遅くとも12時前にはトイレに起きてしまうのに、今日はMに起こされて目を覚ましたのが3時過ぎ。9時間以上も眠ったなんてこの十数年記憶がない。余程疲れていたのか?でも、そんな時間まで寝てしまうと当然一日は短くなる。ハンバーグとじゃが芋をコンソメスープで煮込んだものと、キムチとオニオンスライス、晒ネギ、かい割れ大根、レタスをごま油と豆板醤で揉んだサラダ、柚子こしょうの効いた納豆、しめじの味噌汁で食事をしてから昨日の顛末を記した日記を書き終わったら、もうテレビは『内藤×亀田』のボクシング中継。テレビ局主導の世界タイトルマッチは興奮するより笑うしかない。チラッと見てから散歩に出る。途中、青山ブックセンターで一時間ほど寛ぐ。ゆったりと落ち着いた空間。本屋で癒されるなんてこの本屋ならではだ。世紀の難問「ポアンカレ予想」を証明したまま姿を消したロシアの天才数学者ペレルマンを描いた『完全なる証明』(M・ガッセン)を買って帰る。小中高と数学が大嫌いだったし、年のせいで最近は引き算ができなくなりつつあるのに、どうした心境の変化か?
☆年末は12/31まで営業(但し26日以降は12時閉店)、新年は1/7から営業いたします。
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