桃井章の待ち待ち日記

店に訪れる珍客、賓客、酔客…の人物描写を
桃井章の身辺雑記と共にアップします。

2011・11・29

2011年11月30日 | Weblog
昨日携帯を壊したことで図らずも自分が携帯依存人間であることを自覚することになってしまった。一昨日携帯で芝居の日程その他についてやりとりしていたLプロダクションのNさんとは固定電話でのやりとりがチグハグになって困ったり、昨日のライブに来てくれた人たちにお礼の電話(この場合はメールか)が出来ない。バックアップはしてあるものの番号は全て携帯の中に入っているからだ。部屋の固定電話からかけると非通知設定になってしまうらしく母には不審がられる。とにかく困って夕方五反田のドコモショップへ駆け込む。やはり修理が必要ということで預けてデータを移した代替機を借りる。早速Nさんに電話して色々取り決める。連絡する約束をしていたAさんにも電話する。昨日から今日にかけて貰ったメールにも返信してホッと安堵する。これは完全に携帯依存症にかかっている。ドコモショップで時間を想像以上に食ってしまったので5時半に店へ。今日はMが休みなので慌ててバーカウンターの開店準備と米本さんは会社が終わってから会場入りするので、それまでにイベントスペースのセッティングをするが、終わるか終わらないかの時点で写真展への最初のお客さん。まだやり残したことがあったので慌てたが、米本さんのご両親と分かって残った作業を続けながら娘さんの写真展を見て貰う。ご両親はその後カウンターに移られて娘さんが来るまでの間ワインを飲んで行ってくれる。そして今日はご両親の他にも写真展を見に来られた四組のお客さんがみんな飲んで食べて行ってくれる。だったらMがいないし、さぞかし忙しかっただろうと想像する勿れ。カウンターのお客さんは徳島帰りでジャコをお土産に持ってきてくれた映画監督兼教育評論家のHさん、忘年会の下見にいらした二人組、近所の映像制作会社のカメラマンのS君たち三人の合計6人だけ。怖くて集計してないけど、11月の収支決算はかなりやばい。★「米本康子ポルトガル写真展・旅の途中」11/24(木)~12/1(木)午後6時より。入場無料。

2011・11・28

2011年11月29日 | Weblog
今日でコレド主催の「津森久美子ファドライブ」は三回目になるのだけど、前日まで予約者が20人を切っていたので、どうなることか案じていたら、当日客がかなりいた上に招待客もきてくれて何とか格好がついて、アーティストに払うギャラも最低線は確保できた上に、観客の皆さんがご飲食をかなりしてくれたので、何とか赤字になることだけは避けることが出来た。本当はこのことについて、そして終わった後にわざわざ俺とお喋りしにきてくれたラジオドラマ作家兼女性経営者のMちゃんや1月にパーティをやってくれるので幹事さんを連れて下見にきてくれたYちゃんのことや、最後まで残って俺とお喋りをしてくれた在仏の女性小説家Kさんや一緒にいらした臨床心理士?のRさんのことを一杯書きたいのだけど、もう出かける時間になってしまったのでまた明日。実は今日携帯を道に落としてしまったら以後画面が点灯しないばかりか受信も出来なくなってしまったのでドコモショップへいくことが最優先にしなくてはならない。俺も本当に携帯に依存する人間になってしまった。★「米本康子ポルトガル写真展・旅の途中」11/24(木)~12/1(木)午後6時より。入場無料。

2011・11・27

2011年11月28日 | Weblog
六本木のスーパーで売っている鰯は頭とハラワタを処理してあって、言ってみれば首なし死体だ。スーパーの店長にきいたらそうしてないと売れないと云う。ちゃんとした料理屋だったら魚河岸で仕入れするだろうし、あの近辺で鰯を買うのはどんな店で、どんな風に鰯料理をするだろうか?やっぱり焼き魚にするなら全身がちゃんとあった方がいいのに思いつつ、それしかないと買うしかないのだが、五反田のスーパーにはちゃんと尾頭付きの鰯が置いてあるので、時間がある時は出来るだけそこで買うことにしている。今日も十尾買った。ただ鰯だけ買って帰ってきた。本当は何か食べたいものを買うつもりで出かけたのに体調不良で(二日酔いではない)食べたいものが見つからなかったので、鰯だけになってしまったのだ。そして部屋に帰ってから携帯をいじりだす。数日前あんなに携帯メールの文句を言っていた俺が携帯メールを送信し続ける。月曜日にウチの店が主催する「津森久美子ファドライブ」の予約数が少ないので、何とか観客数を増やそうとメールアドレスを登録してある人でファドに興味ありそうな人に片っ端からメールを送り続けたのだ。今日の明日じゃなかなか来てくれる人はいない。皆断わりのメールばかり。でも、そのメールにも返信したり、ついでにプライベートな話題まで送って来る人がいたので、それにまた返信したり、やっぱりメールは時間がかかると思いつつも、今日に限ってはその便利さを享受する。本当は今日も夕方から「米本康子ポルトガル写真展」をやっているので店に出るつもりだったのだが、メールの発信と明日のイベントのメニュー作りなどに手間取ったのと、体調不良だったこともあって店に出ないことにする。二日酔いの時でもちゃんと食事する俺が、うどん一杯で終えてしまうのはちょっとやばい。明日はお昼から出なくちゃいけないし、早めにベッドに入ることにしよう。★コレドプレゼンツ「津森久美子ファドライブ」11月28日(月)6時半開場8時開演・料金三千円(1ドリンク付き)40名様限定・出演 津森久美子(ファディスタ)高柳卓也(ゲスト ファディスタ ギター)月本一史(ポルトガルギター)・予約お問い合わせは03ー3470ー2252コレドシアター(17時以降)★「米本康子ポルトガル写真展・旅の途中」11/24(木)~12/1(木)午後6時より。入場無料。

2011・11・26

2011年11月27日 | Weblog
このことも以前何度か書いた覚えがあるけど、俺は店が終わった後一人で飲みに行くなんてことは殆どない。そりゃお客さんやスタッフとラーメンや焼肉を食べに行った時についでにお酒を飲んだりすることはあるけど、それは「食」が主目的で飲まないでいいなら飲まないですませたい。多分アルコールがそんなに好きじゃないのだろう。俺の場合は人とつきあう為のアルコールだ。でも、そんな俺でも年に一度か二度店を終わってからたまらなく飲みたくなる夜がある。今日がそうだった。でも、折角電車で帰ることが出来る時間に店をでたのに、高い酒代とタクシー代を覚悟する経済的余裕と度胸が今の俺にはない。ただでさえ今月は今年に入って(営業日17日の一月を除く)最低の売上を記録しそうな上に、月曜日に催されるコレド主催のファドライブの集客がサッパリで、このままだとアーティストへの最低保障分を支払うと5万円近くの赤字になってしまう状態なので、だから今日もそんなにアルコールを欲していたのに乃木坂駅の階段を下るしかない。でも、電車に乗ってから迷う。このまま部屋に帰るのは嫌だ。誰かと話したい。代々木上原経由で下北沢へ行き、知り合いの店に行って酒を飲んでも罰は当たらないのでないか?いや、そんなことをしたらタクシー代を入れると1万円以上の出費になる。とんでもない、とんでもないと明治神宮前原宿で下りてしまう。でも、そこからJR原宿駅にいくまでに迷いだす。酒を飲まないで映画を見よう。先週途中からしか見なかった「マネーボール」を六本木に戻って見てもいいんじゃないかと引き返しかける。いや、でも映画を見たらタクシー帰りだ。そんなことはいかん、いかんとまた階段を昇ってJRの構内へ駆け込む。処が俺の意志はまた揺らぎだす。部屋に帰るのがとにかくいやなのだ。帰ってどうしようもないバラエティか深夜番組を見て週末を過ごさなくちゃいけないと思うと、たまらなく自己嫌悪に陥ってしまい、渋谷駅に着いたら電車を下りてしまっていた。そして井ノ頭線の満員電車に乗って下北沢へ。そして旧知のJAZZBAR『L』へ。もう店内に入ってしまえば居直るしかない。カウンターでマスターのOさんと共通の知り合いや映画やラムについてのお喋りを二時間ほど。何とその間に俺は名前の知らないラムを五杯も飲んでいた。一杯三千円のラムもあったから本当は凄い金額になるのだろうけど、そこはOさんのお情けに縋って、帰りのタクシー代もいれて約一万円の散財!迷いに迷ったけど、飲みに来てよかったと思えた下北の夜。★コレドプレゼンツ「津森久美子ファドライブ」11月28日(月)6時半開場8時開演・料金三千円(1ドリンク付き)40名様限定・出演 津森久美子(ファディスタ)高柳卓也(ゲスト ファディスタ ギター)月本一史(ポルトガルギター)・予約お問い合わせは03ー3470ー2252コレドシアター(17時以降)★「米本康子ポルトガル写真展・旅の途中」11/24(木)~12/1(木)午後6時より。入場無料。

2011・11・25

2011年11月26日 | Weblog
朝起きてみたらリスボン在住のPさんからまた返信があって、Aの自宅の住所と電話番号も教えてほしいというのでメールを返す。でも、挨拶に続いて住所だけでも携帯で且つ英語で書くのってかなりの手間。小一時間もかかって疲れる。せめてパソコンで書くのだったら少しは時間が短縮できるのにと思う。誰か携帯メールのアドレスを直接入力ではなくパソコンに簡単に移す方法を知っていたら教えて下さい。どちらにしろ携帯のメールが嫌いなのは確かだけど、今時は仕事の連絡を含めてメールばかり。でも、ここで何回も書いたと思うけど、全員が全員こまめにメールをチェックする人間ばかりとは限らないので要注意。この間も人と約束していて時間に現われないからどうしたのかとヤキモキしていたらメールで今日はいけないと入っていた。でも、それを受信したのはどんな事情か分からないけど、約束の時間を2時間も過ぎた頃。その人が悪いとは言わないけど、待たされた方にしてみればクソッ冗談じゃないぞとなる。どうして直接電話してこないのか分からない。電話できない事情とはなんなのか憶測だけが膨らむ。ポルトガルへメールして疲れたのに、この数日お金が全然あわないので、今週に入ってからの計算と瓶票のチェックをやり直してみたのだが、やっぱり数万円あわない。こんなことを三時間も続けているとホント嫌になって、疲労困憊した状態で店へ。本当は店に出たら明るく元気な桃井章でいなくてはならないのだけど、出かけるまでの労働で疲れ果てていることが多々あって今日みたいに座り込んでいる時がある。そんな時、女房ばかり働かせてマスターが休んでいちゃ駄目だろと関西風ツッコミをされると、カチンときて思わずうるせえ!と怒鳴り返しそうになったりする(東京では関西風ツッコミは、特にコレドでは要注意だということを喚起しておきます。コレドでは商売一直線ではなく面倒臭いマスターがいるので、お客の勝手だろは通用しません。これまでも五人以上の常連客がマスターに逆らって出入り禁止になっています)さて、そんな訳で(どんな訳もないのだけど)今日の「米本康子ポルトガル写真展」には俺が通っているポルトガル文化センターのM先生を初め大勢の仲間がきてくれて、且つポルトガル風料理を中心に料理のオーダーも一杯あって、揚げたバカリャウのコロッケが40個、焼いた鰯が5尾、トリッパが三皿、他にも色々とオーダーが続いて嬉しい悲鳴。でも、今日はO君が休みだった上に俺が相手するお客さんが多かったこともあって、終わった時には厨房のシンクの中には汚れたお皿が山積みになっていた。こんな時にはシンクの中に汚れた包丁がそのままになっているので気をつけなくちゃと思っていたのに、洗う時に気をつけていたことをやって指を切ってしまう。一人残った厨房でバンドエイドに血を滲ませつつ片手で続ける洗い物は時間がかかる。今日は携帯メールと洗い物、一日の初めと終わりに片手仕事。★コレドプレゼンツ「津森久美子ファドライブ」11月28日(月)6時半開場8時開演・料金三千円(1ドリンク付き)40名様限定・出演 津森久美子(ファディスタ)高柳卓也(ゲスト ファディスタ ギター)月本一史(ポルトガルギター)・予約お問い合わせは03ー3470ー2252コレドシアター(17時以降)★「米本康子ポルトガル写真展・旅の途中」11/24(木)~12/1(木)午後6時より。入場無料。

2011・11・24

2011年11月25日 | Weblog
イベントスペースで「米本康子ポルトガル写真展・旅の途中」が始まった。今日はオープニングだったけどお客さんは数人。ちょっと淋しい。バーカウンターの方もプロデューサーのKさん、某制作会社の経理担当役員のIさんたち、久しぶりに来店してくれた女性キャスティングマネージャーのHさんたち、京都の税理士のTさんたちら1時半に閉店するまでに合計10人余りとかなり淋しい。そんな中、メールが入った気配がしたので見てみたらリスボン在住のポルトガル人Pさんからった。Pさんとは今年の正月にリスボンにいった時に、今は音信不通になった上に名誉棄損で俺を訴えると息巻いているポルトガル人のAの紹介で知り合い、現地では運転を含めてとても世話になった人だったが、何しろ言葉の壁があるもんだからそれ以後連絡を取り合ってなかったのに、突然のメール。何のことかと見てみると、多分(というのは英語だから)Aと連絡が取れなくて困っているので、連絡先を至急教えてほしいというのだ。どうやらAはリスボンの運送会社のPさんともトラブルを起こしている様子だ。俺とAとのトラブルの経緯、及びAと連絡が取りたくとも取れなくなって困っているのは俺も一緒だと店が終わって部屋に帰ってからメールするのに二時間はかかってしまった。携帯で且つ英語で事情説明するなんてメール嫌いの飲み屋のオヤジには骨が折れる。でも、疲れて眠たいのにどうしてそんな懸命にメールの返信をしたかというと、人がいいポルトガル人とはとても思えないAの包囲網を作る為だ。何しろ50万円だからな。今日だってO君とMに給料を払って、色々な振込をしたら、もう俺の役員報酬20万円は(それも9月分の)は預金不足でひき出せないのだよ、A。50万円というお金は今の俺にはあの時よりずっと重たくなっている。★コレドプレゼンツ「津森久美子ファドライブ」11月28日(月)6時半開場8時開演・料金三千円(1ドリンク付き)40名様限定・出演 津森久美子(ファディスタ)高柳卓也(ゲスト ファディスタ ギター)月本一史(ポルトガルギター)・予約お問い合わせは03ー3470ー2252コレドシアター(17時以降)★「米本康子ポルトガル写真展・旅の途中」11/24(木)~12/1(木)午後6時より。入場無料。

2011・11・23

2011年11月24日 | Weblog
そんな訳(22日の日記参照)でかなりの睡眠不足で見た「ツィゴイネルワイゼン」(鈴木清順監督)。以前に見た映画だし、眠ってしまう可能性が強かったのに気づいてみたら2時間24分が瞬く間に経っていた。いや、これは瞬く間とは言わない。夢を見ている間に映画は終わっていたのだ。俺は眠っていたのか?いや、目は覚めていた。でも、夢を見ている間と云うのがピッタリの2時間24分だったのだ。それは主人公たち(原田芳雄と藤田敏八)が死と生との間を行ったり来たりする映画だったこともあり、個人的に親しかった二人が既に亡くなっていると云うこともあり、俺は夢の中であっちの世界に行っていたのかもしれない。異常な映画体験だった。個人的な事情がそう思わせたのか?以前見た時は映画人の端くれとして頭の中で見てしまったのに、今は心でこの映画を受け止めることが出来たのか?死が身近になった年齢だから感じることが出来たのか?とにかくこんな映画体験させていただいたことに感謝して店へ。でも、まだツィゴイネルワイゼン体験は続いていて、今日もきてくれた京都祇園のママTさんの関西風突っ込みに対処できない。でも、考えてみればTさんはこの映画の主役をやっていた藤田敏八さんの未亡人であるMさんの紹介で俺は知り合ったのだし、MさんとTさんとは藤田敏八さんの一周忌の法要が京都であった時に偶然知り合ったと云うのだから、この映画がその日の俺を支配していたというのは大袈裟か?明けて23日。母と食事してから休日だけど店へ。明日からウチのスペースで開催される「米本康子ポルトガル写真展・旅の途中」の搬入作業につきあう。米本さんの写真はポルトガルの陽と陰、光と影と云った対照的世界を見事に映し出している。入場は無料です。興味のある方は是非ご覧になってください★「米本康子ポルトガル写真展・旅の途中」11/24(木)~12/1(木)午後6時より(土日は13時より)入場無料。★コレドプレゼンツ「津森久美子ファドライブ」11月28日(月)6時半開場8時開演・料金三千円(1ドリンク付き)40名様限定・出演 津森久美子(ファディスタ)高柳卓也(ゲスト ファディスタ ギター)月本一史(ポルトガルギター)・予約お問い合わせは03ー3470ー2252コレドシアター(17時以降)★「米本康子ポルトガル写真展・旅の途中」11/24(木)~12/1(木)午後6時より。入場無料。

2011・11・22

2011年11月23日 | Weblog
今日のどうでもいい噺はちょっとした勘違いから始まる。どんな勘違いかというと、ニュープリントになって一月に公開される「鈴木清順監督 浪漫三部作」の試写が他の二作は午前十時から行われたのに、今日の「ツィゴイネルワイゼン」だけは3時からになっていたのに昨日まで気づかず、歯科クリニックの予約を午後三時に入れてしまっていたのだ。それに気づいて、どうしようかと悩んだが、今日見ないと絶対後悔する気がしたもんだからT先生に無理を言って午前十時に割り込ませて貰った。処がここで俺の睡眠時間問題が起きる。午前中の十時に茅場町のT歯科クリニックに行く為には八時には起きなくてはならないのだけど、夕べは店が賑わったこともあり、部屋に帰ったのが4時半。さて、ここでいつもの睡眠導入剤マイスリーを飲んだら、8時に起きられないのではないかと危惧して、今日はマイスリーなしで寝ることにしたのだが、これが裏目にでた。もう二週間も薬に頼った睡眠を続けていたのがモロに影響したのか、一時間起きに目が覚めてしまうのだ。結局8時まで眠ったのか眠れなかったのか分からない時間が続いて、茅場町に向かう。30分早く着いたので歯科クリニックの一階にある珈琲屋で珈琲を飲む。その時、ふとショートケーキが置いてあるのに気づき、無理を云った俺にT先生たちに持っていこうと歯科衛生士のSさんたちの分まで入れて6つのショートケーキを包んで貰う。ところが、どんな事情があったのか、いつもは三人体制でやっているのに今日は二人体制で、クリニックはバタバタモード。とてもケーキをゆっくり昼休みに食べることが出来るモードじゃない。生菓子じゃなかったら明日明後日でも食べられるが賞味期限は本日限りだ。ショートケーキを買ったことを悔やむ。診察を終えて、会計を済ませてもケーキを渡すきっかけが掴めない。結局、折角買ったショートケーキを持ったまま俺は11時過ぎに五反田に戻ってしまうことになったのだが、問題はそのショートケーキの始末だ。いつも貰い物をするお隣のKさんには娘さんが三人いるから喜ばれると思ったのだが、ベルを鳴らしても誰も出てこない。30分待ってみる。まだいらっしゃらない。そこで2時半に部屋を出る予定なんだから、その時にもう一度ベルを鳴らせばいいやと思わずに、もしもまたいらっしゃらなかったら、このショートケーキは無駄になると思った俺は、狂ったようにショートケーキを食べ続け、五つ食べた処でギブアップ。胃から喉にかけてむかついて吐き気に襲われる。3時からはどうしても見たい映画の試写だ。何とかしてギリギリまで眠りたいと、マイスリー錠のお世話になって眠ろうとする。処が胃袋がむかついてなかなか眠りに入れない。バカだ。ホントにバカだと自分を呪う。ただでさえ午後の時間は眠りに入りがちなのにこんな睡眠不足で映画を見たら眠ってしまったら、大体この映画を見る為にクリニックの予約を変更して貰い、その為に睡眠時間が短くなり、お礼に持って行ったケーキの処理に困ってまたまた眠れないことになってしまうなんて、これぞ本末転倒だ。多分ウトウトしたのは1時間少しだ。夕べから合わせて途切れ途切れに三時間の睡眠時間で俺は鈴木清順監督の名作「ツィゴイネルワイゼン」を見に、マンションから歩いて五分のイマジカの試写室に向かったのだった(長くなりそうなのでこの続きは明日)★コレドプレゼンツ「津森久美子ファドライブ」11月28日(月)6時半開場8時開演・料金三千円(1ドリンク付き)40名様限定・出演 津森久美子(ファディスタ)高柳卓也(ゲスト ファディスタ ギター)月本一史(ポルトガルギター)・予約お問い合わせは03ー3470ー2252コレドシアター(17時以降)★「米本康子ポルトガル写真展・旅の途中」11/24(木)~12/1(木)午後6時より。入場無料。

2011・11・21

2011年11月22日 | Weblog
今日はレギュラーの女性CMプロデューサーのRさん、悠々セカンドライフのSさん、格安旅行会社経営のKさん、映画監督兼教育評論家のHさん、一緒に住んで文化勲章を受けた映画監督Kさんの世話をしている女性映画監督のKちゃんの他に、遠方から近隣から珍しいお客さんが大勢きてくださった。まずは京都の祇園で会員制のバーをやっているRさんが関東近辺に住んでいるお店のお客さん五人を引き連れて来店。みなさんはRさんの毒舌と関西風突っ込みに最初から馴れているみたいだったが、俺は一々マジにとってしまったりして会話がギクシャク。でも、いつもそうだ。ギクシャクしながらもう十年以上のつきあいで、東京に来るたびに寄ってくれるいいお客さんだ。もう一組の遠方組の先陣を切ったのはY君。彼と同僚のFちゃん、Aちゃんはいい飲み仲間で週の内三日は一緒に飲んでいる仲良しだったのだが、Fちゃんが会社をやめてニューヨークに続いて香港に旅立ったのをきっかけに残り二人で飲むという訳にもいかないらしく、この三カ月会って飲まなかったらしい。処が、Y君が今日久しぶりにきてみんなの話題になった時に、Aちゃんの携帯を何故か知っている俺がふと彼女に電話してみたら風呂上がりだけど駆けつけるという。だったら香港にいるFちゃんともお喋りしようと国際電話をかけてみたつもりが、何とFちゃんは商談でこの二日間日本に帰ってきていて、今台湾人の同僚と飲んでいるとの返事。当然の如く彼女と同僚をコレドに呼び寄せたのはいうまでもない。他にも音楽著作権ビジネスをしているTさんが連れてきた人に大分県出身の赤坂の料亭の女将がいたりしたもんだから、大分出身のKさんや大分支店が長かったY君と大分交流が図られたりして、夜はいやが上にも盛りあがったが、以前通っていた時と同じように超美人のAちゃんが泥酔して色っぽくなると同時にグラスを割ってお開きになったのだった。★22日(火)に予定されていた「第三回即興劇の夜」はエントリー少数の為中止します。★コレドプレゼンツ「津森久美子ファドライブ」11月28日(月)6時半開場8時開演・料金三千円(1ドリンク付き)40名様限定・出演 津森久美子(ファディスタ)高柳卓也(ゲスト ファディスタ ギター)月本一史(ポルトガルギター)・予約お問い合わせは03ー3470ー2252コレドシアター(17時以降)★「米本康子ポルトガル写真展・旅の途中」11/24(木)~12/1(木)午後6時より。入場無料。

2011・11・20

2011年11月21日 | Weblog
今年初めに募集した時もそうだったが、即興劇の出演者を個人単位で募集すると全然集まらない。今回もそうだ。土曜日の段階で10人も集まらなかったので、火曜日に行う予定だった「第三回即興劇の夜」を中止した。三人単位とか四人単位でエントリーを募集すると裁ききれない程希望者が集まるのに、一人じゃ出来ないというのはよく分からない。三人とか四人のグループだと、元々役柄(大まかにS的とかM的とか)を固定できるし、どんな題を出されてもリーダーが展開する能力があるということか?でも、それって即興劇(インプロ)?と思ってしまうし、そんな形じゃ俺はプロデュースしないだろう。そんな訳で昨日までにエントリーしてくれたみんなに断わりと謝罪の電話をかけまくって疲れる。ベッドで「楡家の人びと」と仮眠。起きてから来年やる芝居の人物のキャラクター作り。俺の芝居は殆どがひとり芝居か二人芝居なので、三人?(ひょっとすると四人)もちゃんとした俳優が出る芝居をやるのはちょっと新鮮。夕食は母と一緒と決めていたので、五反田駅前で買い物して電車で母の家へ。今日はすき焼と稲庭うどん。いつものように「老々お喋り」しながら母も俺と同じ位に食べたので安心する。8時過ぎに暇して30分歩いて家へ。桜田通りも高輪台に向かうにつれ、やけに淋しく感じられるのは今日に限ってのことなのか?誰かから電話があったらそのまま飲みに行きたいモードだったが、誰からもそんな電話はなく、そして一人で新宿や下北沢に飲みにいく勇気と元気はなく、途中のコンビニの明かりだけがに拠り所的に思えてきて、店内をしばしウロウロしてミックスナッツとカシューナッツとコーラとアイスクリームを買うと部屋へ帰る。テレビで野球とバレーとバラエティをサーフィンしながらベッドに座り込んでナッツを口に頬張るとコーラで流し込み、それが終わるとアイスクリームを舐めて、またコーラ。それを繰り返す。そういえばこんなキャラクターが今度の芝居に出てくる予定。★22日(火)に予定されていた「第三回即興劇の夜」はエントリー少数の為中止します。★コレドプレゼンツ「津森久美子ファドライブ」11月28日(月)6時半開場8時開演・料金三千円(1ドリンク付き)40名様限定・出演 津森久美子(ファディスタ)高柳卓也(ゲスト ファディスタ ギター)月本一史(ポルトガルギター)・予約お問い合わせは03ー3470ー2252コレドシアター(17時以降)★「米本康子ポルトガル写真展・旅の途中」11/24(木)~12/1(木)午後6時より。入場無料。