桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2012・6・29

2012年06月30日 | Weblog
午後、用事で五反田にきた母と駅前で待ち合わせて、立ち食い寿司を食う。この数カ月、母が五反田に来るとこの店に寄るのが習慣になっている。午後のひととき、80ウン才の母と64才の息子が並んで寿司を食う風景は他人にはどう映っているのだろうか?と思っていたら、その後で入ったカフェでお喋りする内に気づいてみれば俺はオバサン言葉になっていたりする処をみると、どうやら俺と母の関係は、親子と言うより近所のオバサン同士になっているのかもしれない。母と駅前で別れて、その後店の調理器具を買いに渋谷の大型家電にいこうと電車に乗ったのだけど、乗り物に乗るとすぐ眠くなる癖が出て、いつのまにか渋谷は通り越して代々木に。面倒くさくなってだったらこのまま有楽町の大型家電に行ってしまえと30分のお昼寝タイム。買い物をして5時過ぎに店へ。今日は早い時間からジャズ歌手のUさん、TテレビプロデューサーのOさんと高校のクラスメイトのTさん、広尾時代からウチで芝居をやる回数が一ニを争う女優のNさん、近所の広告会社社長のIさん、アクション物のシナリオライターとして一世を風靡したKさんと奥さんのKさん、そして彼女がプロデューサーとなってウチのスペースで一人芝居をすることになった有名女優のHさん、テレビAの関連会社社長のKさん、まだ30になるかならないかの若い女性なのにオーディオドラマの作家で且つその著作権まで管理する会社まで持ち更に僧侶の資格までもつMちゃんとその連れのXさん(名前を聞き忘れた)、何故か二人の歯科医師と来店した有名俳優のTさん、高校の後輩で広告会社勤務のSさん、法律事務所勤務のNさん、近所の三人のイチゲンさん、一人のイチゲンさんなどで賑わう。でも、その中に社長秘書のYさんの姿はない。もう十日も現れない処をみると、バーチャルな世界でだけど不埒な行動に及んだ俺愛想を尽かしたのかも知れない。そう、あくまでバーチャルな世界でだけど、こんな風に恋物語は終焉を迎える。これからはリアルな世界でのマスターとお客というだけの関係。あーあ、勝手に恋始めて、勝手に恋終わってしまった。

2012・6・28

2012年06月29日 | Weblog
バスタブの中で昨日買った「他人まかせの自伝・あとづけの詩学」(タブッキ)を読んでいたらホンの十五分ほどのつもりでいたのについつい引き込まれて一時間近く読み耽ってしまい、浴室から出たのが11時半になってしまったことで後のスケジュールが微妙に狂って来る。今日は15時半から渋谷の美学校で行われる小林政広監督の新作「ギリギリの女たち」の最終試写があるので、14時半には部屋を出なくてはならない。それまでに食事をして、日記を書いて、お金の計算をして、ためてしまった顧客名簿の整理をして、イベントスケジュールの追加と訂正をしてからプリントして、催促されているイベント予約者に覚書を郵送して、時間があまったらポルトガル語の宿題をやって‥‥と思っていたのに、途中イベントの関係者から問い合わせの電話があったり、マンションの管理組合の人が訪ねてきたりしたこともあって、2時半までにできたことと言ったら、晒しただけのオニオンスライスを敷いた上に盛りつけた牛肉のニンニクバターソティとプレーンオムレツ、たたみいわし、かぶの味噌汁でご飯を二膳食べて、日記を書いて、お金の計算を辛うじてやっただけ。そこで後の仕事は放棄して飛び出せば試写には間に合ったのだけど、そこまででかなり疲れてしまって、試写に言っても眠る可能性が大だったし、残った仕事も何とか今日中にしたいと思っていたし、それに今日はお店はO君一人だけで、且つ六時過ぎに予約があったことを思い出して、3時半から約二時間の試写を渋谷で見終わった後6時に店につくのはギリギリだと言い訳を一杯して、小林監督ごめんと渋谷の方角に手を合わせて、八月にユーロスペースで上映する時は絶対行くからと(ここで宣伝も兼ねて)約束して、ベッドにひっくり返る。駄目なのだ。本当に午後になると眠くて眠くてたまらなくて、おまけになんだかひどく疲労感を覚えてしまう。だから毎日ニンニクを二粒は摂取しているし、去年お金がなくなって定期購入をやめていた滋養強壮剤の「マカ王」も復活して元気モリモリを目指しているのだけど、もう往年の桃井章は戻ってこないのか?ととりあえずは年相応に嘆いてはみるけど、まだまだ未練たらしくスケベチックに生き延びていきたい

2012・6・27

2012年06月28日 | Weblog
昨日の日記は何だか尻切れとんぼで終わっていますねとスタッフのHKに言われる。さすが脚本を書くだけあってちゃんと文章を読めるんだなと感心したのは、母とタイ風カレーにバナナのニンニクバターソティで食事した後、満腹になってそのまま日記を書き出したら眠気に襲われ且つ書き出した時に想定していた論理展開を忘れてしまって、もう面倒くさくなってあんな風にまとめてしまった後ろめたさがあったからだ。翌日になって昨日の日記の補遺というのも変だけど、ちょっと気になっているので付け足すと、昨日の日記のテーマは異性に「モテル」ということはどんなことどんな状態なのかということだったのだ。確かにこれまでに何人かの女性と真剣につきあってきた。確か何人かの女性とは遊びでつきあってきた。そして確かに俺の廻りには女友達が大勢いる。でも、これって「モテテ」いることなのか?独身でいる時期が長ければ恋人ができても自然だろうと思うし、男と女のアクシデントだって時には起きるし、「女性的」に振る舞っていれば「女友達」もできるものだ。でも、これって断じて「モテテ」いることではない。「モテル」っていうのは、「同じ時期に」「複数の女性」から「異性として」好感を持たれる、ハッキリ言えば「抱かれたい」と思われることだと規定すると、俺の場合は全然「モテル」内に入らない。親しまれているだけだ。いや、それで何が不満なのかと問われたら、いえ別にとしか答えようがないし、ここで長々と「モテテ」いると誤解されている60男の「モテル論」を聞かされても何の意味もないだろうからこの辺で終わるけど、「モテル」ことは無理でも、いつまでも「艶っぽく」ありたいとは願うわけで、「SEXY APPEAL」は無理でも「SIXTY APPEAL」は常に発している男でありたいと思う訳で、それは「オンナ、女、おんな」といつも頭の中で妄想を駆り立てて、「性的人間」じゃないと成立しない気がして(ちょっと論理破綻か)どんないい女性が来るのだろうと期待に胸膨らませて店に出勤した今日。確かに高校の同期ではマドンナ中のマドンナのIちゃんがきてくれたことはきたのだけど、ご主人のHさんとその友人五人と一緒だったし、その六人が六人、鰯をオーダーしてくれて美味しい美味しいと食べてくれたのは嬉しかったのだけど、俺の髪の毛や衣服には六尾の鰯を焼いた煙の匂いが染みついて、たとえ何かの偶然でそんなチャンスが訪れても、俺はとても女性を抱きしめる体ではなくなっていた。

2012・6・26

2012年06月27日 | Weblog
今日は11時からポルトガル語の授業があったので、日記を書いて風呂に入った後、お皿にご飯を敷いてその上に目玉焼きを二つ、冷凍してあったシュウマイに菠薐草のニンニクバター炒めを添えただけの簡単なワンプレートで食事を済ませて、時間がなくなったので慌てて昨日着ていてソファに放り出していた黒いジャケットを着込んで表に飛び出したのだけど、しばらくしてジャケットの裏ポケットに「桃井」のネームが刺繍で縫ってあるのに気づく。うん?ユニクロで買ったジャケットに刺繍なんか縫ってある訳ないし‥‥と思った途端、そのジャケットが礼服の上着なのに気づく。そうか、暗がりにあるクローゼットから手さぐりで黒のジャケットを取り出したつもりが礼服の上着を取り出して着ていってしまった訳か。ということは昨日一日、カウンターの中で礼服の上着を着てドリンクを作ったりお客さんと話していたということか?誰か気づいたのだろうか?でも、誰にも何もいわれなかったし、俺のファッションなんかに誰も興味がないということか?なんて僻んでみたくなるのは、みんなから最近桃井はモテルモテルと煽てられることが多いのに、実質が全くないからだ。食事をしたり、お酒を飲んだりする相手はみんな昔つきあっていたり、10年以上ご飯だけの関係を続けているsさんで、新しく知り合った女性とデイトなんかしたことは一度もなく、全くモテテません。スタッフのhkに男にもてる方法を教えて下さいといわれたけど、もてる方法を聞きたいのは俺の方だとぼやいたら、65歳になろうとするのにまだモテようとするんですかと呆れた顔をされた気がする。うん、するよ。まだモテテモテテモテテやるよと俺は力強いモノローグ。

2012・6・25

2012年06月26日 | Weblog
眠い。とにかく眠い。昨日は11時に帰ってきて、そのままバタンキューで寝て、途中何度かトイレに起きたけど、8時近くまでベッドにいられたのだから、いつもよりは睡眠がとれている筈なんだけど、風呂に入っていてもウツラウツラ。何度目かの再読になる「インド夜想曲」(タブッキ)をお湯につけてしまった。そのまま部屋にいたらもう一度ベッドに逆戻りになっていた筈だけど、今日は午前中に整形外科に行った後で銀行での振込、給料の引き出し、両替をしておかなくちゃいけないので、11時前には部屋を出る。表は肌寒い。用事を済ませた後、急に温かいものが食べたくなって、母の処で天麩羅稲庭うどんを作って食べる。デザートは駅構内で売っていた300円のバームクーヘン。これが案外美味しくて嬉しくなる。食事後、そのまま持ち歩いていたパソコンで日記を書く。昨日のことはもっと書けそうだったけど、うまく感動が伝わらない。3時に予約しておいた歯科クリニックの検診をキャンセルして店へ。イベントスペースを使いたいというKさんがどうしても四時過ぎでないと予定が作れないと仰るので、会場の見学につきあう。今日はその他にも見学希望者がいて、何となく支配人風。六時開店。殆ど同時に近所のエステ関係の女性四人が来店。料理を次々に頼んでくれる。続いて会場見学のついでに飲んで行ってくれたSさんとAさんという女優二人。更に近所のエズラ好きの女性実業家Sさんと、この時点でスタッフのHKを入れて総勢8人の女性に囲まれる。この居心地はいいようなわるいような不思議な感覚だ。9時過ぎ社長秘書のYさんの同僚でモルトウイスキーファンのMさんがきて何となく落ち着く。他にお客さんは今日もいなり寿司持参の法律事務所勤務のNさん、今日は絶対日記NGの××さん、有名俳優のOさん、近所にある制作会社の社長兼プロデューサーのOさんたち、美人CMプロデューサーのRさん、近所のナイスバディのYさんなどで2時過ぎまで。夕方厨房食でHKに作ったポルトガル風たこカレーがうまったのでもう一度食べようとしたが、たった今Nさんに貰ったいなり寿司を食べたのを思い出して思い止まる。食欲旺盛といえばきこえがいいが、ボケじゃないかとも不安になる。

2012・6・24

2012年06月25日 | Weblog
普通「リスボンの夜」とタイトルがついているんだから夜にやるのが常識的だろうけど、それに平日の夜に開催した方がお客さんの集まりもよかっただろうに、それだとカウンターにもお客さんがいて、俺としては自分が企画したファドライブを楽しむことができないだろうと思って、今回は日曜日の真っ昼間に津森久美子ファドライブ「リスボンの夜3~その日乃木坂の午後はリスボンの夜になる」を強行することにした。でも、予想通りにお客さんの予約は低潮。最低30人集まらないと赤字になるのに前日までに予約があったのは20人に満たなかった。更に週末は幸か不幸か忙しかったので、体力的にかなり疲れ切っていて、特別メニューを含めてライブの準備をする時間が全くとれなかったもんだから、当日の朝を迎えるのが気が重かった。でも、だからって中止する訳にはいかないし、もう出たとこ勝負だと店に向かったら、案ずるより生むが易しというか、予約なしできてくれた当日客が六人もいたし、「リスボン風いわしの塩焼き」も含めて料理やお酒のオーダーも一杯出て、ギリギリ赤字にはならずにすんでホッとする。そして二時に開演したライブで津森久美子さんは圧倒的な声量とMCの巧みさで観客を巻き込んでいく。彼女が歌うと乃木坂がリスボンになる。終わるのが淋しくなる午後の時間。成功だった。でも、その陰にはお客さんできてくれたのにアシスタントをしてくれた所長秘書Yさんの中学から大学までの友人のRさんの獅子奮迅の活躍があった。有り難う、Rさん。本当だったら終わった後、お寿司か焼鳥を食べに行って労をねぎらいたかったが、ご主人が家で待っているからと帰ってしまったのは返す返すも残念。代わりにと言っては怒られるけど、8時前に元祖社長秘書のSに電話して麻布十番で待ち合わせて、一人打ち上げにつきあって貰う。いくらお腹が減っていて食い物に釣られて出てきたとはいえ、俺のグチに何もいわずにつきあってくれて、彼女にも感謝。

2012・6・23

2012年06月24日 | Weblog
現在、日曜日の朝八時すぎ。夕べ帰ったのが3時近くで、食事して寝たのが4時近くだったけど、今日は10時までに店に行って12時から始まるファドライブの準備をしなくちゃいけないので七時半起き。慌ただしく湯船に浸かった後、パソコンに向かったけど、今はこの位しか書く時間がない。後は帰ってからだ。

2012・6・22

2012年06月23日 | Weblog
一カ月前に映画監督の新藤兼人さんが100歳で亡くなられた時、真っ先に思ったのが監督の晩年の作品とその日常生活を孫としてそしてスタッフの一人として介護しながら付き添ったKさんのことだった。たまたま監督のお宅が店の近所にあったので、Kさんは介護の合間を見てウチの店に顔を出して息抜きしていたことは前にも書いた。でも、今年に入ってからは一月に顔を見せたきりになっていた。きっと監督の介護が大変なんだろうと近所だけど遠くから同情するしかなかったし、監督が亡くなってからはマスコミとの対応やさまざまな雑事に追われていて大変だろうと思うしかなかった。通夜や葬式は不幸にもイベントが重なっていて参列することはできなかったし、Kさんにはしばらく会うことはできないだろうと諦めていた。処が今日、そのKさんが突然店に現れた。何カ月も監督に付きっ切りで酒場生活にご無沙汰していたので今日からリハビリだという。俺は感激のあまり思わずKさんにハグして、思わず彼女の頭をいい子いい子していた。本当に頑張ったと思う。彼女がいなかったら新藤監督の晩年の二本の傑作は生まれなかったと言っても過言ではない。ちょうどその場に居合わせた有名俳優のOさんも同じ気持だったに違いない。よし、今日はKのお疲れ会だとワインのボトルを注文する。こっちも負けまいと二本目は俺が奢る。そこへウチで知り合った美人CMプロデューサーのRさんやその前からいた映画プロデューサーのKさんたちも混じってKさんを労う集いは四時近くまで続いた。俺は一度彼女の頭をいい子いい子したにも係わらず、カウンターの中から何度もよくやったよくやった、ご苦労さんご苦労さんと彼女の頭をなぜ続けていた。Kさんこと、新藤風さん、君はいい女です。★★★いよいよ明日の日曜日に迫った桃井章がプロデュースする津森久美子ファドライブ『リスボンの夜vol3』。タイトルは「リスボンの夜」だけど、開場はお昼の12時で開演は2時だから、真っ昼間からポルトガルのビール「サグレス」や緑のワインを飲みながら鰯の塩焼きや干し鱈のコロッケやトリッパを食べて、本場で歌っていた津森久美子のファドを聞く『リスボンの昼下がり』です。まだお席は十分にあります。日曜日の午後を桃井と一緒に飲んで騒ぎませんか?ポルトガルギター演奏・西村輝彦、6/24(日)開場12時開演14時・料金3000円 ~ご予約お問い合せはコレドシアター03ー3470ー2252まで

2012・6・21

2012年06月22日 | Weblog
朝の八時前に寝たのに誘眠剤を飲まずに寝たのがいけなかったのか十時前にはトイレで起きてしまう。用を足した後、今度はちゃんと誘眠剤を飲んで寝る。でも、駄目。12時前にはまた起きてしまう。もうこうなると四時間はちゃんと寝たんだと自己暗示をかけて起き上がるしかない。そして又してもにんにく二粒と焼いた200グラムのステーキを半熟卵どんぶり、ヤマイモとオクラと納豆のサラダ、しじみの味噌汁なんて栄養が満点すぎる食事を食べて活力を漲らせるしかない。でも、眠い。眠くて疲れていて、作業能率が上がらない。本当は日曜日に俺がプロデュースする津森久美子ファドライブの集客状況がイマイチなので来てくれそうな人に働きかけたり、他の準備もしなくちゃいけないのに、日記とお金の計算をして、今日が期限の消防署に出す書類を書くので精一杯。四時過ぎには部屋を出て、仕入れをして五時半には店に入る。六時開店早々、一番乗りはいつも妖しい魅力をふりまく歯科医のSちゃん。今日はこれから秋田から上京してくる父上と食事するらしく「女」というより「娘」の顔で、全然妖しくない。続いて仙台から上京してくるたびに寄ってくれるSさんたち、ジャズシンガーのYさん、昨日のNさんの知り合いのIさんとTさん、そしてエロ顔のEさんと最初彼女を連れてきてくれたTさん、SミュージックのKさんたち、女性脚本家のIちゃんと続いて、最後は「今日はYさんは来てないんですか」と彼女とは一番の仲良しで、昨日も一緒に飲んでいたMちゃんが冗談で俺をからかいながら入って来る。それまでお酒は一滴も飲んでなかったけど、Yさん話をするのにアルコールなしでは出来ないのでMちゃんと話しながらウイスキーをチョビチョビと飲んでいる内にいつのまにかそれがグイグイになって1時まで。もうこうなったらと「焼鳥食べにいかない?」とMちゃんを誘ったが、「旦那が迎えにきてくれているので」とあっさり振られてしまったので、大人しく帰宅して、又してもニンニクたっぷりのアラビアータを食べる。今日はニンニクを四粒体内に摂取★★★いよいよ明後日の日曜日に迫った桃井章がプロデュースする津森久美子ファドライブ『リスボンの夜vol3』。タイトルは「リスボンの夜」だけど、開場はお昼の12時で開演は2時だから、真っ昼間からポルトガルのビール「サグレス」や緑のワインを飲みながら鰯の塩焼きや干し鱈のコロッケやトリッパを食べて、本場で歌っていた津森久美子のファドを聞く『リスボンの昼下がり』です。まだお席は十分にあります。日曜日の午後を桃井と一緒に飲んで騒ぎませんか?ポルトガルギター演奏・西村輝彦、6/24(日)開場12時開演14時・料金3000円 ~ご予約お問い合せはコレドシアター03ー3470ー2252まで

2012・6・20

2012年06月21日 | Weblog
N省N研究所のSさんと後から来た映画プロデューサーのKさんが昨日のこの日記のイニシャルの間違いについて指摘して、三人のYさんが誰かを詮索したり、デザイナーのKさんがスタッフのHKをからかったり、近所のナイスバディのYさんがまったりとカウンターで時を過ごし、法律事務所勤務のNさんが現在執筆中の芝居の台本についてあれこれうまくいかない理由についてハイテンションで言い訳したり、社長秘書のYさんの同僚のMさんが今日も自分のボトルの様にモルトウイスキーのダルモアを抱えてショットで飲み続けたり、ポルトガル女性のCを紹介してくれた劇作家のTさんが自分の芝居の稽古帰りに寄ってくれて珍しく強いお酒を飲んでビックリさせたり、某国営放送局のIさんが友人二人と来てご機嫌で喋り続けて行ったり、高校の同期生の娘で女優のOさんがTさんと四五年ぶりに来てくれて、彼女が※※才になったと聞いて時が経つのをしみじみと感じたり、カリスマ美容師のKさんが師匠筋のヘアカラーアーティストと来てかなり酔っぱらったり、途中,映画初監督作品の「樹海」の打ち上げの二次会でYさんがメインスタッフ十人と寄ってくれて一瞬バタバタしたけど、HKと二人でまわすには適度に忙しく、それでも何とかお客さんの応対をこなすことが出来て、彼女には12時半前に引き上げて貰って、後は女優のOさんとしみじみこの数年間の人生を語ったりして一日を終わろうとしていた時に、美人脚本家のNさんから電話。彼女が執筆して現在某国営放送局でオンエア中の「初恋」という番組の打ち上げの流れで今から二十数人で行くけど、大丈夫かと聞かれ、いや、それは困るという権利も義務も理由もなく、待ってますと答えてからが64歳桃井章のかなり忙しいミッドナイト。主演女優のKさん、相手役の男優Iさんたち,そしてスタッフたちがシャンパン、ワイン、モルトウィスキー、カクテルと飲むこと、飲むこと。おまけにお腹のすいたスタッフにカレーを出したりして、女優のOさんに手伝いましょうかと言わせてしまう程のアタフタぶりだった。それでも三時半近くには解散となって、一人残った美人脚本家のNと一杯飲もうということになり、これまで彼女のデビューに立ち会って全部の作品を見てきて、その中にはいくつもの大ヒットドラマがあったけど、今回のドラマはそれまでの彼女の作品にない骨太の構成を持っていて、純粋に一視聴者として毎回楽しみにしていたので、ドラマの成功を祝って乾杯して盛り上がっていたら、プロデューサーのOさんが演出家二人の戻ってきて、Nを囲んでのお疲れ会になる。俺は別にNをあるドラマでデビューさせただけで,師匠でもなんでもないのだけど、妙な身内意識が生まれてこの優秀なスタッフに感謝する気持になってしまい、とてももう店は終わりですとは言えずにズルズルと六時近くまでやってしまう不思議。そしてこんな時こそ疲れているんだからタクシーで帰ればいいのに、もう電車が通っているからと駅のホームに向かう不思議。でも、さすがに朝の七時半に部屋についた途端にベッドに倒れ込んで爆睡したのは何の不思議もない●桃井章プロデュース・津森久美子ファドライブ『リスボンの夜vol3』ポルトガルギター演奏・西村輝彦、6/24(日)開場12時開演14時・料金3000円 ~ご予約お問い合せはコレドシアター03ー3470ー2252まで